See-Saw

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See-Saw
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
アニメソング
ゲームソング
活動期間 1993年 - 1995年
2001年 - 2006年
2019年 -
レーベル ファンハウス(1993年 - 1995年)
ビクターエンタテインメントフライングドッグ(2001年 -)
公式サイト See-Saw
メンバー 石川智晶ボーカル
梶浦由記キーボード
旧メンバー 西岡由紀子(ベース

See-Saw(シーソー)は、ボーカル石川智晶キーボード梶浦由記からなる日本音楽ユニットである。ユニット名は公園などにある遊具シーソーに由来する。所属レーベルはフライングドッグ

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

人名 パート 備考
石川智晶(いしかわ ちあき) ボーカル
梶浦由記(かじうら ゆき) キーボード

元メンバー[編集]

人名 パート 備考
西岡由紀子(にしおか ゆきこ) ベース
  • 在籍時は、「永遠」「たった一人のあなたへ」の作曲を担当。
  • 1994年4月、作家活動に専念するため脱退。

来歴[編集]

デビュー前[編集]

ユニットの前身は、高校時代に西岡由紀子と当時のメンバーである石川の姉を中心に結成した6人組バンド「15 SAND(いちごさんど)」で[1]、結成当時まだメンバーではなかった梶浦由記がキーボードとして加わり[1]、当時在籍してた姉の誘いで石川智晶(chiaki)が後にボーカルとして加入した[1]

メンバーが大学に進学しても活動は続けられ、就職活動のため一時はバンド活動を休止したものの、メンバーの熱望により、大学卒業後もOLのかたわらバンド活動を再開。後にプロデビューの話もあったが、方向性の違いから断念。1992年7月から梶浦・西岡・石川(chiaki)の残った3人でユニット名を「See-Saw」に改名し活動する[1]

デビュー後[編集]

1993年
  • 7月25日、シングル「Swimmer」でデビュー。
  • 9月26日、2ndシングル「キライになりたい 」のC/W「永遠」が、TBS系列テレビドラマ『泣きたい夜もある』挿入歌に起用される。
1994年
  • 第4回NHK新人歌謡コンテストに最終決戦まで進み出場し、優秀賞を獲得。出場者の中には、グランプリを獲得し受賞者特典である『NHK紅白歌合戦』出場権を得て出場した演歌歌手の田川寿美と、後に第6回でグランプリとなった門倉有希がいる。
  • 3rdシングル「Chao Tokyo」リリース後の4月、西岡が作家活動に専念するため脱退。石川・梶浦の体制となる。
1995年
  • 2月1日、6thシングル「また会えるから」をリリース後は活動を休止。その後2人はそれぞれのソロ活動に専念。
2001年
  • 梶浦がBGMを手掛けたテレビアニメ『ノワール』の挿入歌「Indio」のボーカルに石川(chiaki)を迎えたのがきっかけで、活動を再開。
2002年
  • 5月22日、7thシングル「Obsession」をリリース。同曲はテレビアニメ『.hack//sign』オープニングテーマ(エンディングはカップリング曲「優しい夜明け」)に起用され、アニメに後押しされる形で注目を集める。
  • 10月23日、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』のエンディングテーマである9thシングル「あんなに一緒だったのに」が大ヒットしたのをきっかけに一躍名前を知られるようになる。同曲がヒット時、『速報!歌の大辞10』にVTR出演をしている。石川は「近所の子供達の間じゃ、私はスゴイお姉さんになるでしょうね!」と答えていた。
2003年
  • 2月21日、ベストアルバム「Early Best」、オリジナルアルバム「Dream Field」を同時リリース。
2005年
2006年
  • この年から再び活動休止し、それぞれのソロ活動を展開。その間、2人とも所属レーベルをビクターエンタテインメントの子会社であるFlyingDogに移籍し、2013年5月8日、同レーベルから「Dream Field」が再リリースされた。
2019年
  • 2月2日、フライングドッグ10周年記念ライブ「犬フェス!」に石川と梶浦(FictionJunction YUUKA)が出演[2]。石川のコーナー後に梶浦が登場し、久々にSee-Sawとして「あんなに一緒だったのに」を披露した[3][4]
  • 梶浦が音楽を担当するテレビアニメ『鬼滅の刃』の劇伴のボーカルに石川が参加[5]
  • 12月15日東京国際フォーラムAにて『See-Saw LIVE 〜Dream Field 2019〜』を開催[6]。See-Sawとしての単独ライブは17年ぶり[7]
2020年
  • 6月10日、コンプリートベストアルバム「See-Saw-Scene」をリリース。
2024年

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル レーベル 規格品番 最高位[10] 備考
1st 1993年7月25日 Swimmer ファンハウス FHDF-1311 8cm CD
2nd 1993年9月26日 キライになりたい FHDF-1322
3rd 1994年3月24日 Chao Tokyo FHDF-1371
4th 1994年8月5日 素肌 ~ノーメイク~ FHDF-1408
5th 1994年9月24日 スレンダーカメレオン FHDF-1406
6th 1995年2月1日 また会えるから FHDF-1439
7th 2002年5月22日 Obsession ビクターエンタテインメント VICL-35384 45位
8th 2002年7月24日 edge VICL-35407 30位
9th 2002年10月23日 あんなに一緒だったのに VICL-35440 5位
10th 2003年1月22日 君がいた物語/Emerald Green VICL-35458 7位
11th 2005年8月3日 君は僕に似ている VICL-35800 4位
12th 2024年1月24日 去り際のロマンティクス フライングドッグ VTCL-35367 9位

