森田たま

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随筆家・森田たま生誕の地

森田 たま(もりた たま、1894年12月19日 - 1970年10月30日)は昭和期の小説家随筆家。 元参議院議員(1期)。北海道出身者初の女性作家。位階従四位。長女はデザイナー森田麗子、息子に映画プロデューサー森田信

略歴[編集]

週刊文春』 1959年12月14日号文春歌舞伎『京鹿子娘道成寺』の一場面。右から、加藤芳郎平岩弓枝小山いと子芝木好子五味康祐平林たい子、森田たま

作品[編集]

  • もめん随筆(正1936年、続1937年)のち新潮文庫、中公文庫 
  • 貞女(随筆、中央公論社、1937年)
  • 随筆きぬた(中央公論社、1938年)
  • 随筆竹(中央公論社、1939年)
  • 鉛の兵隊(童話、中央公論社、1939年)
  • 桃李の径(少女小説集、実業之日本社、1939年)
  • 花菖蒲(短篇集、竹村書房、1939年)
  • 石狩少女いしかりをとめ(長篇小説、実業之日本社、1940年)
  • 随筆歳時記(中央公論社、1940年)
  • 楊柳歌(詩集、甲鳥書林、1941年)
  • 招かれぬ客(実業之日本社、1941年)
  • 双蝶(有光社、1941年)
  • 少女小説 踊り子(実業之日本社、1942年)
  • 秋茄子(実業之日本社、1942年)
  • 私のアンデルセン(中央公論社、1942年)
  • 針線余事(中央公論社、1942年)
  • はるなつあきふゆ(錦城出版社、1943年)
  • ホテルの人々(東寶書店、1943年)
  • 婦女讀本(生活社、1943年)
  • 随筆ゆく道(共立書房、1946年)
  • 幸福の銀貨(国立書院、1947年)
  • 菜園随筆(大地書房、1947年)
  • 紅梅少女(湘南書房、1948年)
  • 今昔(暮しの手帖社、1951年/2005年復刊)
  • 踊り子草(ポプラ社、1953年)
  • きもの随筆(文芸春秋新社、1954年)
  • 雲の上の散歩(ひまわり社、1955年)
  • ヨーロッパ随筆(寶文館、1955年)
  • ふるさと随筆(寶文館、1955年)
  • 苔桃(東方新書、1955年)
  • 随筆ふるさとの味(講談社、1956年)
  • 新粧(小説、講談社ロマンブックス、1956年)
  • ゆき(美和書院、1956年)
  • 柳の芽(美和書院、1956年)
  • きものおぼえ書(講談社、1957年)
  • 押絵の女(東方社、1958年)
  • 第三の火(小説、講談社ロマンブックス、1958年)
  • 待つ(文藝春秋新社、1959年)
  • 絹の随筆(講談社、1961年)
  • きもの草子(牧羊社、1961年)
  • をんな随筆(講談社、1962年)
  • としまあず(小説、講談社ロマンブックス、1962年)
  • ぎゐん随筆(講談社、1964年)
  • 随筆をんなの旅(鹿島研究所出版会、1967年)
  • きもの歳時記(読売新聞社、1969年)
  • 森田たま随筆全集全3巻(講談社、1972年)
  • 森田たま随筆珠玉選1‐3(ぺりかん社、1982年)

関連書籍[編集]

  • 『わたしの森田たま』東京文化センター。
  • 岩下保『在りし日の森田たまさんと国語の諸問題』八峯叢書。
  • 『森田たまと素木しづ──しなやかに煌めく感性のかたち』北海道立文学館。

脚注[編集]

  1. ^ 『札幌人名事典』164頁

参考文献[編集]

  • 『札幌人名事典』(札幌市教育委員会編、札幌市発行、さっぽろ文庫66、1993年)
  • 『北海道人物・人材情報リスト 2004 な-わ』(日外アソシエーツ編集・発行、2004年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]