モナリザたちの冒険

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モナリザたちの冒険』(モナリザたちのぼうけん)は、1987年7月17日から同年9月18日まで放送されたTBS金曜ドラマ(金曜22:00 - 22:54)。全10回。

あらすじ[編集]

神奈川県湘南の町「白江市」が舞台[1]。この町に住む桂ほなみは夫と別れ、保育園保母をしながら一人娘を育てるという生活をしているが、平凡な生活を続けることに物足りなさを感じていたりもしていた。一方で、暮らしを守るささやかな運動を行っている市民サークル「いのくら会」のメンバーとしても活動していた。市議選が半年後に迫り、いのくら会から矢崎貴子が候補者として推薦されるが、貴子が突然立候補を取り下げることとなり、その代わりとしてほなみは自分が出ると言い出し、恋人の紀久雄の反対も押し切って市議会議員選挙に出馬することになる。そして八十川緑が後援会長、アイコが事務局長となって支援団体は「ほなみとタンポポの会」(第4話で「モナリザの会」と改称)として出発した[2]。友情や恋愛、家庭内の問題や周囲への波紋や影響など、様々な出来事や騒動などを描いた[3][4]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1話 1987年7月17日 わたし立候補します! 筒井ともみ 生野慈朗
第2話 1987年7月24日 もっと燃えてみたい!
第3話 1987年7月31日 スキャンダル
第4話 1987年8月7日 俺は家出します!
第5話 1987年8月14日 突然コンサート! 矢島正雄 浅生憲章
第6話 1987年8月21日 危なっかしい4人 筒井ともみ 生野慈朗
第7話 1987年8月28日 夜明けまで一緒に
第8話 1987年9月4日 女のノリで大集会 近藤邦勝
第9話 1987年9月11日 選挙戦が始まった!!
最終話 1987年9月18日 いよいよ投票日!! 生野慈朗

備考[編集]

  • このドラマは、当時の大竹しのぶの夫だった服部晴治がプロデュースした作品だったが、本作の第2回放送日だった1987年7月24日に47歳で急死。これが遺作となった[4]。ちなみに第1回放送日は大竹の30回目の誕生日だった。
  • 演出した生野慈朗は『男女7人夏物語』でも大竹と組んでおり、本作の後も『男女7人秋物語』で引き続き組んでいる。
  • 放送開始の3ヵ月前にC-C-Bを脱退した関口誠人にとっては、現時点で唯一出演した連続テレビドラマである。
  • この作品終了の翌週9月25日に『さよなら金曜ドラマ』と題した特番をもって、金曜ドラマは一旦幕を下ろし、同時間枠の後番組が報道番組JNNニュース22プライムタイム』となった。これに伴いこの時間のドラマ枠はスポンサーごと水曜21時台へと移動し『あなたもスターになりますか』が放送された。

脚注[編集]

  1. ^ 週刊テレビ番組(東京ポスト)1987年7月17日号 p.53
  2. ^ 週刊TVガイド 1987年7月24日号 p.147
  3. ^ 参考:毎日新聞朝日新聞読売新聞北海道新聞京都新聞 各縮刷版(それぞれ1987年7月17日~1987年9月18日)、週刊TVガイド 1987年7月17日号~1987年9月18日号、ザテレビジョン 1987年7月17日号~1987年9月18日号、週刊テレビ番組 1987年7月17日号~1987年9月18日号
  4. ^ a b 『1980年代全ドラマクロニクル』(TV LIFE学研パブリッシング)編集部編)p.276 「モナリザたちの冒険」の項目
TBS 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
モナリザたちの冒険
【ここまで第1期】
雨よりも優しく
【ここから第2期】
TBS系列 金曜22時台
男たちによろしく
モナリザたちの冒険
【当番組まで金曜ドラマ枠】
JNNニュース22プライムタイム
【ここから報道番組枠】