KING OF DDTトーナメント

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KING OF DDTトーナメント(キング・オブ・ディーディーティー・トーナメント)は、DDTプロレスリングが主催するプロレスのシングルマッチによるトーナメント

概要[編集]

2004年と2005年はDDT最強レスラーを決定する賞金付きトーナメントとして開催。

2006年から2008年までトーナメントを休止し、代わりに全試合タイトルマッチ興行として「KING of DDT」を開催した。

2009年にKO-D無差別級王座挑戦者決定トーナメントとして再開。2011年より「KING OF DDTトーナメント」の名で両国国技館(2012年は日本武道館、2019年と2020年は大田区総合体育館)で開かれるビッグマッチのメインでの同王座挑戦権を懸けて行われている[1]。なお、現王者が優勝した場合は代わりに挑戦者を選択する権利が与えられる(2020年が該当)。

2022年は、出場予定だった遠藤哲哉が直前の試合のダメージにより欠場する事となり、保持していたKO-D無差別級王座を返上したため、今トーナメントの優勝者を新王者として認定する事となった[2]

基本的に16人参加のノックアウトトーナメント方式を採用するが、ベスト4が出揃った時点で改めて抽選により準決勝の組み合わせを決める[3]

2018年は32人参加のトーナメント。2019年は14人参加で1回戦敗者7名による敗者復活バトルロイヤルを開催した。

試合は決勝戦を除き30分1本勝負で引き分けは両者失格。決勝戦は時間無制限1本勝負とする。

歴代大会記録[編集]

開催年 優勝者 準優勝 日程 決勝戦会場
2004年 ポイズン澤田JULIE HERO! 5月29日(昼夜) 北沢タウンホール
出場者 GENTARO柿本大地タノムサク鳥羽三和太佐々木貴、HERO!、高木三四郎MIKAMI一宮章一高梨将弘橋本友彦健心男色ディーノKUDO、ポイズン澤田JULIE、諸橋晴也
2005年 KUDO 柿本大地 5月22日 - 29日 新木場1stRING
出場者 健心、KUDO、HERO!、猪熊裕介、柿本大地、マサ高梨石川修司飯伏幸太
2009年 飯伏幸太[4] 高木三四郎[4] 6月7日 - 7月10日 新木場1stRING
出場者 高木三四郎、ポイズン澤田JULIE、ササキアンドガッバーナ星誕期、MIKAMI、円華大鷲透、マサ高梨、アントーニオ本多佐藤光留、飯伏幸太、男色ディーノ、松永智充ヤス・ウラノ、GENTARO、中澤マイケル
2010年 HARASHIMA MIKAMI 5月23日 - 30日 新木場1stRING
出場者 ヤス・ウラノ、佐藤光留、中澤マイケル、安部行洋、KUDO、星誕期、タノムサク鳥羽、石井慧介、HARASHIMA、マッスル坂井、大鷲透、佐々木大輔、高木三四郎、ヤゴウ・アズナブル、MIKAMI、アントーニオ本多
2011年 KUDO HARASHIMA 5月21日 - 29日 KBSホール
出場者 大石真翔ケニー・オメガ、アントーニオ本多、諸橋晴也、KUDO、ヤス・ウラノ、佐藤光留、松永智充、佐々木大輔、スーパーシットマシン、HARASHIMA、MIKAMI、石井慧介、入江茂弘、中澤マイケル、飯伏幸太
2012年 ケニー・オメガ 男色ディーノ 6月30日 - 7月8日 大阪市淀川区民センター
出場者 松永智充、マサ高梨、ケニー・オメガ、佐々木大輔、中澤マイケル、佐藤光留、入江茂弘、HARASHIMA、石井慧介、高尾蒼馬、KUDO、アントーニオ本多、ヤス・ウラノ、大石真翔、彰人、男色ディーノ
2013年 HARASHIMA ケニー・オメガ 6月28日 - 7月7日 ナスキーホール・梅田
出場者 MIKAMI、ケニー・オメガ、高尾蒼馬 佐々木大輔、竹下幸之介、マサ高梨、ヤス・ウラノ、飯伏幸太、アントーニオ本多、大石真翔、男色ディーノ、坂口征夫、彰人、佐藤光留、KUDO、HARASHIMA
2014年 木高イサミ KUDO 6月14日 - 29日 後楽園ホール
出場者 アントーニオ本多、大石真翔、石井慧介、竹下幸之介、MIKAMI、マサ高梨、ヤス・ウラノ、坂口征夫、男色ディーノ、ケニー・オメガ、飯伏幸太、KUDO、木高イサミ、松永智充、佐々木大輔、高尾蒼馬
2015年 坂口征夫 竹下幸之介 6月6日 - 28日 後楽園ホール
出場者 飯伏幸太、佐々木大輔、彰人、ヤス・ウラノ、坂口征夫、マサ高梨、石井慧介、入江茂弘、アントーニオ本多、竹下幸之介、福田洋、大石真翔、松永智充、平田一喜樋口和貞梅田公太
2016年 石川修司 遠藤哲哉 6月5日 - 26日 後楽園ホール
出場者 HARASHIMA、ヤス・ウラノ、坂口征夫、マサ高梨、梅田公太、石井慧介、入江茂弘、高尾蒼馬、アントーニオ本多、遠藤哲哉、樋口和貞、平田一喜、KENSOマッド・ポーリー、石川修司、勝俣瞬馬[5]
2017年 遠藤哲哉 HARASHIMA 6月2日 - 25日 後楽園ホール
出場者 佐々木大輔、彰人、高梨将弘、ヒラタコレクションA.T.、KUDO、高尾蒼馬、遠藤哲哉、マイク・ベイリー、勝俣瞬馬、坂口征夫、樋口和貞、HARASHIMA、男色ディーノ、石井慧介、入江茂弘、マッド・ポーリー
2018年 佐々木大輔 遠藤哲哉 7月31日、8月4日、8月25日 - 26日 後楽園ホール
出場者 KUDO、彰人、伊橋剛太、石井慧介、マイク・ベイリー、島谷常寛、勝俣瞬馬、アレックス・エース、星誕期、坂口征夫、飯野雄貴、高尾蒼馬、大鷲透、渡瀬瑞基、マッド・ポーリー、HARASHIMA、高木三四郎、MAO赤井沙希、高梨将弘、遠藤哲哉、ゴージャス松野、松永智充、樋口和貞、岩崎孝樹、アントーニオ本多、佐々木大輔、ジェイソン"ザ・ギフト"キンケイド英語版上野勇希、タノムサク鳥羽、吉村直巳、平田一喜
2019年 竹下幸之介 高尾蒼馬 4月29日、5月6日、5月19日 後楽園ホール
出場者 樋口和貞、梅田公太、高梨将弘、MAO、マイク・ベイリー、高尾蒼馬、彰人、HARASHIMA、吉村直巳、平田一喜、上野勇希、竹下幸之介、佐々木大輔、坂口征夫[6]
2020年 遠藤哲哉 T-Hawk 8月8日、8月9日、8月10日、8月23日 後楽園ホール
出場者 上野勇希、島谷常寛、アントーニオ本多、男色ディーノ、 T-Hawk、平田一喜、大石真翔、クリス・ブルックス、松永智充、佐々木大輔、青木真也、飯野雄貴、大鷲透、立花誠吾、彰人、遠藤哲哉、坂口征夫、勝俣瞬馬、高尾蒼馬、田中稔、HARASHIMA、マッド・ポーリー、渡瀬瑞基、樋口和貞、納谷幸男エル・リンダマン、吉村直巳、竹下幸之介[7]
2021年 竹下幸之介 火野裕士 6月10日、6月20日、7月4日 後楽園ホール
出場者 彰人、秋山準、上野勇希、遠藤哲哉、 大石真翔、勝俣瞬馬、クリス・ブルックス、坂口征夫、佐々木大輔、高尾蒼馬、竹下幸之介、HARASHIMA、樋口和貞、火野裕士、MAO、吉村直巳
2022年 樋口和貞 吉村直巳 6月16日、6月19日、7月3日 後楽園ホール
出場者 遠藤哲哉[8]、秋山準、HARASHIMA、吉村直巳、MAO、上野勇希、クリス・ブルックス、高梨将弘、樋口和貞、坂口征夫、岡谷英樹、火野裕士、納谷幸男、佐々木大輔、KANON飯野“セクシー”雄貴
2023年 クリス・ブルックス 樋口和貞 5月6日、5月7日、5月21日 後楽園ホール
出場者 HARASHIMA、坂口征夫、樋口和貞、遠藤哲哉、上野勇希、勝俣瞬馬、高木三四郎、MAO、クリス・ブルックス、秋山準、岡田佑介[9]、KANON、土井成樹鈴木鼓太郎正田壮史、岡谷秀樹[10]
2024年 5月5日、5月11日、5月26日 後楽園ホール
出場者 ポイズン澤田JULIE、高木三四郎、男色ディーノ、HARASHIMA、石川修司、遠藤哲哉、佐々木大輔、樋口和貞、クリス・ブルックス、上野勇希、MAO、飯野雄貴、納谷幸男、KANON、正田壮史、「D GENERATIONS CUP 2024」優勝者

