音月桂

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おとづき けい
音月 桂
生年月日 (1980-06-19) 1980年6月19日(43歳)
出身地 日本の旗 日本 埼玉県鴻巣市
身長 166cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ映画
活動期間 1998年 -
活動内容 1998年:宝塚歌劇団入団
1999年:雪組配属
2010年:雪組トップスター就任
2012年:宝塚歌劇団退団
2013年:芸能活動再開
事務所 キューブ
公式サイト 音月桂オフィシャルサイト
主な作品
宝塚歌劇
エリザベート
ロミオとジュリエット
JIN-仁-
ドラマ
砂の塔〜知りすぎた隣人
越路吹雪物語
備考
宝塚歌劇団卒業生
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音月 桂(おとづき けい、1980年[1]6月19日[2] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団雪組トップスター[3]

埼玉県鴻巣市[1]市立鴻巣中学校出身[4]。身長166cm[1]。血液型O型[1]。愛称は「KEI」[4]

所属事務所はキューブ[5]

来歴[編集]

1996年、宝塚音楽学校入学。

1998年、宝塚歌劇団に84期生として入団[6]。入団時の成績は4番[6]宙組公演「エクスカリバーシトラスの風」で初舞台[3]

1999年、組まわりを経て雪組に配属[6]

少年ぽいフレッシュな輝きと三拍子揃った実力で早くから注目を集め[7]、2001年の「猛き黄金の国」で新人公演初主演[8][9]。その後も5度に渡って新人公演主演を務める[3]

2002年の「ホップ スコッチ」(バウホール日本青年館公演)で、立樹遥壮一帆とバウホール・東上公演トリプル主演[10][9][11]

2006年の「やらずの雨」でバウホール公演単独初主演[12][3][9]。翌年の「ノン ノン シュガー!!」でもバウホール公演単独主演[12][9]

2007年には、世界陸上大阪大会にあわせて結成されたユニット・AQUA5のメンバーに選出される[3][9]

2009年の「忘れ雪」(バウホール・日本青年館公演)で、東上公演単独初主演[13][11]

2010年9月13日付で雪組トップスターに就任[3][14]。翌年の「ロミオとジュリエット」で大劇場トップお披露目[15][14]。当初は相手役が不在であったが、続く全国ツアー公演から舞羽美海を相手役に迎え、「仮面の男/ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」でトップコンビ大劇場お披露目[16][17]

2012年12月24日、「JIN-仁-/GOLD SPARK!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を舞羽と同時退団[6]。突然の退団は多くの人を驚かせた[7]

退団後は舞台を中心に、幅広い分野で活動している。

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

組まわり[編集]

雪組時代[編集]

雪組トップスター時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 1999年9月、汐風幸ディナーショー『Half & Half』
  • 2000年1月、安蘭けいディナーショー『ラフ・タイム』
  • 2000年9月、TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
  • 2001年4月、『雪組エンカレッジ・コンサート
  • 2001年12月、轟悠ディナーショー『Noche de Yu』[24]
  • 2002年7月、『宝塚巴里祭2002』[25]
  • 2003年6月、TCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター』
  • 2003年10月、第44回『宝塚舞踊会』
  • 2004年4月、『宝塚歌劇90周年記念式典』
  • 2004年5月、朝海ひかるディナーショー『Mannish』[26]
  • 2004年7月、TCAスペシャル2004『タカラヅカ90』
  • 2006年7 - 8月、朝海ひかるバウ・スペシャル『アルバトロス、南へ』
  • 2006年9月、TCAスペシャル2006『ワンダフル・ドリーマーズ』
  • 2006年10月、第47回『宝塚舞踊会』[27]
  • 2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
  • 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
  • 2009年4月、白羽ゆりミュージック・サロン『SWAN』[28]
  • 2009年6月、『百年への道』
  • 2009年11月、音月桂ディナーショー『The K-ing. DOM-進化するK-』 主演[29]
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

ドラマ[編集]

映画[編集]

TV出演[編集]

