大盗賊

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大盗賊
LOST WORLD OF SHINBAD[1]
監督
脚本
製作
出演者
音楽 佐藤勝[2]
製作会社 東宝[3][2][4]
配給 東宝[2][4]
公開 日本の旗 1963年10月26日[3][1][4][5][6]
上映時間 97分[3][1][5]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 2億3000万円[7]
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大盗賊』(だいとうぞく)は1963年昭和38年)10月26日に公開された日本時代劇映画[3]。製作は東宝撮影所。配給は東宝。カラー、東宝スコープ[3]

概要[編集]

戦国時代の貿易商人菜屋助左衛門を題材とするが、史実よりもアクションを重視した魔法や仙術も登場する破天荒な冒険活劇となっている[8][9][4][6]。脚本は、特撮作品などを多く手掛けていた木村武(馬淵薫)と関沢新一が共同執筆を行った[8][9]。助左衛門の豪放磊落なキャラクターは、演じる三船敏郎のイメージが反映されている[6]

同年に映画『マタンゴ』で導入されたオックスベリー社の最新光学合成撮影機「オプチカルプリンター1900シリーズ」が本格的に用いられた[10]。魔法や仙術の描写に合成が多用されたほか、大凧のシーンでも三船をミニチュアセットに合成している[8][4][6]

船舶の多くは、ミニチュア特撮で表現された[4]。本作品の撮影風景は、アメリカの雑誌『LIFE』の表紙にもなった[6]

1966年には、本作品とほぼ同じスタッフ・キャストによる姉妹作品『奇巌城の冒険』が制作された[11][12][13]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

本編[編集]

特殊技術[編集]

同時上映[編集]

クレージー作戦 くたばれ!無責任

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k ゴジラ画報 1999, p. 108, 「大盗賊」
  2. ^ a b c d e f ゴジラ画報 1999, p. 238, 「東宝製作・配給【分野映画】65年史 作品年表」
  3. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 546, 「東宝特撮映画作品リスト」
  4. ^ a b c d e f 円谷英二特撮世界 2001, p. 99, 「大盗賊」
  5. ^ a b 東宝ゴジラ会 2010, p. 296, 「円谷組作品紹介」
  6. ^ a b c d e 超常識 2016, pp. 221–222, 「Column 東宝特撮冒険映画の系譜」
  7. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)200頁
  8. ^ a b c 東宝特撮映画全史 1983, pp. 426–428, 「一般映画の中の特撮」
  9. ^ a b ゴジラ大全集 1994, pp. 60–61, 「東宝特撮映画史 ゴジラ誕生 ゴジラの復活」
  10. ^ 「『マタンゴ』川北監督に訊く」『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日、73頁。ISBN 978-4-86491-013-2 
  11. ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 433, 「一般映画の中の特撮」
  12. ^ ゴジラ画報 1999, p. 132, 「奇巌城の冒険」
  13. ^ 「column 特撮ファンタジー・冒険映画」『東宝特撮全怪獣図鑑』東宝 協力、小学館、2014年7月28日、22頁。ISBN 978-4-09-682090-2 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]