週刊少年ジャンプの新人漫画賞

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週刊少年ジャンプの新人漫画賞では、『週刊少年ジャンプ』(集英社)が主催する歴代の漫画賞について記述する。

概要[編集]

1968年の『少年ジャンプ』創刊当時、少年漫画の有名作家の多くは先発の『週刊少年サンデー』(小学館)や『週刊少年マガジン』(講談社)に囲い込まれ、連載作家の獲得が困難な弱小誌だった。そこで新人作家の獲得を目指し、新人漫画賞を設けて誌面での募集を行った。すると『新人が載る雑誌』という認識が広がり、多くの新人作家の獲得に成功した。こうした新人の発掘・起用が『週刊少年ジャンプ』台頭の原動力となると同時に、ジャンプ出身者が他誌で活躍する一方、その逆はほとんど無い「純血主義」と呼ばれる傾向を生み出した[1]

新人漫画賞は『少年ジャンプ』にとって『持ち込み』と『少年ジャンプルーキー』に並ぶ新人発掘の柱であるとされる[2]。2018年現在、『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞として、月例新人賞『JUMP新世界漫画賞』、年1回の金未来杯、年2回の『手塚賞』・『赤塚賞』、不定期の『ストキンPro』・『Gカップ』・『Jスタートダッシュ漫画賞』が開催されている。

2017年時点で月例賞は毎月100本以上、手塚・赤塚賞は毎回200本以上の応募がある[3]。担当編集者がいない漫画家志望者の投稿作品が受賞することは稀であるとされる[4]

週刊少年ジャンプ編集部は「ジャンプが存在している限り、ジャンプは新人漫画家を募集しています」としている[5]

一覧[編集]

  • 太字は現在でも行われている企画
  • 独立記事がある企画はそちらを参照。独立記事がない企画については後述する

月例新人賞[編集]

  1. 新人漫画賞(1968年 - 1970年?) - 後述
  2. ヤングジャンプ賞(1970年頃 - 1979年頃) - 後述
  3. フレッシュジャンプ賞(1979年 - 1985年?) - 後述
  4. ホップ☆ステップ賞(1985年 - 1996年)
  5. 天下一漫画賞(1996年 - 2002年)
  6. ジャンプ十二傑新人漫画賞(2003年 - 2007年)
  7. JUMPトレジャー新人漫画賞(2007年 - 2017年)
  8. JUMP新世界漫画賞(2017年 - 開催中)

MJ・SQとの共催[編集]

  • 手塚賞(1971年 - 開催中) - ストーリー漫画を募集。年2回
    • 赤塚賞(1974年 - 開催中) - 手塚賞より独立。ギャグ漫画を募集。年2回

連載権獲得を掲げる賞[編集]

作画・原作担当の輩出を目的とする賞[編集]

  1. ストーリーキング(1998年 - 2005年) - 後述
  2. ストキン炎(2006年 - 2011年)
  3. ストキンP&ガリョキンP(2014年) - 後述
  4. ストキンPro&ガリョキンPro(2016年 - 開催中) - 後述

ギャグ漫画を募集する企画[編集]

  • GAGキング(1989年 - 1997年、2000年)
  • Gカップ(2011年 - 2016年) - 不定期。後述
  • GカップBURST(2019年 - 開催中)
  • 赤塚賞(1974年 - 開催中)

その他[編集]

  • ジャンプ次世代マンガ賞(2013年 - 2014年) - 後述
  • Jスタートダッシュ漫画賞(2018年 - 開催中) - 後述

新人漫画賞[編集]

新人漫画賞は、かつて『少年ジャンプ』で行われた月例の漫画賞[6]

漫画雑誌で新人作家の漫画を募った最初の賞であるとされる。4代目編集長後藤広喜によると、後発だった『少年ジャンプ』は人気作家獲得の上で不利だったため、始まったとしている。この新人漫画賞は手塚賞・赤塚賞や月例新人漫画賞につながっていく。ただしこの頃は応募数が30~50程度と少なく、後藤は「ラクガキみたいな出来の作品」もあったが、それが結果的に「敷居が低い雑誌」と見られ、野心ある若い才能が結集したのかも知れない、としている[7]

