李卓

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 李 卓
Taku Lee
オービックシーガルズ  #29
ポジション ランニングバック
生年月日 (1995-02-20) 1995年2月20日(29歳)
国籍 日本の旗 日本
出身地 愛知県名古屋市
身長 182cm
体重 90kg
経歴
高校 南山高等学校
大学 慶應義塾大学
所属歴
2017- オービックシーガルズ
2021-2022 モントリオール・アルエッツ
受賞歴・記録
Xリーグチャンピオン(1回)
2020
オールXリーグ選出(2回)
2019, 2020
その他受賞・記録
Xリーグ最優秀新人賞(2017年)
ジャパンXボウルMVP(2020年)
通算成績
(2023年度終了時点)
ラン獲得ヤード 973
平均ラン獲得ヤード 8.4
ラッシングTD 5
リターン数 2
リターン獲得ヤード 48

李 卓り たく, 1995年2月20日 - )は、愛知県名古屋市[1]出身のプロアメリカンフットボール選手。Xリーグオービックシーガルズに所属している。ポジションはランニングバック(RB)。

経歴[編集]

高校・大学[編集]

南山中学校に入学後にアメリカンフットボールを始める。当時からポジションはランニングバックだった。南山高校を経て、慶應義塾大学総合政策学部[2]に進学し、アメリカンフットボール部に所属。大学時代、主将を務め、3年次と4年次は連続で関東のリーディングラッシャーとなり、関東ベストイレブンに選出。4年次にカレッジボウルでMVPを獲得した。日本代表としては、2年次にU-19世界選手権日本代表に選出(不参加)。3年次には、大学生で唯一となる、シニア世界選手権日本代表に選ばれ出場した。また、4年次にはカレッジ日本代表として大学世界選手権に出場した。

オービック・シーガルズ[編集]

大学卒業後、日本航空に就職するも、並行して2017年よりオービックシーガルズに所属する。同年Xリーグの最優秀新人賞を獲得。2018年は副将とオフェンスリーダーを務め、NFLに挑戦するべくアメフトに専念するため、同年秋に日本航空を退社する。2019年春には、スカウトイベントのザ・スプリング・リーグ英語版に参加し、XFLのトライアウトに招聘される。2020年春、カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)のグローバルコンバイン英語版に招聘される[3][注釈 1]。2019年、2020年と2年連続でオールXリーグに選出される。2020年のジャパンXボウルでMVPを獲得。2021年1月、NFLのIPPプログラム英語版参加候補選手としてキャンプに招聘される[4]

モントリオール・アルエッツ[編集]

2021年4月15日、2021CFLグローバルドラフト英語版にてCFLモントリオール・アルエッツから3巡24位で指名を受けた[5]。NFLへの入団を目指していたが、ドラフト指名にかからず断念することになり、モントリオールに入団[6]。9月18日のBCライオンズ戦にて、丸尾玲寿里ウィニペグ・ブルーボマーズ)、山﨑丈路BCライオンズ)に続き日本人3人目となるCFL出場を果たした[7]

オービック・シーガルズ(2回目)[編集]

2022年11月1日、CFLのレギュラーシーズン終了に伴い帰国し、シーガルズに合流、古巣に復帰した[8]。このシーズンから、日本国籍のプロ契約選手として契約を更新した。

人物[編集]

中学生時代からの将来の目標は、航空機のパイロットであった。そのため、大学卒業後に採用倍率100倍以上とも言われるパイロット訓練生として日本航空に就職し、成田空港配属となる。しかし、NFLへの挑戦に専念するために1年半で同社を退社した[9][10]

在日韓国人4世であり、日本国籍を取得している[11]

記録[編集]

詳細情報[編集]

年度別成績[編集]

シーズン チーム 試合 ラン リターン
GP GS Att Yds Avg Lng TD Att Yds TD
2019 OS 7 6 54 527 9.8 68 2 - - -
2020 2 2 22 175 8.0 34 2 - - -
2021 MTL 14 4 - - - - - 2 48 0
2022 20 0 - - - - - - - -
2023 OS 5 5 40 271 6.8 54 1 - - -
通算 48 17 116 973 8.4 54 5 2 48 0

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 新型コロナウイルスの感染拡大により2020シーズンの開催中止が決まる

出典[編集]

  1. ^ http://www.joqr.co.jp/kiwami/2021/01/post-8113.html
  2. ^ https://www.sfc.keio.ac.jp/campuslife/students/t_ri.html
  3. ^ 小座野容斉 (2020年2月1日). “【アメフト】オービックRB李卓がCFLグローバルコンバイン、カナダの本選に進出”. ベースボール・マガジン社. 2021年4月19日閲覧。
  4. ^ オービックの李卓が候補者11名に選出、NFLの2021年IPPプログラム参加を目指す【プレスリリース】”. Xリーグ (2020年12月31日). 2021年4月19日閲覧。
  5. ^ 【アメフト】CFLグローバルドラフト、丸尾、山岸、町野、佐藤ら6選手が指名される”. BBM Sports (2021年4月16日). 2021年4月19日閲覧。
  6. ^ 【アメフト】RB李卓がCFLアルエッツと契約「プロとしてのスタート、楽しみです」”. BBM Sports (2021年6月10日). 2021年11月18日閲覧。
  7. ^ 【アメフト】李卓がCFLデビュー 日本人として初のリターン、2回で48ヤードを記録”. BBM Sports (2021年9月19日). 2021年11月18日閲覧。
  8. ^ RB李卓選手がオービックシーガルズに合流 2年ぶりに国内試合出場へ”. Xリーグ (2022年11月1日). 2023年12月25日閲覧。
  9. ^ 篠原大輔 (2020年6月13日). “パイロットになる夢は封印 日本人初のNFLプレーヤーにかける”. 朝日新聞グローブ. 2021年4月19日閲覧。
  10. ^ 山崎ダイ (2021年4月17日). ““年収2000万円JALパイロット”の肩書を捨て…日本人初のNFL選手に一番近い26歳「課題は英語ですね」【アメフト】”. Sports Graphic Number. 2021年4月19日閲覧。
  11. ^ 山崎ダイ (2021年4月17日). “「アジア人を代表してNFLに挑戦する覚悟ができました」 在日韓国人4世だった李卓が“日本人初”のNFL選手を目指す「深すぎるワケ」”. 文春オンライン. 2021年4月19日閲覧。

外部リンク[編集]