やさしくなりたい (斉藤和義の曲)

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やさしくなりたい
斉藤和義シングル
初出アルバム『斉藤
B面 あいされたいやつらのひとりごと
ウサギとカメ
(USTREAM Live at studio JIVE 2011.8.31)
リリース
規格 マキシシングル
録音 2011年
ジャンル ロックンロール
時間
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
作詞・作曲 斉藤和義
プロデュース 斉藤和義
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間6位オリコンCDTV[1]
  • デイリー5位(オリコン)
  • 2011年11月度月間24位(オリコン)
  • 2011年12月度月間18位(オリコン)
  • 2012年1月度月間19位(オリコン)
  • 2012年度年間3位(フル配信総合、レコチョク)
  • 2012年度年間11位(Billboard JAPAN
  • Year End Hot 100)

    斉藤和義 シングル 年表
    ずっと好きだった
    2010年
    やさしくなりたい
    (2011年)
    月光
    (2012年)
    EANコード
    EAN 4988002613823
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    やさしくなりたい」は、2011年11月2日SPEEDSTAR RECORDSから発売された斉藤和義39作目のシングル。

    解説[編集]

    前作「ずっと好きだった」から1年半振りのリリースで2011年唯一のシングル。表題曲「やさしくなりたい」は、視聴率40%超えを果たした日本テレビ系水曜ドラマ家政婦のミタ』主題歌。2曲目「あいされたいやつらのひとりごと」は、読売テレビ・日本テレビ系のトークバラエティ番組にけつッ!!』のオープニングテーマ[3][4] に起用された。民放でのテレビドラマ主題歌は初。3曲目は、2011年8月31日放送「USTREAM Live at studioJIVE」の模様を収録。表題曲はPVが制作されている。内容は前作「ずっと好きだった」同様ビートルズのライブ公演のオマージュであり、今回は自身の誕生日の8日後の1966年6月30日日本武道館で行われたライブを再現[5]。出演者は前作「ずっと好きだった」と同じ。異なる点は前回ポール・マッカートニー役を務めた斉藤がジョン・レノン役に替わり、前回ジョン役を務めたリリー・フランキーがポール役に替わったこと。ジョージ・ハリスン役とリンゴ・スター役には前回に引き続き2丁拳銃小堀裕之・濱田岳をそれぞれ配している。他には今回新たに同公演で司会を進行したE・H・エリック役に甥である岡田眞善を迎えている。舞台装置やセットは、実物が見つからなかったVOX社製のアンプ以外は忠実に再現されている[5]。2013年12月31日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで大晦日SP絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時』では恒例となっているエンディング曲を斉藤本人が替歌でリテイクした。なお、「やさしくなりたい」はKONAMIの音楽ゲーム「jubeat」にも収録されている。

    主な記録[編集]

    2011年11月14日付のオリコン週間シングルチャートで6位を獲得し自己最高位を更新した。初動売上は1.5万枚であり前作とほぼ同水準売上となった。なお、自身のシングル作品が週間チャートでTOP10入りを果たすのは、前作から2作連続であり通算3作目となった。

    オリコンデイリーチャートでは11月1日、11月5日、11月6日付で8位、11月2日、11月7日付で7位、11月3日付で最高位の5位、11月4日付で6位を獲得し7日連続デイリーチャートTOP10入りを果たした。

    オリコン月間シングルチャートでは、2011年11月度のチャートで24位を獲得。斉藤の作品が月間チャートにランクインを果たすのは前作「ずっと好きだった」から2作連続。推定売上枚数は3.3万枚を記録した。

    2011年11月21日付のBillboard JAPAN HOT 100で3位[6]、11月14日付のBillboard JAPAN Hot Singles Salesで6位、11月14日、11月21日付のBillboard JAPAN Hot Top Airplayで4位、11月14日、11月28日付のBillboard JAPAN Adult Contemporary Airplayで首位を獲得した。また、日本レコード協会から2011年11月度のPC配信部門でゴールド認定を受けた[7]

