クレイヴン・コテージ

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クレイヴン・コテージ
Craven Cottage


2007年のクレイヴン・コテージ

地図
クレイヴン・コテージの位置(グレーター・ロンドン内)
クレイヴン・コテージ
施設情報
所在地 イングランドの旗 イングランド ロンドン フラム
位置 北緯51度28分30秒 西経0度13分18秒 / 北緯51.47500度 西経0.22167度 / 51.47500; -0.22167座標: 北緯51度28分30秒 西経0度13分18秒 / 北緯51.47500度 西経0.22167度 / 51.47500; -0.22167
起工 1780年 (コテージとして)
開場 1896年 (スタジアムとして)
修繕 1972年、2004年
所有者 フラムFC
運用者 同上
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 100m × 65m
設計者 スコットランドの旗 アーチボルド・リーチ
使用チーム、大会
フラムFC (1896年-2002年、2004年-)
フラムWFC (2000年-2003年)
収容人員
22,384人
アクセス
#アクセスを参照。

クレイヴン・コテージCraven Cottage)は、ロンドンテムズ川沿いのハマースミス・アンド・フラム・ロンドン特別区に存在するサッカー専用スタジアム。オープン当初からフラムFCがホームスタジアムとして利用している。収容客数は22,384人だが[1]>、2006年3月19日に行われた対チェルシーFC戦では22,486人の入場が記録された。

歴史[編集]

名称の由来となったコテージは1780年に第6代クレイヴン男爵ウィリアム・クレイヴンにより建設された。現在は住宅地が広がっているこの地区は、当時はアン・ブーリンが所有する猟場や森が存在していた。

この家屋は1888年に火事で失われ敷地は放棄されていた。

19世紀に現在のフラムFCの前身が誕生すると、チームはこの敷地でサッカーを競技できるように土地を整備した。土地の所有者には入場券の何割かが物納で払われていた。チケットが残る最初の試合は1886年10月10日の対ミネルヴァ英語版戦である。観客席もすぐに設けられ、煉瓦の色からオレンジ・ボックスと称された。

これらは仮設備であったが、ロンドン・シティ・カウンシルは安全性に懸念を覚え、スタジアムを閉鎖しようとした。1905年に裁判が行われ、チームが建築家アーチボルド・リーチの設計による新スタジアムを建設することで和解された。赤煉瓦を用いたスタジアムは15,000ポンドかけて建設された。スタジアムは現在指定建造物 (listed buildings) に指定されている。

2002年から2年間全面的な改修工事が施され、その間は当時下部リーグのFAディビジョン2(3部相当)に所属していたクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)のホームスタジアムであるロフタス・ロードを暫定本拠地として使用した。

施設概要[編集]

スタンド
  • 北スタンド (ハマースミス・スタンド)
  • 南スタンド (パトニー・スタンド)
  • 西スタンド (リバーサイド・スタンド)
  • 東スタンド (ジョニー・ヘインズ・スタンド)
東スタンドから撮影したクレイヴン・コテージ

アクセス[編集]

スタジアムはロンドンのフラム地区、キングス・ロードテムズ川を渡るパットニー橋の北詰近くの川沿いに位置する。最寄り駅はロンドン地下鉄パットニー・ブリッジ駅(1kmほど)。

入場者数[編集]

平均入場者数[編集]

  • 2007-2008: 22,658 人(プレミアリーグ
  • 2006-2007: 22,279 人(プレミアリーグ)
  • 2005-2006: 20,606 人(プレミアリーグ)
  • 2004-2005: 19,838 人(プレミアリーグ)
  • 2003-2004: 16,342 人(プレミアリーグ)
  • 2002-2003: 16,707 人(プレミアリーグ)

最多入場者数[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Premier League Handbook 2020/21”. Premier League. p. 18. 2021年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月12日閲覧。

外部リンク[編集]