酒田花火ショー

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酒田花火ショー(さかた はなびショー)は、山形県酒田市で毎年8月第1週の週末(土曜日に開催。雨天予備日日曜日)に行われている花火大会である。

概要[編集]

1929年酒田港が第2種重要港湾となったことを記念して打ち上げ花火を行ったのが、この花火大会の原点とされている。2003年から酒田市を流れる最上川の下流を舞台に、12000発もの花火を打ち上げている[1]

2020年2021年新型コロナウィルスの影響により開催中止[2]となり、2022年はコロナ感染拡大防止の観点から、全席有料指定席のチケット制(一部酒田市在住・在勤・在学者対象の無料招待席400マス=1マス4人であるので1600人までを設置)[3]として3年ぶりに通常開催を目指していた[4]。特に2023年から[3]「2尺玉花火競技会」をこの花火ショーのメインイベントとして開催することから、そのプレイベントと位置づけ「始動。-2尺玉花火の熱き競演-」をテーマに2尺玉14発も打ち上げることが決まっていた[5]

しかし、開催直前の8月3日深夜~8月4日早朝にかけての豪雨により、最上川の下流が一時水没し、天候は回復したものの、地盤がぬかるんでおり、かつ土砂の堆積により不衛生な環境であることから、基から開催を予定していた8月6日、並びに雨天順延日の8月7日までに改善する見通しが立たない[6]として、予備日を含め8月の開催は中止(再延期日未定のためチケットは一度全額払い戻し)となった[7] [8]

出典[編集]

  1. ^ 酒田港まつり・酒田花火ショー
  2. ^ 2021年は8月に2020年東京オリンピック2020年東京パラリンピックの開催があるため、警備上の関係で一度9月への延期が発表されたものの、コロナ感染拡大のため取りやめとなったが、代わりとして市民のクラウドファンディングによる「酒田を元気にしたい花火」が数回にわたり行われた(酒田を元気にしたい花火2021)。
  3. ^ a b 基は2022年から競技会を始める予定で、2021年はそのプレ大会としていた(入場に関しても2022年同様に全席指定席でチケットの発売を計画していた。酒田の花火、来年から大輪「2尺玉」競技会 コロナ逆手 朝日新聞)が、前述の通り2021年の大会が中止となり、プレ大会・競技会とも1年順延する形となっていた
  4. ^ 開催概要
  5. ^ 最上川河口・酒田花火ショー、2尺玉競技会に 来年から、今年はプレ開催(河北新報)
  6. ^ 酒田花火ショー中止 記録的大雨最上川増水 観覧席に土砂改善見込みなく(荘内日報)
  7. ^ 酒田花火ショー中止、打ち上げ場所水没で(山形新聞)
  8. ^ 酒田花火ショー2022中止に伴う有料観覧席チケットの払い戻し(酒田市)

外部リンク[編集]