野坂祐子

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野坂 祐子(のさか さちこ)は、日本心理学者臨床心理士大阪大学大学院人間科学研究科教授。質的心理学、臨床心理学が専門。

人物[編集]

1996年東京国際大学教養学部人間関係学科卒業[1]、1999年 お茶の水女子大学大学院修士課程修了、2004年お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学、武蔵野大学講師をへて2009年大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター准教授、2013年大阪大学大学院准教授、2023年同大教授。

学校危機メンタルサポートセンターでは大阪教育大学附属池田小学校における事件後のケアや、学校における事件や事故後の介入事業等を行っていた。現在、学校や児童相談所、児童自立支援施設での、児童・少年の被害・加害の支援へと活動の場を広げている。

著書[編集]

  • 『フィールド心理学の実践:インターフィールドの冒険』,新曜社 2013年(共著)
  • 『子どもへの性暴力: その理解と支援』,誠信出版,2013年(分担執筆)
  • 『辞典,誠信 心理学辞典 新版』,誠信出版,2014年(分担執筆)
  • 『子どものPTSD-診断と治療』,診断と治療社,2014年(分担執筆)
  • 『性加害行動のある少年少女のためのグッドライフ・モデル 』,誠信出版,2015年(監訳)

翻訳[編集]

  • 『PTSD治療ガイドライン 第2版』金剛出版,2013年
  • 『グッドライフ・モデル:性犯罪からの立ち直りとより良い人生のためのワークブック,』誠信書房,2013年
  • 『あなたに伝えたいこと』誠信書房,2015年
  • 『複雑性PTSDの理解と回復』金剛出版,2022年

脚注[編集]

外部リンク[編集]