森奈津子

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森 奈津子もり なつこ
誕生 (1966-11-23) 1966年11月23日(57歳)
日本の旗 日本
東京都
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1991年-(活動中)
ジャンル SF恋愛小説官能小説
主題 「笑いとエロス」[1]
文学活動 ジェンダー論、セクシャリティ論など
デビュー作 『お嬢さまとお呼び!』[2]
配偶者 あり[3]
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(もり なつこ、1966年11月23日 -)は、日本の小説家東京都練馬区生まれ。

日本SF作家クラブ宇宙作家クラブ本格ミステリ作家クラブの各会員。「森 奈津子」はペンネームではなく本名である[4]

東京女子大学短期大学部英語科および立教大学法学部法学科卒業。女性護身術団体の代表理事[5]を務めたこともある。

バイセクシュアルであることを公言しており[6]セクシュアリティをテーマにした作品を数多く発表している。 また森奈津子は「M美少年が好き」「睾丸は小さめがいい」「おちんぽ推し、かわいいから」と語り、男性に対してはペドフィリア(小児性愛者)の傾向が見られる。

織田家臣団の森家の末裔。

LGBT当事者団体「白百合の会」の代表。編集および執筆を担当した『人権と利権 「多様性」と排他性』(月刊紙の爆弾2023年6月号増刊)では、Colaboと性自認優先主義のLGBT活動家たちを批判した。

主な作品[編集]

小説[編集]

  • お嬢さまシリーズ』(1991~1994年 学研レモン文庫, 少女小説)
  • 『花園学園シリーズ』(1991~1992年 学研レモン文庫, 少女小説)
    1. いつでもこの世は大霊界!』(1991年)
    2. 『帰ってきた女王様』(1992年)
  • グースカ夢見る問題児』(1992~1993年 学研レモン文庫, 少女小説)
  • 『ふしぎの丘』シリーズ(1992年 学研レモン文庫, 少女小説)
    1. 『ふしぎの丘の化け猫少年』 (1992年)
    2. 『ふしぎの丘の妖怪変化』 (1992年)
  • 『あぶない学園』シリーズ(1993~1995年 学研レモン文庫, 少女小説)
    1. 『あぶない学園大さわぎ』 (1993年)
    2. 『あぶない学園キケンな少年』 (1994年)
    3. 『愛と青春のあぶない学園』 (1995年)
    4. 『禁断のあぶない学園』 (1995年)
  • 冒険はセーラー服をぬいでから』(1994年 ログアウト冒険文庫, 長編)
  • 『惑星ヒミコ』シリーズ
    1. 『惑星ヒミコの貴婦人』<上> <下> (1994年 キャンバス文庫, 長編)
    2. 『猫転(ねこころび)伯爵、都へ行く』 (1996年 双葉ファンタジー・ノベルス, 長編)
  • 『白百合館の変な人たち』(1998年 プレリュード文庫, 長編)
  • ノンセクシュアル』(1998年, 長編)
  • 西城秀樹のおかげです』(2000年 イースト・プレス / 2004年 ハヤカワ文庫JA, SF短編集)
  • 『あんただけ死なない』(2000年 ハルキ・ホラー文庫, 長編)
  • 『かっこ悪くていいじゃない』(2001年 祥伝社文庫, 長編)
  • 『姫百合たちの放課後』(2004年 フィールドワイ / 2008年 ハヤカワ文庫JA, 短編集)
  • 『耽美なわしら』シリーズ(角川ASUKAノベルス, 連作短編集)
    1. 『耽美なわしら 1 黒百合お姉様 VS.白薔薇兄貴』(1996年)
    2. 『耽美なわしら 2 エビスに死す』(1997年)
  • 『耽美なわしら 完全版』<上> <下>(2004年 フィールドワイ, 連作短編集)
  • 『耽美なわしら』<1> <2>(2009年 ハヤカワ文庫JA, 連作短編集)(『耽美なわしら 完全版』を改題した文庫版。全2巻)
  • 『からくりアンモラル』(2004年 早川書房 / 2007年 ハヤカワ文庫JA, 短編集)
  • 『電脳娼婦』(2004年 徳間書店 / 2008年 徳間文庫, 短編集)
  • 『ゲイシャ笑奴(えみやっこ)』(2004年 ぶんか社 / 2009年 徳間文庫 , 短編集)
  • 『地下室の幽霊』(2004年 学研エンタティーン倶楽部)
  • 『倉庫の中の美しき虜囚』(2005年 ベストセラーズ, 官能短編集)
  • 『シロツメクサ、アカツメクサ』(2006年 光文社文庫, 短編集)
  • 『踊るギムナジウム』(2006年 徳間書店, 短編集)
  • 先輩と私』(2008年 徳間書店 / 2011年 徳間文庫, 長編)
  • 『二人のひとりあそび』(2009年 徳間書店, 官能短編集)
  • 『スーパー乙女大戦』(2010年 徳間書店 / 2013年 徳間文庫, 長編)
  • 『セクシーGメン 麻紀&ミーナ』(2011年 徳間文庫, 長編)
  • 『あたしの彼女』(2014年 徳間文庫, 長編)

エッセイ[編集]

共著[編集]

アンソロジー[編集]

  • 『エロティシズム12幻想』(2000年2月 エニックス / 2002年3月 講談社文庫)「翼人たち」
  • 『怪談実話 FKB 饗宴3』(2012年6月 竹書房文庫)「隣人一家の謎の災難」「金縛り体験記」「明子おばけ」

電子本[編集]

  • 『姫百合たちの放課後』(1997年)
  • 『姫百合日記』(1997年)
  • 『いなくなった猫の話』(1999年)
  • 『一郎と一馬』
  • 『語る石』
  • 『フラスコの中の親指姫』
  • 『カンヅメ』
  • 『インモラルΨラボ』(2017年- パルソラ イラスト:天野しゅにんた)

その他[編集]

  • 『人権と利権 ―「多様性」と排他性―』(鹿砦社 2023年6月)

脚注[編集]

  1. ^ 『西城秀樹のおかげです』あとがきより
  2. ^ 『姫百合たちの放課後』文庫版あとがきより
  3. ^ http://oser.exblog.jp/3484167/
  4. ^ 『ゲイシャ笑奴』あとがきより
  5. ^ 歴代代表理事 | パラベラム協会
  6. ^ 本人ツイート

関連項目[編集]

外部リンク[編集]