白鳥翔

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白鳥 翔
基本情報
出身地 東京都練馬区[1]
生年月日 (1986-08-27) 1986年8月27日(37歳)[1]
プロ入会 2006年[2]
所属団体 日本プロ麻雀連盟[1]
Mリーグ
ドラフト 2018年/2巡目[2]
2018-[2] 渋谷ABEMAS[2]
YouTube
チャンネル
活動期間 2021年-
ジャンル 麻雀
ゲーム
登録者数 3.1万人
総再生回数 250万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年1月1日時点。
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白鳥 翔(しらとり しょう、1986年8月27日 - )は、競技麻雀プロ雀士[1]。本名同じ[1]東京都練馬区出身、日本プロ麻雀連盟所属(理事、七段、2023年現在)、Mリーグ・渋谷ABEMAS所属[1][3]

略歴[編集]

  • 慶應義塾中等部慶應義塾志木高等学校慶應義塾大学商学部卒業[4]
  • 高校時代は麻雀のしすぎで1年留年し、母親(ちはる)に泣かれた。当時、19歳と偽りプロ団体の練習会などに参加していた[5]
  • 同大学在学中の2006年に日本プロ麻雀連盟23期生としてプロデビュー[2]。なお、プロ試験の試験官は、当時まだ連盟に所属していたのちのチームメイト多井隆晴だった[6]
  • 2011年度より最年少記録で同団体のA2リーグに昇級[2]
  • 2015年に第24期麻雀マスターズで優勝
  • 2016年に第25期麻雀マスターズにて連覇を達成[2]
  • 2018年度よりB1リーグに降級するも、半期でA2リーグに昇級。
  • 2018年に第18回モンド杯で優勝[2]
  • 2018年から設立された麻雀のプロリーグ・Mリーグでは渋谷 ABEMASより2位でドラフト指名され、Mリーガーデビュー[7]
  • 2019年8月25日、麻雀最強戦2019男子プロ代表決定戦で優勝し、初めてのファイナル出場権を獲得[8]
  • 2019年12月12日、Mリーグ史上初となる四暗刻単騎を和了(通常の四暗刻も含めると3例目)[9]
  • 2019年12月、A2で13位となりB1リーグ降格[10]
  • 2020年2月11日、第28期發王戦において、最終半荘でトップを取った者がほぼ優勝という大接戦を制し、自身初となる同タイトルを獲得[11]
  • 2020年4月28日、麻雀プロであり、モデル・タレントとしても活動している岡田紗佳(日本プロ麻雀連盟/KADOKAWAサクラナイツ所属)と結婚を前提とした交際をしていることを発表[12]。しかし、2021年9月15日、破局したことを発表[13]
  • 2020年12月、B1リーグ2位でA2リーグ昇格[14]
  • 2022年3月、Mリーグ2021-22レギュラーシーズンで自チームの多井隆晴に次ぐ4着回避率2位に入る。
  • 2023年5月、Mリーグ2022-23で自身が所属する渋谷ABEMASが発足から5年目で念願の優勝を成し遂げた[15]
  • 2023年9月 AKRacing杯で優勝

人物[編集]

  • 雀風は対局相手に対応するバランス型で守備寄りの打ち手[16]
  • 供託が有る時は積極的に供託を狙いに来る事が多い。著書によれば、供託棒取りは完全な「押し得」とのこと。このため、本人は納得していないが「供託泥棒」というキャッチフレーズが付けられている[17]
  • 他に、「麻雀ハイブリッド」や「白いブラックスワン」「冥府の先導者」などの異名を持つ。
  • 麻雀ハイブリッド」と言う異名の命名者は同団体の藤原隆弘であり、本人も気に入っており使っているとの事。
  • AbemaTVで放送されている「熱闘!Mリーグ」内の密着企画で、高校生の頃からパニック障害を患っていることを公表した[1]。医師から実質的な引退勧告を受けたが、服薬とストレス解消(ヘアスタイルやファッションの変更)でMリーガーなどを続けている[1][2]
  • 母親(ちはる)が自分の息子の名前を「白鳥翔」にしたかったため、白鳥という名字の人を探して結婚した[3]
  • 後輩プロの川原舞子と風貌が似ているため周囲から"兄妹"と言われることがある。双方とも自覚しており、SNSで互いにネタにしている[18]。もちろん血縁関係はない。
  • 麻雀プロを目指したきっかけは二階堂亜樹滝沢和典をテレビで見たから。
  • プロゲーマー梅原大吾はかつて雀荘で働いてた時代の同僚。

