ジョーダン・ライルズ

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  • ジョーダン・ライルス
ジョーダン・ライルズ
Jordan Lyles
カンザスシティ・ロイヤルズ #24
ピッツバーグ・パイレーツ時代
（2019年10月17日）
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 サウスカロライナ州ダーリントン郡ハーツビル（英語版）
生年月日 (1990-10-19) 1990年10月19日（33歳）
身長
体重		 6' 4" ＝約193 cm
210 lb ＝約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2011年5月31日
年俸 $8,500,000（2023年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
この表について

ジョーダン・ホートン・ライルズ（Jordan Horton Lyles, 1990年10月19日 - ）は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州ダーリントン郡ハーツビル（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのカンザスシティ・ロイヤルズ所属。

MLBの開幕から連続先発試合勝利なしの投手ワースト記録保持者（15試合）[1]。

経歴[編集]

プロ入りとアストロズ時代[編集]

2008年のMLBドラフト1巡目追補（全体38位）でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。

2010年にはオールスター・フューチャーズゲームに選出された。

2011年5月28日にワンディ・ロドリゲスが故障で離脱したため、代役としてアストロズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。5月31日のシカゴ・カブス戦で先発起用され、メジャーデビュー。当時20歳で、この年のリーグ最年少選手となった[2]。8月3日のシンシナティ・レッズ戦でメジャー初勝利を挙げた。この年メジャーでは20試合（先発15試合）に登板して2勝8敗、防御率5.36、67奪三振を記録した。

2012年も防御率5点台と苦しんだが、シーズン最終登板となった9月30日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャー初完封を記録し、メジャー初本塁打も放った[3]。

2013年は自己最多の27試合に登板したが、7勝9敗1セーブ、防御率5.59と3年連続で負け越した。

ロッキーズ時代[編集]

2013年12月3日にデクスター・ファウラーとのトレードで、ブランドン・バーンズと共にコロラド・ロッキーズへ移籍した[4]。

2014年3月9日にロッキーズと1年契約に合意[5]。3月28日に傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ異動し[6]、そのまま開幕を迎えた。AAA級コロラドスプリングスでの登板はなかったが、4月2日にタイラー・チャットウッドが故障で離脱したため、メジャーへ昇格[7]。昇格後は12試合に登板して5勝1敗、防御率3.52と結果を残していたが、6月5日に左手を骨折したため、15日間の故障者リスト入りした[8]。7月13日に60日間の故障者リストへ異動した[9]。

2015年1月14日にロッキーズと247万5000ドルの1年契約に合意した[10][11]。

コロラド・ロッキーズ時代
（2016年7月31日）

2017年7月29日にDFAとなり[12]、8月1日に自由契約となった[13]。

パドレス時代[編集]

2017年8月8日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級エル・パソ・チワワズへ配属された[13]。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。オフの11月2日にFAとなったが、12月17日にパドレスと1年75万ドル（2019年は球団側に契約オプションつき）で再契約を結んだ[15]。

ブルワーズ時代[編集]

2018年8月5日にウェイバー公示を経てミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[16]。オフの10月31日にFAとなった[13]。

パイレーツ時代[編集]

2018年12月17日にピッツバーグ・パイレーツと1年205万ドルの契約を結んだ[17]。

ブルワーズ復帰[編集]

2019年7月29日にコディ・ポンセとのトレードで、ブルワーズへ移籍した[18]。オフの10月31日にFAとなった[13]。

レンジャーズ時代[編集]

2019年12月13日にテキサス・レンジャーズと2年総額700万ドルの契約を結んだ[19]。

2021年オフの11月3日にFAとなった[20]。

オリオールズ時代[編集]

2022年3月12日にボルチモア・オリオールズと550万ドルの単年契約を結んだ[21]。2023年はチームオプションとなる[22]。オフの11月9日にFAとなった[13]。

ロイヤルズ時代[編集]

2022年12月28日にカンザスシティ・ロイヤルズと2年総額1700万ドルの契約を結んだ[23]。

2023年は開幕から1920年以降のMLBで史上最悪となる15試合先発試合連続勝利なしのMLB投手ワースト記録を樹立したが、6月24日のレイズ戦で16先発試合目にして、シーズン初勝利を記録した[1]。

選手としての特徴[編集]

