南海キャンディーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南海なんかいキャンディーズ
メンバー 山崎静代
山里亮太
別名 南キャン、南海
結成年 2003年
事務所 吉本興業
活動時期 2003年 -
出身 山里
NSC大阪校22期
山崎
ABCお笑い新人グランプリ
吉本のオーディション
出会い 山里からの誘い
旧コンビ名 コンビ
山崎・山里
すずらん
南海ホークス
山崎
西中サーキット
山崎二宮
山里
侍パンチ
足軽エンペラー
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 漫才
ネタ作成者 山里亮太
現在の代表番組 プレミアMelodiX!
過去の代表番組 笑っていいとも!
落下女
南パラZ!
Qさま
おはスタなど
同期 ダイアン
久保田かずのぶ(とろサーモン
NON STYLE
オードリー
ナイツなど
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2004年 第25回ABCお笑い新人グランプリ 優秀新人賞
2005年 第40回上方漫才大賞 優秀新人賞
2005年 第43回ゴールデン・アロー賞 新人賞
テンプレートを表示

南海キャンディーズ(なんかいキャンディーズ)は、吉本興業東京本社(東京吉本)に所属するお笑いコンビ。略称は南キャン南海2003年6月結成。M-1グランプリ2004・2005・2009ファイナリスト(2004 準優勝)。

メンバー[編集]

山崎 静代(やまさき しずよ、1979年2月4日 - )(45歳)
ボケ担当、立ち位置は向かって右。
京都府福知山市出身、大阪府茨木市育ち。
通称及び愛称はしずちゃん
山里 亮太(やまさと りょうた、1977年4月14日 - ) (46歳)
ツッコミ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって左。
鹿児島県鹿児島市生まれ、千葉県千葉市花見川区出身。
通称及び愛称は山ちゃん

来歴[編集]

山里が山崎を誘う形でコンビを組んだが、下積み時代に山里の素行が原因で前説に呼ばれず、数えるほどしか経験がなかった[1]。しかし、結成2年目の2004年、M-1グランプリで準優勝。これをきっかけとして翌年の2005年からは多くのテレビ番組で活躍している。

2000年代後半から一時期、山里はナレーター業・山崎はボクサーとしての活動に個々で専念していたためそれに伴ってコンビでの活動機会は減少傾向にあったが、2016年M-1グランプリ出場を足がかりとして徐々にコンビ活動を再開している。この時期について2人は、コンビ仲が非常に悪かったと明かしている。

エピソード[編集]

  • 結成後しばらくは「山崎から山里を誘った」と公言していた。これは山崎の前の相方である二宮が非常に野球が上手く(大リーグのトライアウトの受験経験がある)、そのせいもあって芸人の先輩から非常に可愛がられており、そんな二宮の相方を山里が奪ったとなれば先輩からの風当たりが強くなり大阪で芸人ができなくなると恐れた山里が「しずちゃんから誘ったことにして欲しい」と山崎に頼んだからである[2]
  • 山里によると「自分達の(M-1の)ベストバウトは2009年の準決勝だった」らしく、これには山崎も同調している[3]
  • M-1グランプリ2016の準決勝では、時間切れによる強制終了という不本意な形で敗退。また山里のスケジュールの都合により、敗者復活戦への出場は辞退した[4][5]
  • M-1グランプリ2017の決勝進出者発表から数時間後に放送された『山里亮太の不毛な議論』では、打ち上げに行っていた山崎が急遽呼び出されゲストとして生出演。2人で反省会を行った後、2018年2月にて初の単独ライブ開催を発表した[6]

賞レース成績・受賞歴など[編集]

M-1グランプリ[編集]

結果 エントリーNo. 決勝戦キャッチコピー 備考
2003年 準決勝敗退 1008
2004年 決勝2位[7] 2598 初物尽くし 決勝戦 2位通過
2005年 決勝9位[7] 3357 相方以上恋人未満
2006年 不参加
2007年 不参加
2008年 準決勝敗退 3714
2009年 決勝8位 4602 漫才という名の赤い糸
2010年 不参加
2015年 不参加
2016年 準決勝敗退[8] 2119[8] 敗者復活戦欠場
2017年 準決勝敗退[8] 2466[8] 敗者復活戦6位
2018年 不参加 ラストイヤー[注 1]