獲得タイトル[編集]

Mリーグ22ー23優勝

Mリーグ成績[編集]

レギュラーシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着 参照
Pt 順位 平均 順位 順位
2018-19 渋谷ABEMAS 26 ▲313.8 21/21 ▲12.1 58,500 ―― 0.65 18/21 30.8% 23.1% 2.81 6 0 2 0 9 0 9 [19]
2019-20 渋谷ABEMAS 24 290.2 4/29 12.1 62,400 9/29 0.7083 20/29 62.5% 45.8% 2.21 11 0 4 0 2 0 7 [20]
2020-21 渋谷ABEMAS 21 109.7 10/30 5.2 64,700 8/30 0.7619 14/30 52.4% 33.3% 2.38 7 0 4 0 5 0 5 [21]
2021-22 渋谷ABEMAS 23 108.8 13/32 4.7 50,500 25T/32 0.9130 2/32 47.8% 26.1% 2.35 6 0 5 0 10 0 2 [22]
2022-23 渋谷ABEMAS 24 ▲84.7 13/32 ▲3.5 77,200 4/32 0.7500 16T/32 45.8% 20.8% 2.58 5 0 6 0 7 0 6 [23]
2023-24 渋谷ABEMAS 21 ▲83.6 22/36 ▲4.0 49,100 30/36 0.7143 24/36 47.6% 19.0% 2.62 4 0 6 0 5 0 6 [24]
通算 139 26.6 0.2 77,200 74.8% 47.5% 28.1% 2.50 39 0 27 0 38 0 35
  • 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
  • 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
  • 2019年シーズンから最高スコアが表彰対象に
ポストシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着
Pt 平均
セミファイナルシリーズ
2019-20 渋谷ABEMAS 4 ▲28.3 ▲7.1 38,100 75.0% 50.0% 25.0% 2.50 1 0 1 0 1 0 1
2020-21 渋谷ABEMAS 3 ▲60.0 ▲20.0 33,900 66.7% 33.3% 0% 3.00 0 0 1 0 1 0 1
2021-22 渋谷ABEMAS 4 117.0 29.3 34,900 100% 100% 50.0% 1.50 2 0 2 0 0 0 0
2022-23 渋谷ABEMAS 8 183.7 23.0 43,600 87.5% 75.0% 50.0% 1.88 4 0 2 0 1 0 1
セミファイナル通算 19 212.4 11.2 43,600 84.2% 68.4% 36.8% 2.11 7 0 6 0 3 0 3
ファイナルシリーズ
2018-19 渋谷ABEMAS 8 11.1 1.4 68,200 62.5% 37.5% 37.5% 2.63 3 0 0 0 2 0 3
2019-20 渋谷ABEMAS 3 ▲30.0 ▲10.0 27,400 100% 33.3% 0% 2.67 0 0 1 0 2 0 0
2020-21 渋谷ABEMAS 2 ▲52.8 ▲26.4 27,100 50.0% 0% 0% 3.50 0 0 0 0 1 0 1
2021-22 渋谷ABEMAS 3 51.6 17.2 51,400 100% 66.7% 33.3% 2.00 1 0 1 0 1 0 0
2022-23 渋谷ABEMAS 4 119.6 29.9 37,000 100% 100% 50.0% 1.50 2 0 2 0 0 0 0
ファイナル通算 20 99.5 5.0 68,200 80.0% 50.0% 30.0% 2.40 6 0 4 0 6 0 4
ポストシーズン通算 39 311.9 8.0 68,200 82.1% 59.0% 33.3% 2.26 13 0 10 0 9 0 7

