IBM MCCS

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IBM MCCS(IBM マネージド・クラウド・コンピューティング・サービス)は日本IBMが2009年より提供する企業向けのクラウドサービス日本国内のデータセンターに設置されたメインフレームサーバーストレージなどを従量課金型のアウトソーシング契約で提供する[1]

概要[編集]

2009年7月30日、日本IBMは「稼働率99.999%」との高水準の稼働保証を掲げた「シェアード・クラウド・サービス」としてIBM MCCSを発表した[2][3]。提供対象は当初はx86サーバーのSystem xおよびストレージのSystem Storageのみであったが、段階的にメインフレームSystem zUNIXサーバーのPower Systemsも追加され、以下の3種類となった。

  • MCCS for IA : Windows / Linux
  • MCCS for UNIX : AIX
  • zSHS : IBM System zメインフレームのシェアード・ホスティング・サービス

2010年に千趣会[4]工学院大学[5]、2011年に福井銀行[6]日新製鋼[7]などでの採用が発表された。書籍「企業システムのためのパブリッククラウド入門 主要ベンダ11社を徹底紹介」では、「IBMの3つのパブリッククラウド」(SCE、MCCS、CoD)の中でMCCSは「アウトソーシングサービスと組み合わせたIaaS」と位置付けた[8]

出典[編集]

関連項目[編集]