90～96mphのフォーシーム、89～95mphのツーシーム、84～89mphのカッター、77～83mphのカーブの4球種がメインで、主に対左打者にはチェンジアップも投じる。スライダーはごく稀にしか投げない[24]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年

度		 球

団		 登

板		 先

発		 完

投		 完

封		 無
四
球		 勝

利		 敗

戦		 セ
丨
ブ		 ホ
丨
ル
ド		 勝

率		 打

者		 投
球
回		 被
安
打		 被
本
塁
打		 与
四
球		 敬

遠		 与
死
球		 奪
三
振		 暴

投		 ボ
丨
ク		 失

点		 自
責
点		 防
御
率		 W
H
I
P
2011 HOU 20 15 0 0 0 2 8 0 0 .200 415 94.0 107 14 26 1 5 67 0 0 61 56 5.36 1.42
2012 25 25 1 1 0 5 12 0 0 .294 628 141.1 159 20 42 4 5 99 2 0 97 80 5.09 1.42
2013 27 25 0 0 0 7 9 1 1 .438 642 141.2 165 17 49 1 11 93 5 2 98 88 5.59 1.51
2014 COL 22 22 0 0 0 7 4 0 0 .636 546 126.2 127 12 46 1 8 90 6 0 64 61 4.33 1.37
2015 10 10 0 0 0 2 5 0 0 .286 212 49.0 54 2 19 1 3 30 2 0 32 28 5.14 1.49
2016 40 5 0 0 0 4 5 1 3 .444 273 58.2 69 4 28 2 4 32 5 0 46 38 5.83 1.65
2017 33 0 0 0 0 0 2 0 2 .000 211 46.2 61 11 12 1 4 33 2 0 37 36 6.94 1.56
SD 5 5 0 0 0 1 3 0 0 .250 113 23.0 35 5 10 0 0 22 2 0 24 24 9.39 1.96
'17計 38 5 0 0 0 1 5 0 2 .167 324 69.2 96 16 22 1 4 55 4 0 61 60 7.75 1.69
2018 24 8 0 0 0 2 4 0 2 .33 300 71.1 71 12 19 0 1 62 4 0 35 34 4.29 1.26
MIL 11 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 71 16.1 12 0 9 3 2 22 1 0 7 6 3.31 1.29
'18計 35 8 0 0 0 3 4 0 2 .429 371 87.2 83 12 28 3 3 84 5 0 42 40 4.11 1.27
2019 PIT 17 17 0 0 0 5 7 0 0 .417 361 82.1 88 16 33 1 1 90 4 0 53 49 5.36 1.47
MIL 11 11 0 0 0 7 1 0 0 .875 238 58.2 43 9 22 1 0 56 0 0 19 16 2.45 1.11
'19計 28 28 0 0 0 12 8 0 0 .600 599 141.0 131 25 55 2 1 146 4 0 72 65 4.15 1.32
2020 TEX 12 9 0 0 0 1 6 0 0 .143 266 57.2 67 12 23 0 2 36 3 1 49 45 7.02 1.56
2021 32 30 0 0 0 10 13 0 0 .435 769 180.0 194 38 56 0 7 146 9 0 104 103 5.15 1.39
2022 BAL 32 32 1 0 0 12 11 0 0 .522 774 179.0 196 26 52 0 8 144 5 0 94 88 4.42 1.39
2023 KC 31 31 3 0 1 6 17 0 0 .261 748 177.2 176 39 45 0 6 120 10 0 130 124 6.28 1.24
MLB：13年 352 245 5 1 1 72 107 2 8 .402 6567 1504.0 1624 237 491 16 67 1142 60 3 950 876 5.24 1.41
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]

年
度		 球
団		 投手（P）
試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率
2011 HOU 20 5 18 1 0 .958
2012 25 7 19 1 2 .963
2013 27 12 18 1 1 .968
2014 COL 22 11 19 1 2 .968
2015 10 2 8 1 0 .909
2016 40 4 5 1 1 .900
2017 33 1 4 0 2 1.000
SD 5 1 2 0 0 1.000
'17計 38 2 6 0 2 1.000
2018 24 6 7 1 0 .929
MIL 11 0 0 0 0 ----
'18計 35 6 7 1 0 .929
2019 PIT 17 4 8 2 1 .857
MIL 11 2 3 1 0 .833
'19計 28 6 11 3 1 .850
2020 TEX 12 1 8 2 0 .818
2021 32 8 15 0 0 1.000
2022 BAL 32 13 15 0 2 1.000
2023 KC 31 4 9 1 0 .929
MLB 352 81 158 13 11 .948
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