書籍[編集]

著書[編集]

関連本[編集]

  • 「Mリーガーの素顔」(2023年12月5日 竹書房)著者:黒木真生 ※佐々木寿人・多井隆晴・滝沢和典・黒沢咲など活躍中のMリーガー14名の素顔を語る。ISBN 978-4801937987

作品[編集]

Vシネマ[編集]

  • むこうぶち15 高レート裏麻雀列伝 麻雀の神様(2018年12月25日、GPミュージアム)[25]

出演[編集]

CS[編集]

  • モンド麻雀プロリーグ(MONDO TV)

ウェブテレビ[編集]

  • RTDリーグ(AbemaTV)
  • ALL STAR League スペシャルマッチ(2019年5月29日 - 30日、AbemaTV)[26]‐解説

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 【渋谷ABEMAS】白鳥翔”. 麻雀ウォッチ. 2021年3月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Mリーガー列伝(7):白鳥翔(ABEMAS)”. 麻雀ウォッチ. 2021年3月10日閲覧。
  3. ^ a b 連盟員名簿 令和2年度役員名簿”. 日本プロ麻雀連盟. 2021年3月10日閲覧。
  4. ^ 〜麻雀のすゝめ〜 慶應卒Mリーガー白鳥翔に聞く” (2021年12月2日). 2021年12月6日閲覧。
  5. ^ (日本語) 【麻雀遊戯CAFE】白鳥翔のこれまでを深掘り!, https://www.youtube.com/watch?v=nPg8hNa3G_Y 2022年4月25日閲覧。 
  6. ^ 『必勝!麻雀実践対局問題集』竹書房、2020年5月1日、33頁。 
  7. ^ 「Mリーグ」ドラフト会議 7チーム全21選手が指名確定 萩原聖人は1位指名 開幕は10月”. Abema 麻雀 TIMES. 2018年12月9日閲覧。
  8. ^ 白鳥翔、劇的オーラス逆転 「男子プロ代表決定戦 悪魔の逆襲」優勝でファイナルへ/麻雀最強戦2019”. AbemaTIMES. 2019年8月25日閲覧。
  9. ^ 仲間への思いを胸に『ミスター木曜日』白鳥翔、逆転の四暗刻単騎【熱論!Mリーグ】担当記者:東川亮”. キンマweb. 2021年3月12日閲覧。
  10. ^ 第36期 A2リーグ 第11節成績表 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  11. ^ 【最高位戦】第28期發王戦優勝は白鳥翔プロ(日本プロ麻雀連盟)!!”. 雀サクッ. 2021年3月10日閲覧。
  12. ^ 岡田紗佳がプロ雀士白鳥翔と「結婚前提に」交際報告”. 日刊スポーツ. 2021年3月10日閲覧。
  13. ^ プロ雀士カップル岡田紗佳と白鳥翔が破局「同卓しても今まで通りバチバチ」”. 日刊スポーツ (2021年9月15日). 2021年9月15日閲覧。
  14. ^ 第37期 B1・B2リーグ 後期最終節成績表 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  15. ^ [1]
  16. ^ 投票選抜戦2014”. 麻雀格闘俱楽部 疾風. 2021年3月11日閲覧。
  17. ^ 麻雀遊戯王. “白鳥翔プロにプロ雀士あるある聞いてみたら辛口だったw”. YouTube. 2018年12月9日閲覧。
  18. ^ 川原舞子 ツイッター2020年6月11日https://twitter.com/hara__mai/status/1270943113876344832
  19. ^ 近代麻雀2019年6月号特別付録 「Mリーグ2018選手データ名鑑」
  20. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  21. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  22. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月14日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  23. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2023年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月23日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  24. ^ M.LEAGUE公式サイト”. M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
  25. ^ むこうぶち15 - allcinema 2024年2月27日閲覧
  26. ^ ALL STAR League スペシャルマッチ | 無料のインターネットテレビは【AbemaTV(アベマTV)】”. AbemaTV. 2019年5月29日閲覧。

外部リンク[編集]