埼玉資産家夫婦死体遺棄事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

埼玉資産家夫婦死体遺棄事件(さいたましさんかふうふしたいいきじけん)とは、2013年1月28日埼玉県久喜市2012年12月末より行方不明であったスイス在住の51歳投資ファンドマネージャー資産家男性と48歳の妻の死体が見つかった事件。

警視庁死体遺棄容疑で数人の男の逮捕状を取り行方を追っていた。

事件概要[編集]

この夫婦は2012年11月に日本へ帰国、会社の同僚に栃木県日光市で行われるパーティーに参加すると伝え、12月7日東京都中央区銀座マンションを出たのを最後に連絡が途絶えた。このパーティーには福山雅治も参加するとされていたが、実際にはパーティーすら実施されておらず、夫婦は嘘の話で誘い出されたと見られている[1]

2014年9月19日東京地方裁判所の田辺三保子裁判長は、元会社役員被告人に対し、強盗殺人罪を適用して、死刑を言い渡した[2]

2016年3月16日東京高等裁判所藤井敏明裁判長は、元会社役員の被告人の控訴棄却した[3]

2018年12月21日最高裁判所第2小法廷鬼丸かおる裁判長は、元会社役員の被告人の上告を棄却、死刑が確定した。

2021年現在、東京拘置所収監されている。

脚注[編集]