    2011年11月12日付のFRIDAY SUPER COUNTDOWN 50では29位[8]、2011年10月31日から11月6日調査分のサウンドスキャンの週間シングルCDソフトTOP20では10位[2]、2011年11月12日放送分のCOUNT DOWN TV内のThis Week's TOP 100では6位を獲得した[1]

    『家政婦のミタ』の最終回の放送終了後からダウンロード数が急増し、レコチョクデイリーランキングで配信スタートから約2ヵ月を経て初の1位を獲得した。着うた含む総ダウンロード数で100万に達していたが[9][10]、フル配信での100万件は2014年2月度に達成した[11]。斉藤としては初の記録である。

    CD累計売上枚数も10万枚を越え、現在斉藤の全シングルの中で最多の売上である。

    その他[編集]

    2019年10月28日11月3日放送のKBS京都「京都・時の証言者」で2011年のBGMとして使用。

    批評・賞賛[編集]

    hotexpressの山本純は「“歌うたい”によるメッセージはシンプルだけど、自分の中にひっそりと横たわっている大事なモノを確かに呼び覚ましてくれた。」と評した[12]

    また『家政婦のミタ』の主題歌として第71回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の「ドラマソング賞」を受賞している[13]

    収録曲[編集]

    全作詞・作曲・編曲:斉藤和義 (特記以外) 

    1. やさしくなりたい [5:21]
    2. あいされたいやつらのひとりごと [2:53]
    3. ウサギとカメ(USTREAM Live at studio JIVE 2011.8.31)[5:12]

    カバー[編集]

    脚注[編集]

    1. ^ a b This Week's TOP 100 Ranking Date : 2011/11/12”. COUNT DOWN TV (2011年11月12日). 2012年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011-12-22 0:00閲覧。
    2. ^ a b 週間 CDソフト TOP20 2011年10月31日〜2011年11月6日 調査分”. サウンドスキャン (2011年11月7日). 2011-12-22 0:04閲覧。
    3. ^ 斉藤和義が『にけつッ!!』のテーマ曲を制作 - ケンコバ「めっちゃ嬉しい」 Archived 2011年10月27日, at the Wayback Machine.(マイコミジャーナル、2011年10月9日)
    4. ^ 『にけつッ!!』のテーマソングに斉藤和義の新曲が決定! Archived 2011年10月23日, at the Wayback Machine.(テレビドガッチ、2011年10月12日)
    5. ^ a b “斉藤和義、新曲MVでビートルズ完コピ 45年前の日本武道館公演再現”. ORICON STYLE (オリコン). (2011年11月1日06:00). https://www.oricon.co.jp/news/2003300/full/ 2011年11月5日17:56閲覧。 
    6. ^ “斉藤和義、超話題ドラマ『家政婦のミタ』主題歌「やさしくなりたい」がチャート再浮上”. BARKS. (2011年12月8日). https://www.barks.jp/news/?id=1000075422 2011年12月9日閲覧。 
    7. ^ レコード協会調べ 11月度有料音楽配信認定”. 日本レコード協会 (2012年11月). 2012年2月9日20:57閲覧。
    8. ^ FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50 November 12 2011 アーカイブ(2011年11月12日付発表分)”. 文化放送FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』公式サイト. 文化放送 (2011年11月12日). 2011-12-22 0:08閲覧。
    9. ^ “『家政婦のミタ』最終回効果で、斉藤和義『やさしくなりたい』が総ダウンロード数100万を突破!”. ぴあ. (2011年12月22日). http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201112220005 2011年12月24日閲覧。 
    10. ^ “斉藤和義「やさしくなりたい」 “ミタ旋風”でレコチョク1位”. デイリースポーツ. (2011年12月23日). http://news.livedoor.com/article/detail/6142803/ 2011年12月24日閲覧。 [リンク切れ]
    11. ^ 右記にて2014年2月度を検索⇒ https://www.riaj.or.jp/f/data/cert/hs.html#01
    12. ^ “愛なき時代に生まれたわけじゃない”斉藤和義の普遍的な想い”. hotexpress (2011年11月1日). 2011年11月5日20:33閲覧。
    13. ^ 2012年2月8日、ザテレビジョン ドラマアカデミー賞:結果発表 webザテレビジョン角川マガジンズ、2012年3月15日参照。