TM NETWORK LIVE IN POWER BOWL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TM NETWORK
LIVE IN POWER BOWL
ジャンル コマンド選択式アドベンチャー
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 ジェン・クリエイティブハウス
発売元 CBS・ソニー
プロデューサー 山元哲治
ディレクター RYOTARO HASEGAWA
デザイナー HEADBAD KASAHARA
MUCHIUCHI KODAMA
シナリオ HIROYUKI NAKADA
プログラマー PARASOL TSUNAKAWA
音楽 TM NETWORK
美術 DARK KOHJIRO
TOBOKETA OKAMOTO
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 198912221989年12月22日
その他 型式:ESP-T9/ ESPG31
テンプレートを表示

TM NETWORK LIVE IN POWER BOWL』(ティーエム・ネットワーク ライブ・イン・パワーボール)とは、1989年12月22日CBS・ソニーから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。

概要[編集]

1999年、地球滅亡直前の状況を目撃した主人公が、突然1989年TM NETWORKのレコーディングスタジオにタイムスリップし、TM NETWORKと共に人類滅亡を阻止するタイムパラドックスが絡むSFアドベンチャーゲーム。通常のオーソドックスなアドベンチャーゲーム同様、調べたいオブジェクトにカーソルを合わせて調査を進めて行く。

ちょっとした判断ミスや判りにくいフラグ立ての失敗がゲームオーバーに直結したり、グラフィック上何も無い場所を調べないとアイテムを入手出来ない場合があったりと、ゲームの難易度はかなりシビアである[2]。ストーリー中には3D迷路やカーチェイスなどのミニゲームも盛り込まれている。

作中ではBGMとして、ファミコン音源でアレンジされた「Self Control」(1987年)、「COME ON EVERYBODY」(1988年)などと言ったTM NETWORKの曲が流れる。終盤ではライブのリアルな画像がファミコンレベルで再現されている。

あらすじ[編集]

1999年12月24日の13時42分、"SDI計画"の中で打ち上げられた戦略防衛衛星「コロセウム」が突如暴走し、世界の各都市を攻撃。世界中に壊滅的ダメージを与えた末に、地球は消滅した。

この爆発エネルギーに巻き込まれる形で過去にタイムスリップした少年がいた。少年は「コロセウム」が打ち上げられる2日前の1989年12月22日にタイムスリップし、10年後の地球消滅を阻止するため、TM NETWORKのメンバーたちの協力を得て「コロセウム」の打ち上げを阻止しようと奔走する。

登場人物[編集]

  • 主人公
    1999年からタイムスリップして来た少年。超高性能コンピューター「MUE」を愛用する。
  • こむろ - 小室哲哉
  • きね - 木根尚登
  • ウツ - 宇都宮隆
  • むらた - 渡辺浩弐
    TM NETWORKのマネージャー。
  • まるやま - 丸山茂雄
    「コロセウム」の開発者。
  • たかはし - 高橋裕二
    「コロセウム」の開発者の一人。
  • さかもと - (かわはらえいこ)※漢字不明
    「コロセウム」の開発者の一人。
  • グザウスキー
    「コロセウム」の開発者の一人。名前のネタ元はミック・グゾウスキーと思われる。
  • ミツコ - 森口友紀子 [1]
    ジャーナリスト。ミツコという名前であるが、「小室みつ子」ではない。
  • マーク
    グザウスキーの息子。マークという名前であるが、「マーク・パンサー」ではない。

他の実写キャラ[編集]

  • 受付嬢 - (おかべたかこ)※漢字不明
  • パンクボーイ - (きよもとひろし)※漢字不明

※ 漢字不明キャラの演者は、エンディングにてローマ字表記で表示される。

スタッフ[編集]

  • エグゼクティブ・プロデューサー丸山茂雄
  • プロデューサー:山元哲治
  • ディレクター:RYOTARO HASEGAWA
  • ゲーム・デザイン:HEADBAD KASAHARA、MUCHIUCHI KODAMA
  • グラフィック:DARK KOHJIRO、TOBOKETA OKAMOTO
  • シナリオ:HIROYUKI NAKADA
  • サウンド・アレンジ:TOSHICHAN ZAMA
  • プログラム:PARASOL TSUNAKAWA
  • サウンド:TM NETWORK

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通23/40点[3]
ファミリーコンピュータMagazine17.23/30点[1]

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では6・6・7・4の合計23点(満40点)[3]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.23点(満30点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.23 3.09 2.66 2.69 2.74 2.82 17.23

脚注[編集]

  1. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、194頁。 
  2. ^ M.B.MOOK『懐かしファミコンパーフェクトガイド』37ページ
  3. ^ a b TM NETWORK ライブインパワーボウル まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年4月26日閲覧。