その他(受賞)[編集]

出囃子[編集]

葉加瀬太郎 with 小松亮太情熱大陸

出演[編集]

レギュラー[編集]

過去に出演した番組[編集]

テレビドラマ[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

映画[編集]

テレビアニメ[編集]

その他[編集]

  • ゆず「リボン」(2006年)8曲目「チェリートレイン」に参加
  • 子ぎつねヘレンとゆかいな仲間たち(2006年)映画『子ぎつねヘレン』の外伝的ショートムービー集、「バー・きたきつね」に出演

DVD[編集]

  • バトルオワライヤル(YOSHIMOTO WORKS)山里のみ
  • ダイナマイト関西2006 〜オープントーナメント大会〜(R and C、2006年12月6日)特典映像のみ
  • 南海キャンディーズ初単独ライブ「他力本願」(よしもとミュージックエンタテインメント、2018年4月11日[11]

連載雑誌[編集]

単独ライブ[編集]

  • 2018年
    • 2月16日、17日 - 「南海キャンディーズ初単独ライブ「他力本願」」(東京グローブ座)
新作漫才のほか、山里のレギュラーラジオ「不毛な議論」のリスナーの応募の中から選ばれたネタ、塚本直毅(ラブレターズ)による書き下ろしによる初のコントなどが披露された。同年4月11日には2日目の模様を収めたDVDが発売された。
  • 2024年
    • 3月22日、23日、24日 - 「南海キャンディーズLIVE「南海キャンペーンズ」」(東京・本多劇場)
22日は「山崎静代の日」と題し、山崎が主演を務め、じろう(シソンヌ)、吉住、中野周平(蛙亭)、鄭亜美が出演し、劇団アンパサンド主宰の安藤奎が作・演出を手がけた舞台「人吸い」を上演。23日は「山里亮太の日」と題し、山里の相方役として古舘伊知郎水田信二和牛)、あの太田光爆笑問題)が出演した即興漫才企画「まんざいこわい」を開催。24日はコンビ結成2度目となる南海キャンディーズの単独ライブを敢行。

関連人物[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2023年にTVerで配信された『M-1アナザーヒストリー』では結成年は正しいが、「2017年がラストイヤー」と誤って紹介されている。

出典[編集]

  1. ^ "山里亮太の不毛な議論". TBSラジオ 水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論. 29 June 2011.
  2. ^ ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』2012年9月22日
  3. ^ 「M-1完全読本2001-2010」のインタビュー
  4. ^ M-1グランプリ決勝進出組が発表 南海キャンディーズ、無念の敗退…。
  5. ^ 2016年11月20日の山里によるツイート
  6. ^ 南海キャンディーズの初単独ライブ 「他力本願」 開催決定、リスナーからネタ募集”. お笑いナタリー (2017年11月23日). 2018年5月27日閲覧。
  7. ^ a b 大会の歴史”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年1月7日閲覧。
  8. ^ a b c d 南海キャンディーズ | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年1月7日閲覧。
  9. ^ “南キャン山里が結婚後初CM 「もう、一人のからだやない!」相方・しずちゃんの言葉に感激”. ORICON NEWS (ORICON). (2019年7月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2139764/full/ 2019年7月11日閲覧。 
  10. ^ ~南海キャンディーズが、久しぶりに二人揃って広告キャラクターに!!~ 南天のど飴とコラボレーション、”南天”キャンディーズに!! 新感覚CM動画『南天キャンディーズの痛快通販』公開』(プレスリリース)常盤薬品工業、2016年10月11日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000021913.html2016年10月11日閲覧 
  11. ^ 南キャン初単独ライブ「他力本願」DVD発売、山里誕生日にイベントも”. お笑いナタリー (2018-02-16日). 2021年5月4日閲覧。

外部リンク[編集]