太陽の犬

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太陽の犬
ジャンル テレビドラマ
企画 小坂敬
脚本 白井更生
監督 帯盛廸彦
高瀬昌弘
池広一夫
山本迪夫
出演者 坂上香織
中田喜子
中垣克麻
竜雷太
ほか
ナレーター 矢島正明
製作
プロデューサー 大久保豊
伊藤満
制作 東北新社
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1988年2月3日 - 1988年3月23日
放送時間水曜 19:00 - 19:54
放送枠日本テレビ水曜7時枠連続ドラマ
放送分54分
回数8
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太陽の犬』(たいようのいぬ)は、1988年2月3日から同年3月23日まで日本テレビ系列局で放送された東北新社製作のテレビドラマである。全8回。放送時間は毎週水曜 19:00 - 19:54 (日本標準時)。

犬笛・娘よ、生命の笛を吹け』、『黄金の犬』、『炎の犬』、『パパになりたかった犬』に続く、日本テレビ「犬シリーズ」の第5作[1]

ストーリー[編集]

江藤恭司は麻薬密輸ルートとその組織を追っている横浜中央署の刑事。麻薬密輸船と思わしき船内に突入するが、中に麻薬は無かった。この時犯人逮捕は失敗に終わり、江藤は川井と共に麻薬捜査班から外される。憂さ晴らしにと、江藤一家は鳥取県大山にある別荘へ。しかしそこで重森ら麻薬密輸組織の一味に出会い、愛犬・ナナと共に追跡を開始。やがて中平県警局長がこの組織とつながっていることを知るが、不意を突かれて恭司は組織に捕えられ、組織と内通したという疑いが持たれたままで殺害される。恭司は死の間際に組織の黒幕の名と真相を書いたメモをナナの首輪に挟んで託した。中学2年生の娘・久美は、父の無実を信じて冤罪を晴らすためにナナとリュウと共に犯人たちの攻撃をかわしながら、父の死の謎を追い、我が家のある横浜を目指し旅に出る。大山から、岐阜飛騨日本アルプス八ヶ岳大菩薩峠富士山麓と苦難の旅を通じて、愛犬と江藤家との心温まる交流を描いた。猟犬であるナナはゴールトンホイッスルという笛で主人の思いの通りに行動するように訓練されているという設定[2]

出演者[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 監督 視聴率
第1話 1988年2月3日 雪山に母犬ナナは散る!
息子リョウよ命をかけて帰巣本能の旅1200キロを走りぬけ!
池広一夫 13.3%
第2話 1988年2月10日 傷ついた母犬ナナの前に冬の海・リョウよ久美よ! 愛の笛を吹きつづけよ! 高瀬昌弘 8.6%
第3話 1988年2月17日 越冬の海・母犬ナナは小舟に! リョウよ! 残された血の秘密をとけ! 10.0%
第4話 1988年2月24日 飛騨高山に雪はふる・泣くなリョウ! 母ナナのいとしき子別れの儀式に! 12.2%
第5話 1988年3月2日 挽歌よひびけアルプスに! リョウよまもれ命をかけて! 母ナナの宝の首輪を 山本迪夫 12.2%
第6話 1988年3月9日 一年後八ヶ岳・甦れリョウ! 人間不信の野性の叫びにいまこそ真実の愛を! 帯盛迪彦 13.3%
第7話 1988年3月16日 夕焼け悲し大菩薩・誇り高き首領リョウ! 今こそ開け母のペンダントを! 12.4%
第8話 1988年3月23日 富士に舞う正義の炎・生あるものの運命・リョウよ! また逢う日まで! 池広一夫 14.1%
平均視聴率12.0%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ザテレビジョンKADOKAWA)1988年2月5日号 p.134
  2. ^ 参考:毎日新聞朝日新聞読売新聞北海道新聞 各縮刷版(それぞれ1988年2月3日~1988年3月23日)、週刊TVガイド 1988年2月5日~1988年3月25日号、ザテレビジョン 1988年2月5日~1988年3月25日号、『1980年代全ドラマクロニクル』(TV LIFE学研パブリッシング)編集部編)「黄金の犬」の項目
日本テレビ系列 水曜19:00枠
前番組 番組名 次番組
恋はハイホー!
(1987年10月21日 - 1988年1月27日)
太陽の犬
(1988年2月3日 - 1988年3月23日)
追跡
(1988年4月6日 - 1994年3月23日)
※19:00 - 19:30、帯番組
動物スクランブル
(1988年4月13日 - 1988年9月21日)
※19:30 - 20:00