STS-44

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STS-44
DSP衛星を放出するアトランティス
任務種別衛星放出
運用者NASA
COSPAR ID1991-080A
SATCAT №21795
任務期間6日22時間50分44秒
飛行距離4,651,112 km
周回数110
特性
宇宙機アトランティス
打ち上げ時重量117,766 kg
着陸時重量87,919 kg
ペイロード重量20,240 kg
乗員
乗員数6
乗員フレデリック・グレゴリー
テレンス・ヘンリックス
ジェームズ・ヴォス
ストーリー・マスグレーブ
マリオ・ルンコ
トーマス・ヘネン
任務開始
打ち上げ日1991年11月24日 23:44:00(UTC)
打上げ場所ケネディ宇宙センター第39発射施設
任務終了
着陸日1991年12月1日 22:34:12(UTC)
着陸地点エドワーズ空軍基地第5滑走路
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
近点高度363 km
遠点高度371 km
傾斜角28.5°
軌道周期91.9分

前列:左から、ヘンドリックス、グレゴリー、マスグレーブ
後列:ヴォス、ヘネン、ルンコ
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STS-44は、アトランティスを用いて1991年11月24日に打ち上げられたスペースシャトルのミッションである。アメリカ国防総省の宇宙ミッションとして行われた。

乗組員[編集]

ミッションハイライト[編集]

打上げは、1991年11月24日6時44分(EST)に行われた。当初は11月19日の予定であったが、DSP衛星に取り付けられた慣性上段ロケットブースターの冗長系の内部測定ユニットが故障し、交換と試験のために延期された。打上げは11月24日に再設定され、さらに移動式発射プラットフォーム液体酸素補充系のバルブの小規模な修理の後に外部燃料タンクの液体酸素の補充を可能するため、13分間延期された。打上げ時の重量は、117,766 kgであった。

このミッションは、アメリカ国防総省のために行われ、DSP衛星がミッション初日に放出された。カーゴベイとミッドデッキのペイロードには、Interim Operational Contamination Monitor (IOCM)、Terra Scout, Military Man in Space (M88-1)、Air Force Maui Optical System (AMOS)、Cosmic Radiation Effects and Activation Monitor (CREAM)、Shuttle Activation Monitor (SAM)、Radiation Monitoring Equipment III (RME III)、Visual Function Tester-1 (VFT-1)、Ultraviolet Plume Instrument (UVPI)、Bioreactor Flow、Particle Trajectory experiment、Extended Duration Orbiter Medical Projectがあった。

アトランティスは、1991年12月1日2:34:44(PST)、エドワーズ空軍基地の第5滑走路に着陸した。ロールアウト距離は3,411m、ロールアウト時間は107秒であった。着陸時の重量は87,918 kgであった。元は12月4日にケネディ宇宙センターに着陸する計画であったが、11月30日にオービタの3つの内部測定ユニットのうちの1つが故障すると、10日間のミッションは短縮され、着陸日が再設定された。長いロールアウト距離は、試験的にブレーキを最小限にしたためである。アトランティスは、12月8日にケネディ宇宙センターに戻った。

外部リンク[編集]