仁川交通公社2000系電車

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仁川交通公社2000系電車
基本情報
製造所 現代ロテム宇進産電
主要諸元
編成 2
軌間 1,435 mm
電気方式 直流750V
最高運転速度 80 km/h
起動加速度 3.96 km/h/s
減速度(常用) 3.96 km/h/s
減速度(非常) 4.68 km/h/s
編成定員 206人
車両定員 103人
車両重量 31,5t
編成重量 63.0t
全長 17,200 mm
全幅 2,650 mm
全高 3,400(1次車) mm
3,600(2次車) mm
主電動機出力 95kW
駆動方式 三相交流かご式誘導電動機(シュコダ製:ML3534 K/4型)
制御装置 IGBT素子VVVFインバータ制御(シュコダ製:TM 7.1)
制動装置 回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ
保安装置 CBTC
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2000系 (2000けいでんしゃ)は仁川交通公社2号線用の通勤形電車

概要[編集]

仁川交通公社2号線の開業に合わせ、1次車2両編成37本、増備に合わせて2次車2両編成6本が製造された。集電方法は議政府軽電鉄釜山-金海軽電鉄などと同じように第三軌条方式が採択された。また、車体が従来の通勤型車両に比べて小さい軽電鉄車両となっているが、前者に挙げた車両や牛耳新設線金浦都市鉄道などの他の軽電鉄車両よりも編成長が長い[1]。通常は無人運転が行われるが、運転士の資格を持つ係員が添乗しており、非常時には手動で運転できるようになっている。また、内部は通常の電車と同じである。車両の先端部には手動運転用の運転台が設置されているが、自動運転時は格納されており、前面展望を鑑賞することができる。チェコのシュコダ製のVVVFインバーターを搭載しており、走行音はハンガリーのブダペスト地下鉄の車両に類似した音となる。

編成[編集]

  • 1次車は現代ロテム、2次車は宇進産電で製造されており、2次車は前面の非常扉が廃止されている。
  • 黔丹梧柳駅寄りの2000形と、雲宴駅寄りの2100形の2両1編成で構成されている。ホームの長さは4両基準で建設されており、最大4両まで連結運行が可能である。

編成表[編集]

車号 導入時期 運行中止時期 備考 車両形態
201 編成 2013年 運用中 1次車
202 編成
203 編成
204 編成
205 編成
206 編成
207 編成 2016年5月、試運転中に追突事故が発生した。
208 編成
209 編成
210 編成
211 編成
212 編成
213 編成
214 編成
215 編成
216 編成
217 編成
218 編成
219 編成
220 編成
221 編成
222 編成
223 編成
224 編成
225 編成
226 編成
227 編成
228 編成
229 編成
230 編成
231 編成
232 編成
233 編成
234 編成
235 編成
236 編成
237 編成
238 編成 2021年 2次車
239 編成
240 編成
241 編成
242 編成
243 編成

沿革[編集]

画像[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 牛耳新設線、金浦都市鉄道ともに約14mで連接台車を採用しているが、こちらは約17mでボギー台車である。

関連項目[編集]