タケちゃんの笑って逃げきる大晦日

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タケちゃんの笑って逃げきる大晦日
テレビバラエティ30年史
ジャンル 大晦日特別番組
バラエティ番組
企画 久保田榮一(フジテレビ)
鈴木哲夫(フジテレビ)
小牧次郎(フジテレビ)
構成 高田文夫
高橋秀樹
ディレクター 三宅恵介、大平司
星野淳一郎、豊島浩行
丸山史、木村基子
永峰明
司会者 ビートたけし
出演者 別項
アナウンサー 永麻理(当時:フジテレビアナウンサー)
オープニング交響曲第9番』第4楽章(作曲:ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
エンディング 同上
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
製作
プロデューサー 横澤彪
山縣慎司
篠原俊郎
編集 IMAGICA
制作 フジテレビ
放送
放送チャンネルフジテレビ系列
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1989年12月31日
放送時間日曜19:00 - 22:44
放送分224分
回数1回
番組年表
前作テレビCM30年史(1988年。18:30 - 21:24)
すべて見せます!!'88スポーツ珍プレー・好プレー 年間総集編(1988年。21:33 - 23:30)
次作年またぎバラエティー(1990年)
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タケちゃんの笑って逃げきる大晦日 テレビバラエティ30年史 (たけちゃんのわらってにげきるおおみそか テレビバラエティさんじゅうねんし) は1989年12月31日フジテレビ系列(一部の系列局を除く)で放送されたバラエティ番組ビートたけし冠番組

概要[編集]

平成」初のフジテレビ大晦日ゴールデンタイム番組で、今まで放送された各局のバラエティ番組を振り返る。

なお、この1989年12月31日は、日本テレビ系列でも18:30 - 19:54[1]に『緊急UFOソ連現地取材特報!! ビートたけしvs矢追純一 UFO対談』を放送していたため、19時台に限り、たけしの出演番組が重複していた。

放送時間[編集]

放送時間は日曜19:00 - 22:44での放送であった。

なお、フジテレビ系列局でありながら、クロスネット局を含めた一部の系列局は当番組を放送せず、主に日本テレビ系列の番組を放送していた。以下、各局ごとの詳細を述べる。

  • 当時、フジテレビ系単独加盟局でありながら、本来の日本テレビ系列である山形放送(YBC[3])の編成の都合により、日曜19:00 - 21:00および、22:00- 23:30[4]には日本テレビ系列の番組を放送[5]していた山形テレビ(YTS[6])では、19時台は日テレ系の『緊急UFOソ連現地取材特報!![7]』を同時ネットしたが、20時以降は日テレ系の番組である年末時代劇スペシャルシリーズ『奇兵隊』の第二部がYBCで同時ネット[8]されたため、代替として12月29日に日テレ系の『金曜ロードショー』枠で放送された1983年公開の映画『白蛇抄』を放送した[9]
  • 当時、日本テレビ系列とのクロスネット局のテレビ長崎(KTN)・鹿児島テレビ(KTS)および、テレビ朝日系列を加えたトリプルネット局のテレビ大分(TOS)・テレビ宮崎(UMK)の4局[10]も、日曜プライムタイムは原則として日テレ系の同時ネットであったため、19時台はYTS同様に『緊急UFOソ連現地取材特報!![11]』、20時以降はYBC同様に『奇兵隊(第二部)』を放送した[12]

出演者[編集]

各コーナー[編集]

