マツダ・CX-4

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マツダ・CX-4
フロント
リア
概要
製造国 中華人民共和国の旗 中国
販売期間 2016年 -
設計統括 岡野直樹(主査)
デザイン 小泉巌(チーフデザイナー)
ボディ
乗車定員 5名[1]
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 FF4WD
パワートレイン
エンジン SKYACTIV-G 2.0
SKYACTIV-G 2.5
最高出力 SKYACTIV-G 2.5:
141 kW (192 PS) / 6,100 rpm[1]
最大トルク SKYACTIV-G 2.5:
252N・m / 4,000 rpm[1]
変速機 6速AT
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,633mm
全幅 1,840mm
全高 1,530-1,535mm
車両重量 1,545kg[1]
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マツダ・CX-4(シーエックス-フォー)は、マツダが製造・販売するクロスオーバーSUVである。一汽馬自達(マツダ)を介しての中国市場専売車種。

概要[編集]

2016年6月中国で発売[2]。中国国内において、CX-7の後継車種として販売される。2015年フランクフルト・モーターショーで初公開されたコンセプトカー「」(コエル・KOERU)[3]を市販化したもの。

コンセプトはヤング・ライフスタイル・エリート(お金も教養もあり新しい価値観を持つ人たち)をターゲットにした「エクスプローリング・クーペ[4]CX-5のプラットフォームをベースにしつつ、全高を180mm、ボンネット高さを70mm下げ、前輪のサスペンションやリア部分のフロア、燃料タンクを新設計し、車高を下げつつ操縦安定性や衝突安全性を保った[4]

中国市場における(長安を含む)他のマツダ車同様、全車SKYACTIV-Gのみの設定で、SKYACTIV-Dの設定はない。これは、中国における軽油の品質問題からディーゼルエンジンを投入できないためだという[4]。搭載されるエンジンは、2.0 L(PE-VPS 117 kW)と 2.5 L(PY-VPS 143 kW)の 2種類で[5]、2.0 Lエンジンモデルは前輪駆動のみで、トランスミッションは6速MTスカイアクティブドライブオートマチックトランスミッションが選択可能。2.5 LエンジンモデルはAWDとなり、6速ATを標準装備する[6]

2020改良型 リア
2020年改良型 フロント

年表[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、2020年8月8日、131頁。ISBN 978-4-7796-4170-1 
  2. ^ a b マツダ、北京モーターショーで新型クロスオーバーSUV「CX-4」を初公開
  3. ^ クロスオーバーコンセプト「Mazda 越KOERU」”. マツダ. 2018年3月10日閲覧。
  4. ^ a b c マツダ、異例の中国専売車「CX-4」 開拓者の役割を担う”. 日刊工業新聞 (2016年8月31日). 2018年3月10日閲覧。
  5. ^ DeMuro, Doug (2018年1月1日). “The Mazda CX-4 and CX-8 Exist in Other Markets”. Autotrader.com. 2018年10月9日閲覧。
  6. ^ 2020 Mazda CX-4 facelift is all about the looks”. formacar.com. 2020年11月2日閲覧。
  7. ^ マツダ、フランクフルトモーターショーで「マツダ越KOERU」を初公開
  8. ^ マツダ、北京モーターショーで新型クロスオーバーSUV「CX-4」を初公開
  9. ^ 「CX-4」が「2017中国カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」を初受賞

関連項目[編集]

外部リンク[編集]