ランボルギーニ・カラ

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ランボルギーニ・カラ
ランボルギーニ・カラ
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
デザイン イタルデザイン・ジウジアーロ
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアタルガトップ
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 3.9L V型10気筒
最高出力 400PS(294kW:395hp)
変速機 6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,522mm
全長 4,390mm
全幅 1,900mm
全高 1,222mm
1,220mm(ルーフを取り外した場合)
車両重量 1,290kg
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ランボルギーニ・カラ(Lamborghini Calà、イタルデザイン・カラとしても知られる)はイタルデザイン・ジウジアーロによってデザインされたランボルギーニコンセプトカーである。

概要[編集]

1995年のジュネーブ・モーターショーで発表されたコンセプトカー[1]。カラという名前は北イタリアのピエモンテ語に由来し、「あそこを見て!」という意味を持つ[2]

カラはジャルパの後継として開発され、後にディアブロの後継かつガヤルドの前身と呼ばれるようになる。クライスラーがランボルギーニをメガテックに売却した1994年にカラのデザインは形になったが、後にメガテックがランボルギーニをフォルクスワーゲングループに売却した際、クライスラーの要請によって開発計画が白紙になり、量産には至らなかった。

ジャルパの生産終了から15年後、カラの仕様を反映したガヤルドが、ジャルパの後を継ぐ形で2003年のジュネーブ・モーターショーで発表された。2013年、イタリアで開催されたランボルギーニの創立50周年を祝うイベント「グランデ・ジロ・ランボルギーニ・50°アニヴェルサリオ(略してグランド・ツアー)」において、カラが075のゼッケンを付けルーフを外した状態で参加した。

現在はイタリアにあるランボルギーニ・ミュージアム(ムゼオ・ミュージアム)にゼッケンがついた状態で展示されている。

設計と仕様[編集]

機構面は1987年に発表したランボルギーニ・P140コンセプトの流れを汲んでおり、400PSの最高出力を発揮する4.0 L V型10気筒エンジンを搭載する。ミッドシップ後輪駆動の6速MT、アルミシャーシにカーボンファイバーボディという組み合わせで、最高速度は291km/h、0-100km/hタイムは5秒未満。

ボディカラーは黄色で、ミウラのヘッドライトやカウンタックのワイドスクリーンなど、ランボルギーニを代表する車種からインスピレーションを受けた丸みを帯びたデザインが特徴である。ルーフは脱着式のタルガトップになっている。

外部リンク[編集]

参照[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 1995 Ital Design Lamborghini P140 Calà”. International Lamborghini Registry (2002年7月21日). 2009年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月29日閲覧。
  2. ^ Vijayenthiran, Viknesh (2013年1月18日). “Lamborghini Calà Concept To Take Part In 50th Anniversary drive”. Motor Authority. 2015年3月11日閲覧。

関連項目[編集]


ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa