フィアット・テムプラ

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テムプラTEMPRA)は、フィアットが製造・販売していた自動車である。

概要[編集]

テムプラ
テムプラ (セダン)
テムプラ (ワゴン)
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
ブラジルの旗 ブラジル
トルコの旗 トルコ
 ベトナム
販売期間 1990-2000年
デザイン I.DE.A (外装)
フィアットチェントロスティーレ (内装)
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
2ドアクーペ
5ドアワゴン
駆動方式 FF
AWD
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.4/1.6/1.8/2.0L I4
ディーゼル:
1.9L I4
変速機 5MT
4AT
CVT
車両寸法
ホイールベース 2,540mm
全長 4,355mm (セダン)
4,470mm (ワゴン)
全幅 1,695mm
全高 1,445mm
車両重量 1,030-1,220kg
その他
姉妹車 ランチア・デドラ
アルファロメオ・155
系譜
先代 フィアット・レガータ
後継 フィアット・マレア
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1990年、レガータの後継車種として発表された。4ドアノッチバックセダンステーションワゴンのほか、ブラジルでは2ドアクーペ型も販売された。

フィアット・ティーポと共通の開発プロジェクト「ティーポ2/3」から生まれた車で、ランチア・デドラアルファロメオ・155などが姉妹車である。

エンジンは、排気量1.4リットルと1.6リットル4気筒SOHC、1.8リットルと2.0リットルで4気筒DOHCガソリンエンジンと、1.9リットル4気筒DOHCターボ、2.0リットルで4気筒SOHCのディーゼルエンジン。これらをFF方式で駆動した。サスペンションは、前輪がマクファーソン・ストラット、後輪がセミ・トレーリングアームで、前後ともコイルスプリング。

デザインについては外装は全てのボディタイプをイタリアのデザイン会社I.DE.Aが、内装はフィアットチェントロスティーレ(フィアット社内デザインセンター)がそれぞれ担当した。

生産はイタリアで1997年まで、ブラジルでは1998年まで行われた。後継は1996年登場のマレアである。

日本での販売[編集]

フィアット&アルファロメオ・モータース・ジャパンにより、1992年から1993年までセダン2.0i.e.SXの1グレードのみが輸入された[1]。日本導入車は排気量2.0リットル4気筒DOHCのガソリンエンジンで、最高出力110PS、最大トルク16.2kg・m、トランスミッションは4速ATという仕様であった。

関連項目[編集]

脚注[編集]