脚注[編集]

  1. ^ KING OF DDT 2014”. 株式会社DDTプロレスリング (2014年6月29日). 2014年7月15日閲覧。
  2. ^ 遠藤哲哉選手がKO-D無差別級王座返上、「KING OF DDT 2022」の優勝者を第79代王者に認定”. 株式会社DDTプロレスリング (2022年6月14日). 2022年6月14日閲覧。
  3. ^ 【記者会見】今年の大晦日年越しプロレスは16選手参加の「三団体最強決定トーナメント」を開催!!”. 株式会社DDTプロレスリング (2013年11月19日). 2014年7月15日閲覧。
  4. ^ a b 6月28日の後楽園大会で決勝が予定されていたが、当日飯伏が急病で欠場。高木の不戦勝が検討されたが高木の意向により日を改めてワンマッチ興行での決勝を行った。
  5. ^ 当初は彰人が出場予定だったが、負傷欠場のため、岩崎孝樹との出場者決定戦を制して出場権獲得。
  6. ^ 1回戦の敗退者7選手が5月6日札幌大会の第一試合でおこなわれる敗者復活バトルロイヤルに出場し、その勝者が同大会メインイベントで組まれる2回戦に進出。勝者はHARASHIMA。
  7. ^ 1回戦の敗退者14選手が8月9日神田明神ホール大会でおこなわれる敗者復活バトルロイヤルに出場し、その勝者が8月10日神田明神ホール大会で組まれる準々決勝に進出。勝者は遠藤哲哉。
  8. ^ 試合のダメージによる欠場のため不戦敗。
  9. ^ 負傷欠場となった納谷幸男の代替で出場。
  10. ^ 2023年4月1日のラジアントホール大会で行われた小嶋斗偉高鹿佑也とのトーナメント出場者決定巴戦を制して出場権を獲得。