アルバム[編集]

発売日 タイトル レーベル 規格品番 最高位[10] 備考
1st 1993年9月26日 I have a Dream ファンハウス FHCF-2117
2nd 1994年10月26日 See-Saw FHCF-2187
3rd 2003年2月21日 Dream Field ビクターエンタテインメント VICL-61069 7位

ベストアルバム[編集]

発売日 タイトル レーベル 規格品番 最高位[10] 備考
1st 2003年2月21日 Early Best BMG JAPAN BVCK-37101 ファンハウス時代の楽曲集
2nd 2020年6月10日 See-Saw Complete Best -See-Saw-Scene- フライングドッグ VTCL-60524/6 11位 フルタイムベスト3枚組37曲収録

オムニバスDVD[編集]

発売日 タイトル レーベル 規格品番 備考
1st 2006年5月24日 機動戦士ガンダムSEED DESTINY Clipping 4 songs ビクターエンタテインメント VIBF-200 「君は僕に似ている」「あんなに一緒だったのに(2006MIX)」のPVが収録

タイアップ[編集]

楽曲 タイアップ
永遠 TBS系列テレビドラマ『泣きたい夜もある』挿入歌
ChaoTokyo フジテレビ系列のバラエティ番組『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』エンディングテーマ
素肌 ~ノーメイク~ フジテレビ『ROOMS』エンディングテーマ
また会えるから 映画『ルビーフルーツ』主題歌
Obsession テレビ東京系テレビアニメ『.hack//SIGN』オープニングテーマ
優しい夜明け テレビ東京系テレビアニメ『.hack//sign』エンディングテーマ
edge OVA『.hack//Liminality Vol.1』オープニングテーマ
千夜一夜 OVA『.hack//Liminality Vol.2』オープニングテーマ
黄昏の海 OVA『.hack//Liminality』Vol.1 - Vol.4エンディングテーマ
あんなに一緒だったのに TBS系テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』エンディングテーマ
君がいた物語 OVA『.hack//Liminality Vol.3』オープニングテーマ
記憶 OVA『.hack//Liminality Vol.4』オープニングテーマ
Emerald Green テレビ東京系テレビアニメ『.hack//黄昏の腕輪伝説』エンディングテーマ
君は僕に似ている TBS系テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』エンディングテーマ
新しい予感 〜 Only at JUSCO 〜 ジャスコ(現・イオングループ)店内イメージソング[11]
去り際のロマンティクス アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』エンディングテーマ

脚注[編集]

  1. ^ a b c d See-Saw|DreamField MORE 1/3
  2. ^ FlyingDog:10周年記念‐犬フェス‐”. フライングドッグ (2019年). 2019年2月2日閲覧。
  3. ^ “「フライングドッグ10周年記念LIVE-犬フェス!-」公式レポート│May'nさんと中島愛さんによる『ライオン』をはじめ豪華出演者たちが圧巻のパフォーマンスを繰り広げる”. アニメイトタイムズ. (2019年2月4日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1549270131 2019年2月5日閲覧。 
  4. ^ 梶浦由記 Yuki Kajiura [@Fion0806] (2019年2月2日). "そしてSee-Sawとして石川智晶さんと一緒に「あんなに一緒だったのに」を。". X(旧Twitter)より2019年2月2日閲覧
  5. ^ アニメ「鬼滅の刃」BGMにファン歓喜!“梶浦由記×石川智晶”タッグに「実質See-Sawじゃん!」”. アニメ!アニメ!. 株式会社イード (2019年4月9日). 2022年7月15日閲覧。
  6. ^ “梶浦由記、国内ライブツアーファイナルオフィシャルレポートが到着!サプライズでSee-Saw復活&1日限りのライブも発表!!”. リスアニ!web. (2019年8月19日). https://www.lisani.jp/0000134110/ 2019年8月19日閲覧。 
  7. ^ “「See-Saw LIVE Dream Field 2019」公式レポートが到着! 石川智晶さんと梶浦由記さんによるユニットが17年ぶりの単独ライブ!!”. アニメイトタイムズ. (2019年12月16日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1576472633&utm_source=twitter&utm_medium=social 2019年12月17日閲覧。 
  8. ^ See-Saw、約19年ぶりの新曲は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』EDテーマ「去り際のロマンティクス」に決定!”. リスアニ! (2023年12月9日). 2024年1月24日閲覧。
  9. ^ 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:See-Sawの19年ぶり新曲がEDに 「去り際のロマンティクス」”. MANTANWEB (2023年12月9日). 2024年2月4日閲覧。
  10. ^ a b c See-Sawの作品”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年12月9日閲覧。
  11. ^ 1990年代〜2011年のマイカルとの統合までCMでも一部使用されていた。

外部リンク[編集]