広告・CM出演[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 水夏希と役替わり。
  2. ^ 水純花音と役替わり。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 音月桂 公式プロフィール 株式会社キューブ オフィシャルサイト。
  2. ^ 音月桂profile 音月桂オフィシャルサイト。
  3. ^ a b c d e f g h 宝塚 DREAM FOREVER-輝ける未来へ-#47「音月桂」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  4. ^ a b 『宝塚おとめ 2012年度版』 阪急コミュニケーションズ、2012年、65頁。ISBN 978-4-484-12506-0
  5. ^ a b 元宝塚・雪組トップスターの音月桂、事務所所属を発表 2年間のフリー経て女優活動始動 ORICON NEWS。
  6. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 110.
  7. ^ a b c d e f g 100年史(人物) 2014, p. 153.
  8. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 312.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m フェアリーインタビュー 雪組 音月桂 ウィズたからづか。
  10. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 237.
  11. ^ a b c d e f g h i j k 雪組 音月桂さん インタビュー 宝塚歌劇団プロジェクト。
  12. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 240.
  13. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 242.
  14. ^ a b c d e 音月桂のお披露目公演。雪組『ロミオとジュリエット』 宝塚ジャーナル。
  15. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 199.
  16. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 200.
  17. ^ a b c d e 宝塚クロニクル2011スペシャル「雪組編」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  18. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 313.
  19. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 238.
  20. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 314.
  21. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 239.
  22. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 248.
  23. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 202.
  24. ^ 轟悠ディナーショー「Noche de Yu」('01年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  25. ^ 宝塚巴里祭2002('02年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  26. ^ 朝海ひかるディナーショー「Mannish」(’04年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  27. ^ 第47回宝塚舞踊会 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  28. ^ 白羽ゆりミュージック・サロン「SWAN」('09年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  29. ^ 音月桂ディナーショー「The K-ing.DOM-進化するK-」(’09年雪組・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  30. ^ ミュージカル『ブラック メリーポピンズ』音月桂・小西遼生 対談 宝塚ジャーナル。
  31. ^ 『十二夜』主演、音月桂インタビュー げきぴあ。
  32. ^ KERA演出「8月の家族たち」が開幕、母と3姉妹描くブラックコメディ ステージナタリー。
  33. ^ 「フランケンシュタイン」中川晃教と熱唱、柿澤勇人「元気な姿で恩返しを」 ステージナタリー。
  34. ^ 「ナイツ・テイル」井上芳雄との共演に堂本光一「しんどさ2分割、喜び2倍」 ステージナタリー。
  35. ^ 上村聡史演出「オレステイア」開幕、生田斗真「演劇でしか味わえない体験を」 ステージナタリー。
  36. ^ 「フランケンシュタイン」再演が幕開け、中川晃教「観なきゃあもったいない!」 ステージナタリー。
  37. ^ 戦乱の世を生きた女たちの物語「華-HANA-」に音月桂ら女性キャストが集結 ステージナタリー。
  38. ^ 「陰陽師 生成り姫」に音月桂・林翔太・姜暢雄ら、三宅健が安倍晴明に扮したビジュアル公開 ステージナタリー。
  39. ^ “小川絵梨子演出、新国立劇場の「レオポルトシュタット」出演者オーディション開催”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年3月15日). https://natalie.mu/stage/news/469540 2022年3月26日閲覧。 
  40. ^ 白井晃演出「ある馬の物語」中止公演から成河・別所哲也・小西遼生・音月桂ら続投 ステージナタリー。
  41. ^ 中島裕翔が“無地のキャンバス”になる?「ひげよ、さらば」開幕、キャストは猫の個性アピール”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年9月9日). 2023年1月2日閲覧。
  42. ^ 宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary「Greatest Dream」 ステージナタリー。
  43. ^ 明石家さんまが聖徳太子に、新劇場・IMM THEATERのこけら落とし公演「斑鳩の王子」 ステージナタリー。
  44. ^ “こうの史代「この世界の片隅に」ミュージカル化、すず役は昆夏美・大原櫻子”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年8月22日). https://natalie.mu/stage/news/537742 2023年8月22日閲覧。 
  45. ^ 『ジョジョの奇妙な冒険』~ダイヤモンドは砕けない~…に、"少しだけ"参加させて頂きましたぁ。” (2017年7月15日). 2019年11月4日閲覧。
  46. ^ a b c 100年史(人物) 2014, pp. 52–53.
  47. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]