乙女のパンチ

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乙女のパンチ
ジャンル テレビドラマ
出演者 山崎静代南海キャンディーズ
黒谷友香
姜暢雄
岩佐真悠子
加賀まりこ
蟹江敬三
エンディング 安室奈美恵「Sexy Glrl」
製作
プロデューサー 貸川聡子(共同テレビ
制作 NHK
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2008年6月19日〜2008年7月24日
放送時間木曜日20:00-20:43
放送枠ドラマ8
放送分43分

特記事項:
ハイビジョン制作
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乙女のパンチ』(おとめのパンチ)は、NHK総合テレビ2008年6月19日から7月24日までNHK木曜ドラマ8枠にて放送された日本のテレビドラマ

概略[編集]

職を転々としていた女性が、プロボクサーになることを夢見て上京。さまざまな出会いを重ねながらチャンピオンの座を目指す。

当作で主役を演じる、しずちゃんこと山崎静代南海キャンディーズ)は『笑える恋はしたくない』(2006年12月・TBS系)以来の主演ドラマとなる。

あらすじ[編集]

早乙女ひかるは親の離婚で養護施設で育ち、高校卒業後は特に夢もなくテレフォンオペレーターを勤めていたが、クレーム客と口論し会社をクビになる。時をおかず、付き合っていた男にもフラれ、また転職先でも仕事に熱意が持てず、自分の将来に漠然とした不安を感じ途方に暮れていた。  

そんなある日、偶然見かけたプロボクサーに一目ぼれ、下心から彼の所属するボクシングジムに通い始める。しかし、そのプロボクサーは妻子持ちであったことから失恋するも、スパーリングでK.Oされた時に感じた充実感や、米国で活躍する女子プロボクサー・NATSUKOの活躍を知り、ボクシングの魅力に取り付かれる。  

本気でボクシングに取り組もうと決意したひかるは、子供時代の記憶に残る、やられてもやられても立ち上がるボクサー・森田正広が経営する森田ジムに入門すべく上京。しかし森田は、自分の意に反して家を出た娘に対する感情と女子ボクシングに対する懐疑から「女にボクシングを教える気は無い」と拒絶するも、ひかるの熱意に折れ「女性だからといって特別扱いはしない」という条件で入門を認める。すぐに音を上げるだろうと高を括っていた森田だが、しだいにひかるの熱意が本物である事に気付き、プロテスト合格と同時にリングネームを与える。

出演者[編集]

ゲスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

放送日程[編集]

各回 放送日 サブタイトル 視聴率
第1回 6月19日 大逆転! 9.5%
第2回 6月26日 デビュー戦 10.2%
第3回 7月03日 殴れない! 7.7%
第4回 7月10日 再起にかける 7.5%
第5回 7月17日 快進撃 8.4%
第6回
(最終回)
7月24日 運命の対決 9.1%
平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)

エピソード[編集]

  • ナインティナインのオールナイトニッポンで、当時山崎静代が「乙女のパンチ」の主演を務めることを知らなかった岡村隆史あしたのジョーを買いあさっていた姿を紹介した。岡村は「(山崎静代は)よほどストレスが溜まっているんだな」と勘違いしたが、リスナーから「それはドラマの役作り」との指摘を受けて「(山崎静代は)頑張っているなぁ」と感心した。
2008年6月5日放映土曜スタジオパークにゲスト出演した山崎静代の発言から
  • ドラマ8は主に中学生・高校生向けの作品を制作する方針だが、「ボクシング見てるよ〜」と盛んに山崎静代に声をかけるほど反応が高いのは意外におばちゃんだったという。
  • プロデューサーは、ドラマのオファーの段階で、山崎静代が趣味とはいえボクシングを始めていたことを全く知らなかった。
  • 蟹江敬三は、ドラマ内で何度か山崎静代とスパーリングをしている。その時、手加減すると画面で分かるから、できるだけ本気で殴ったとのこと。それでもボディが強いので一切動じず、もっと強く殴っていいかなと思ったという。山崎静代も「蟹江さんのパンチが一番痛かった」と認めた上で、「痛い演技は難しいので、本気で殴ってくれて嬉しかった」と話した。他に蟹江は山崎にワセリンを使った悪戯や足の裏をくすぐったりしながら、山崎の緊張を解きほぐした。
  • 山崎静代の体重は、クランクインからクランクアップまでの間にボクシング効果で8キロ減量した。
  • ボクシング指導の梅津正彦氏は、山崎静代からのパンチが入り、翌日も痛が続いた経験を告白。梅津はプロの選手と比べても、下半身にキレがあると絶賛。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

NHK総合テレビ ドラマ8
前番組 番組名 次番組
乙女のパンチ