ホンダ・パルディン

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ホンダ・パルディン
NC50-Ⅴ
基本情報
車体型式 NC50-Ⅴ
エンジン 49cc cm3 2ストローク
空冷空冷2サイクル単気筒
内径×行程 / 圧縮比 40.0 mm × 39.6 mm / 6.7:1
最高出力 2.2PS/5500rpm
最大トルク 0.37kg-m/3500rpm
車両重量 52kg kg
      詳細情報
製造国 日本
製造期間 1978~
タイプ
設計統括
デザイン
フレーム
全長×全幅×全高 1545 mm × 610 mm × 985 mm
ホイールベース 1050 mm
最低地上高 120 mm
シート高
燃料供給装置
始動方式 蓄力式
潤滑方式
駆動方式
変速機
サスペンション
キャスター / トレール
ブレーキ ドラム
ドラム
タイヤサイズ 2.00-14
2.00-14
最高速度
乗車定員 1人
燃料タンク容量 2.5 L
燃費 70 km/L
カラーバリエーション
本体価格 79000円
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM ホンダ・ロードパル
同クラスの車
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パルディン(PALADIN)は、本田技研工業がかつて製造販売していた原動機付自転車である。

概要[編集]

1976年に発売され人気を博したロードパル姉妹車として、1978年4月13日に発表され同月14日にパルホリデーと同時に発売されたモデルである[1]

車両解説[編集]

直線を基調としたネイキッドスポーツモデルを彷彿とさせるような独特なフレームを持つモデルであるが、個々に分離させたヘッドライト・メーター積算計付スピードメーターなどロードパルと異なる点が多い。

ロードパルでは燃料タンクをリヤキャリア下に設置するため給油の際には荷物を下さなければいけなかったのに対し、本モデルではシート下に設置する。またエンジン始動はクイックスターターと呼ばれる蓄力式である。

  • ロードパルの初期モデルでは、毎回ペダルを数回踏みゼンマイを巻いてから左レバーを握り始動させていたが、1977年に発売されたロードパルL以降のモデルからは、腕時計の自動巻き機構に酷似した方式で、後輪が一定距離進むと始動機構のゼンマイが自動的に巻き取られ、再始動はクイックボタンを押しながら後輪ブレーキレバーを引くだけの方式である[2]
PALADINロゴマーク

英字表記がPALADINのため「パラディン」と呼ばれることもあるが、日本語の正式車名はスペルとは無関係に「パルディン」である。

脚注[編集]