メルセデス・F1 W04

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メルセデス・F1 W04
カテゴリー F1
コンストラクター メルセデス
デザイナー ボブ・ベル
先代 メルセデス・F1 W03
後継 メルセデス・F1 W05 Hybrid
主要諸元
エンジン メルセデス・ベンツFO108F
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム メルセデスAMG F1ペトロナス・F1チーム
ドライバー ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ
イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
出走時期 2013年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 360
初戦 2013年オーストラリアGP
初勝利 2013年モナコGP
最終戦 2013年ブラジルGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
383981
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メルセデス F1 W04 (Mercedes F1 W04) [1]は、メルセデスAMG F12013年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー

概要[編集]

中国GPで復帰後初優勝を記録したにもかかわらず、コンストラクターズ選手権5位という不本意な形で終えた2012年シーズンに続き、チーム代表ロス・ブラウンは、チームのエンジニアリングポジションに広範な変更を加えた。フェラーリからアルド・コスタHRT F1チームからジェフ・ウィリスロータスF1チームからマイク・エリオットが加入。これと並行してメルセデスで長年モータースポーツ担当副社長を務めていたノルベルト・ハウグが去り、ウィリアムズのエグゼクティブディレクターを務めていたトト・ウォルフが就任した。 また、ドライバー面では引退したミハエル・シューマッハの後任としてルイス・ハミルトンマクラーレンから移籍。ニコ・ロズベルグとタッグを組んだ。

不本意な形で終わった前年に比べ、マシンの戦闘力も大幅に向上。2013年シーズンはレッドブルセバスチャン・ベッテルによる記録的な圧勝劇の中、ロズベルグがモナコイギリス、ハミルトンがハンガリーをそれぞれ制した。

ドライバーズランキングではハミルトンが4位、ロズベルグが6位。コンストラクターズランキングでもフェラーリを僅差で抜きレッドブルに次いでランキング2位になるなど大躍進を遂げ、2010年に参戦して以来、最高の成績を収めシーズンを終えた。

スペック[編集]

ソース[2][3]

シャーシ[編集]

エンジン[編集]

  • エンジン名 メルセデス・ベンツ FO108F
  • 気筒数・角度 V型8気筒・90度
  • 排気量 2,400 cc
  • 最高回転数 18,000 rpm (FIA規定値)
  • バルブ数 32
  • ピストンボア 98 mm (FIA規定値)
  • 重量 95 kg (FIA規定最低重量)

記録[編集]

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ポイント ランキング
AUS
オーストラリアの旗
MAL
マラヤ連邦の旗
CHN
中華人民共和国の旗
BHR
バーレーンの旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
SIN
シンガポールの旗
KOR
大韓民国の旗
JPN
日本の旗
IND
インドの旗
ABU
アラブ首長国連邦の旗
USA
アメリカ合衆国の旗
BRA
ブラジルの旗
2013 9 ドイツの旗 ロズベルグ Ret 4 Ret 9 6 1 5 1 9 19 4 6 4 7 8 2 3 9 5 360 2位
10 イギリスの旗 ハミルトン 5 3 3 5 12 4 3 4 5 1 3 9 5 5 Ret 6 7 4 9

脚注[編集]

  1. ^ a b "TEAM PROFILE Mercedes". Formula1.com. 2013年3月2日閲覧。
  2. ^ "メルセデスAMG F1 W04スペック表". Topnews. 2013年3月2日閲覧。
  3. ^ "F1 W04 解説". STINGER. 2013年3月2日閲覧。