Wzonka-Lad

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Wzonka-Lad(ウゾンカラッド)とは、かつて開発されていたゲームボーイゲームエミュレータである。対応プラットフォームはAmigaホームコンピュータのみ。

Wzonka-Lad
作者 Ville Helin
初版 1996年8月20日 (27年前) (1996-08-20)
最新版
1.03 GPL / 2004年1月3日 (20年前) (2004-01-03)
プログラミング
言語
アセンブリ言語
対応OS AmigaOS
サポート状況 開発終了
種別 ゲームエミュレータ
ライセンス GNU GPL v2
公式サイト https://www.villehelin.com/wzonka-lad.html
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概要[編集]

1984年モトローラが開発した完全32bitマイクロプロセッサMC68020アセンブラでプログラムされた。

特徴[編集]

互換性は高く[1]、最終バージョンにおいてはほとんどのゲームを実用的に遊べる程度のスピードで、実行することができた[2]。また、アセンブリ言語で書かれていながら、GUIに対応しているのも特徴である[3]

MC68020以降のプロセッサを搭載していれば動作し、ゲームの速度と色を変えるためのオプションが存在した。グラフィックスサウンドカードにも、CyberGraphXとAHIを通して対応していた。

歴史[編集]

当時、Amigaに移植されたゲームボーイエミュレータには、C言語で書かれたVirtual Gameboy(VGB)が存在していたものの、実行速度が遅かったため、開発者のVille Helinはアセンブリ言語を用いて、より速く実行できるものを開発することにした[注 1]。1996年に開発がスタートし、1999年で一度停止した[3]

その後は、元々はシェアウェアであったライセンスを見直し、2003年8月よりフリーウェアとして、新バージョンが公開された[4]

2004年のリリース以降、開発は終了している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 機械語が直接実行されるため、アセンブリ言語は実行速度が他言語に比べて圧倒的に早い。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]