Breezing

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Breezing
小泉今日子スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ・ミュージック[1]
歌謡曲
レーベル ビクター音楽産業
チャート最高順位
小泉今日子 アルバム 年表
詩色の季節
1982年
Breezing
(1983年)
WHISPER
(1983年)
『Breezing』収録のシングル
  1. 春風の誘惑
    リリース: 1983年2月5日
  2. まっ赤な女の子
    リリース: 1983年5月5日
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Breezing/KYOKO Ⅲ』(ブリージィング)は、1983年7月5日に発売された小泉今日子の3枚目のオリジナル・アルバム[2]

帯コピー:キョンキョンの前では、そよ風も踊りだす!!!

背景[編集]

シングル「春風の誘惑」、「まっ赤な女の子」(アルバム・バージョン) を収録。「まっ赤な女の子」からディレクターが髙橋隆から田村充義へ交代となったことで、誰に曲を書いて欲しいかという話が出されるようになり、小泉はシャネルズ横浜銀蝿が好きと答えている[3]。本作ではシャネルズのメンバーだった田代マサシ鈴木雅之が詞・曲を提供しており、少しずつ小泉本人の希望が作品に反映されるようになった。

LPレコードおよびカセットでは、女の子っぽいA面を ″Girl Side″ 、大人っぽいB面を ″Lady Side″ とコンセプトが分けられているが、これについて小泉は「ああ、アルバムはこうやって作るんだと思いました。大人っぽい歌を歌えるのがうれしくて。」と振り返っている[3]

2007年7月25日には、「春風の誘惑」のB面曲「真夜中のレッスン」、「まっ赤な女の子」のB面曲「午後のヒルサイドテラス」が追加収録された『WHISPER+2』がデジタルリマスター音源、紙ジャケット仕様でリリースされた[4]

収録曲[編集]

LP/CT[編集]

Side A【Girl Side】[編集]

  1. まっ赤な女の子[注 1]
    作詞:康珍化/作曲:筒美京平/編曲:佐久間正英
    • 5thシングルA面曲。
  2. Candy Kiss
    作詞:湯川れい子/作曲:南こうせつ/編曲:大村雅朗
  3. だから抱きしめて
    作詞:田代マサシ/作曲:鈴木雅之/編曲:村松邦男
  4. Happy Birthday
    作詞:田代マサシ/作曲:鈴木雅之/編曲:村松邦男
  5. ときめきたいの
    作詞:三浦徳子/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:甲斐正人

Side B【Lady Side】[編集]

  1. 春風の誘惑
    作詞:篠原ひとし/作曲:緑一二三/編曲:萩田光雄
    • 4thシングルA面曲。
  2. 愛なき世代
    作詞:竜真知子/作曲:鈴木キサブロー/編曲:萩田光雄
  3. 夢見る年頃
    作詞:青木茗/作曲:滝沢洋一/編曲:難波弘之
  4. 雨の海岸通り
    作詞:三浦徳子/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:甲斐正人
  5. Kiss Me Please
    作詞:原由子/作曲・編曲:奥慶一

Breezing+2[編集]

  1. まっ赤な女の子
  2. Candy Kiss
  3. だから抱きしめて
  4. Happy Birthday
  5. ときめきたいの
  6. 春風の誘惑
  7. 愛なき世代
  8. 夢見る年頃
  9. 雨の海岸通り
  10. Kiss Me Please

ボーナス・トラック[編集]

  1. 真夜中のレッスン
    作詞:森雪之丞/作曲:はしだのりひこ/編曲:萩田光雄
  2. 午後のヒルサイドテラス
    作詞:秋元康/作曲:筒美京平/編曲:佐久間正英

脚注[編集]

  1. ^ Kyoko Koizumi = 小泉今日子 – Breezing / Kyoko III = ブリージィング (1983, Vinyl)”. Discogs. 2023年12月10日閲覧。
  2. ^ 小泉今日子/Breezing ~小泉今日子III”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2022年9月23日閲覧。
  3. ^ a b 小泉 2008
  4. ^ a b Breezing+2|小泉今日子”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年12月10日閲覧。

注釈[編集]

  1. ^ 音源自体はシングル盤と同一であるが、冒頭部分に音声加工されたボイスメッセージ「Breezing・Breezing・Breezing…from Kyoko to you」が収録されている。

出典[編集]

参考資料[編集]

外部リンク[編集]