バラエティーオープニング集
各バラエティ番組のOPを放送。
鶴ちゃんのいじめられてゴメーンね
片岡鶴太郎の「いじめられギャグ」を放送。初期の『夕やけニャンニャン』でダンプ松本と電話で口論し、やがて本当にダンプがブル中野と共にスタジオに現れて大慌てになったシーン(1985年4月19日放送分)も放送。
○○に似たクイズ
逸見政孝・島田紳助によって、人気クイズ番組を再現。再現した番組は『クイズ・ドレミファドン!』・『クイズグランプリ』と、当時継続していた『なるほど!ザ・ワールド』。
なつかしいあの頃〜デビュー当時の名場面〜
山田邦子とダウンタウンが『笑ってる場合ですよ!』の「お笑い君こそスターだ」に出場したシーンを放送。
バラエティー番組で人気の出た素人たち
欽ちゃんのドンとやってみよう!』の「気仙沼ちゃん」や、『森田一義アワー 笑っていいとも!』の「チョーさんとドン」など。
コント55号「机」
コント55号の出世ネタ「机」(別名「立会演説会」)を、『コント55号の世界は笑う』で放送されたオリジナル版や、『オレたちひょうきん族』ワンコーナー「ひょうきんスター誕生」版を合わせて放送。
邦子・サブ・シロのものまね大会
山田邦子と大平サブロー・シローのものまねネタや、『ものまね王座決定戦』で披露されたものまねを放送。明石家さんまが出場したシーン(1984年10月9日放送『第16回オールスターものまね王座決定戦』[13])も放送。

放送された番組[編集]

番組テーマ曲[編集]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ FNN・FNS加盟局も含めた一部のクロスネット局については、19:00からの飛び乗りネットであった。
  2. ^ 『やっぱり逸見と猫が好き』の間の22:50 - 23:00は、『FNN DATE LINE』を年末年始体制により独立して繰り上げ(通常は『プロ野球ニュース』とワンセットで『ニュース最終版』として放送)。
  3. ^ 当時はテレビ朝日系列とのクロスネット。
  4. ^ 22:30 - 23:30は21時台の番組の1時間30分遅れネット。
  5. ^ YBC日曜19:00 - 23:00にテレ朝系番組を同時ネットしていたことによるもの。
  6. ^ 現在はテレビ朝日系列局
  7. ^ 18:30からはその他のフジ系列局同様、『サザエさん』を通常放送したため、19:00からの飛び乗りネットで放送した。
  8. ^ テレ朝系フルネット局では、18:00 - 20:54に『大晦日だよ!ドラえもん』を放送していたが、YBCではクロスネットの関係上、同時ネットできず、通常の同時ネット枠を19:00 - 19:30は『夢の未来車'89 ソーラーカー・ラリー』、19:30 - 20:00は『ザ・テレビ演芸(30分版)』の30分の単発番組2本に差し替えていた。
  9. ^ YTSでは同枠は『火曜ロードショー』として原則4日遅れで火曜21:00から放送されていたが、『奇兵隊』の代替として同作を放送したことにより、日テレ系の番組が2局で重複することとなった。なお、YTSにおける本来の『火曜ロードショー』のネット枠となる1990年1月2日(火)の21:00 - 22:54は、その他のフジテレビ系列局同様、『なるほど!ザ・ワールド』の年始特番『新春なるほど!ザ・ワールドスペシャル』を放送した。
  10. ^ ただし、UMKおよび、クロスネット時代のKTNはNNSには非加盟である。
  11. ^ KTN・TOS・UMKはYTS同様に18:30から『サザエさん』を放送したため、19:00からの飛び乗り。鹿児島県では、KTSのクロスネット時代は『サザエさん』がTBS系列南日本放送(MBC)で放送されていたため、KTSでは日テレ系フルネット局と同様に18:30から同番組を放送した。
  12. ^ なお、KTSの日曜21時以降は原則的にフジ系の同時ネットだったが、当番組の飛び乗りネットが困難であるため、YBC・KTN・TOS・UMKの4局同様に、21時以降も『奇兵隊』の同時ネットを優先した。
  13. ^ 準々決勝Aブロックで、堺正章のまねで『さらば恋人』を歌おうとしたら、音程が外れて皆ずっこけた。
フジテレビ系列 大晦日19:00 - 22:44枠
前番組 番組名 次番組
タケちゃんの笑って逃げきる大晦日
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(1989年)
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※19:00 - 22:54
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※22:54 - 23:00
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