コロンバール

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コロンバール
ブドウ (Vitis)
Colombard grapes
ヨーロッパブドウ
原産地 フランス
VIVC番号 2771
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コロンバール:Colombard)ないしはフレンチ・コロンバール(北米での呼び方)はフランス原産の白ワイン用ブドウ品種である。シュナン・ブランと グエ・ブランの子孫とされている[1][2]アルマニャックで使用されるメリエ・サン・フランソワ(仏:Meslier-Saint-François)や、絶滅寸前ながらコニャックで栽培されるバルザック・ブラン(仏:Balzac blanc)は兄弟にあたる[3]

フランスでは、シャラント県ガスコーニュで伝統的に栽培され、それぞれコニャックとアルマニャックの生産に用いられる。今日では、ボルドー白ワイン[1]およびガスコーニュのヴァン・ド・ペイ・コート・ド・ガスコーニュとフロック・ド・ガスコーニュ[4]にも使用が許可されている。明瞭なグアバの香りを有することで知られる。

南アフリカでも広く栽培されており、"Colombar"とも綴られる[1]。オーストラリアやイスラエルでも小規模ながら栽培例がある。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c winepros.com.au. Oxford Companion to Wine. “Colombard”. 2008年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月7日閲覧。
  2. ^ Colombard Archived 2012-01-19 at the Wayback Machine., Vitis International Variety Catalogue, accessed 2010-07-14
  3. ^ J. Robinson, J. Harding and J. Vouillamoz Wine Grapes - A complete guide to 1,368 vine varieties, including their origins and flavours pg 82, Allen Lane 2012 ISBN 978-1-846-14446-2
  4. ^ Maison des Producteurs du Floc de Gascogne, F-32 800 Eauze