MiLB

背番号[編集]

  • 41（2011年 - 2012年）
  • 18（2013年）
  • 24（2014年 - 2017年7月28日、2020年 - 2021年、2023年 - ）
  • 27（2017年9月1日 - 2018年8月4日）
  • 25（2018年8月10日 - 同年終了）
  • 31（2019年 - 同年7月28日）
  • 23（2019年8月5日 - 同年終了）
  • 28（2022年）

脚注[編集]

  1. ^ a b Joey Johnston (2023年6月25日). “With long-awaited win, KC ends drought not seen in 103 years” (英語). MLB.com. 2023年6月26日閲覧。
  2. ^ Houston's Jordan Lyles became the youngest active Major League on Tuesday with his debut at Wrigley Field
  3. ^ Hartsville's Lyles hits first MLB homer and throws first career shutout CarolinaLive.com
  4. ^ "Rockies acquire RHP Jordan Lyles and OF Brandon Barnes from Houston in exchange for OF Dexter Fowler". MLB.com (Press release) (英語). 3 December 2013. 2017年8月9日閲覧。
  5. ^ "Rockies transactions for March 9". MLB.com (Press release) (英語). 9 March 2014. 2017年8月9日閲覧。
  6. ^ "Rockies transactions for March 28". MLB.com (Press release) (英語). 28 March 2014. 2017年8月9日閲覧。
  7. ^ "Rockies place RHP Tyler Chatwood on the 15-day DL". MLB.com (Press release) (英語). 2 April 2014. 2017年8月9日閲覧。
  8. ^ "Rockies place RHP Jordan Lyles on 15-day disabled list, recall RHP Chris Martin". MLB.com (Press release) (英語). 5 June 2014. 2017年8月9日閲覧。
  9. ^ "Rockies activate LHP Brett Anderson from the disabled list". MLB.com (Press release) (英語). 13 July 2014. 2017年8月9日閲覧。
  10. ^ "Rockies avoid arbitration with RHP Tyler Chatwood, RHP Jordan Lyles and OF Drew Stubbs". MLB.com (Press release) (英語). 14 January 2015. 2015年1月15日閲覧。
  11. ^ “Stubbs, Lyles, Chatwood agree to deals with Rockies” (英語). ESPN (2015年1月14日). 2015年1月15日閲覧。
  12. ^ Thomas Harding (29 July 2017). "Fans delight as Rox recall Tapia from Triple-A". MLB.com (Press release). 2017年7月30日閲覧。
  13. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2023年2月13日閲覧。
  14. ^ A.J. Cassavell (2017年9月1日). “Padres add Lyles, activate Aybar from DL” (英語). MLB.com. 2017年9月3日閲覧。
  15. ^ Chad Thornburg (2017年12月17日). “Padres sign pitcher Lyles to 1-year deal”. MLB.com. 2017年12月19日閲覧。
  16. ^ Andrew Wagner (2018年8月5日). “Brewers add righty Lyles on claim from Padres” (英語). MLB.com. 2018年8月7日閲覧。
  17. ^ “After strong 2018 finish with Brewers, Jordan Lyles signs $2.05M, 1-year deal with Pirates” (英語). Madison.com (2018年11月18日). 2019年3月31日閲覧。
  18. ^ Adam Berry (2019年7月29日). “Pirates deal Lyles to Brewers for Cody Ponce” (英語). MLB.com. 2019年7月30日閲覧。
  19. ^ T.R. Sullivan (2019年12月13日). “Lyles reinvents himself into $16M pitcher” (英語). MLB.com. 2019年12月14日閲覧。
  20. ^ “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). MLB Players.com (2021年11月3日). 2021年11月5日閲覧。
  21. ^ “Orioles sign right-handed pitcher Jordan Lyles”. MLB.com. 2022年3月13日閲覧。
  22. ^ Zachary Silver (2022年3月12日). “Jordan Lyles signs 1-year deal with Orioles” (英語). MLB.com. 2022年3月13日閲覧。
  23. ^ Anne Rogers (2022年12月28日). “Righty Lyles' 2-year deal with Royals official” (英語). MLB.com. 2023年2月13日閲覧。
  24. ^ Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Jordan Lyles

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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