年月期 作者 作品 掲載 備考
主な受賞一覧(不完全なリスト)
1968年 佳作 池沢さとし 怪童のひびき 1969年2号 [6]
島田憲司 まんが天使 [6]
1 1969年 佳作 島田賢司 おたまじゃくしのうた 1969年12号 [6]
2 佳作 おだ辰夫 フクメンくん 1969年20号 [6]
徳重たかし 兄弟の賛歌 1969年22号 [6]
枡谷たけし サイボーグシティ 1969年24号 [6]
奨励賞 浅野優 清と金色 1969年23号 [6]
3 1970年 佳作 逆井五郎 ズッコケ大番 1970年19号 [6]
夕やけ吾郎 雪のふる日の物語 1970年20号 [6]
4 佳作 高野功太郎 1970年36号 [6]
福田達雄 どかたの大将 1970年37号 [6]
5 入選 いわしげ孝 小さな命 [8]
高野功太郎 花の男 1970年52号 [6]
先代
創設
月例新人漫画賞
1968年 - 1970年
次代
ヤングジャンプ賞

ヤングジャンプ賞[編集]

ヤングジャンプ賞は、1970年頃から1979年頃にかけて行われた『週刊少年ジャンプ』で行われた月例の漫画賞[9]

4代目編集長の後藤は、この頃から秋本治(山止たつひこ)・江口寿史らが発掘され、賞の成果が出てきたとしている[7]

主な受賞一覧(不完全なリスト)
年月期・
年学期
作者 作品 掲載 備考
1970年
1学期 
佳作 しおのヨシノリ わらいは天国 1970年19号 [9]
佳作 沢田ユキオ おれとかあちゃん 1970年21号  [9]
2学期  佳作 石原俊明 がんばれ!!1234郎 [9]
3学期  佐野文博 夢は無情 1970年36号  [9]
6学期  佳作 島田好晴 日本ヒッチャカメッチャカ家族 1970年41号  [9]
10学期  佳作 三奇タカシ こじろう 1971年10号  [9]
入選 白岡巧 二人はひとり 1971年11号  [9]
12学期  佳作 大岩敏雄 ダチとブチ 1971年12号  [9]
1971年
6学期 
佳作 ハセベ楊 番長はだれだ!? 1971年47号  [9]
11学期  入選 金井龍郎 太陽に泳げ 1972年17号  [9]
12学期  佳作 井上郁夫 ベンピマン 1972年19号  [9]
1972年
5学期 
佳作 庄司もりたか どくろ大旋風 1972年39号  [9]
7月期  佳作 角屋公一 殺し屋がやってきた! 1972年46号  [9]
8月期 応募作 三浦みつる 世にも不幸な男の話 1972年53号  [9]
1971年受賞とも[10]
12月期  入選 諸賀卓 キャプテンはだれだ!? 1973年23号  [9]
1973年
5月期 
佳作 加藤ウラオ かあちゃん 1973年41号  [9]
山本いさむ はらへっ太 1973年42号  [9]
8月期  佳作 石てつお 漫画ちゃんという名の少年 1973年50号  [9]
9月期  佳作 コーゴ淳 オヤジの縁談 1973年51号  [9]
10月期  佳作 山本いさむ 清丸参上! 1974年3号  [9]
1974年
月期不明
佳作 コンタロウ 先生の日
1975年
6月期 
佳作 滝川健市 おんぼろナイトくん 1975年52号  [9]
9月期  佳作 鴨川つばめ ドラゴン危機一髪 1975年49号  [9]
1976年 
4月期
入選 山止たつひこ こちら葛飾区亀有公園前派出所 1976年29号  [9]
大瀬三郎 子どもハ天使デハナイノデス 1976年52号  [9]
9月期  佳作  前川勝 異人屋敷殺人事件 1976年51号  [9]
月期不明 星野之宣 葬送船団 [11]
1977年
1月期 
入選 江口寿史 恐るべき子どもたち 1970年21号  [9][12]
2月期  入選 いのうえ仁 ロボット大作戦 1977年47号  [9]
5月期  佳作 大平かずお マラソン社長 1977年47号  [9]
柴山実 宇宙船銀魂号 1977年48号  [9]
9月期  佳作 柴山実 年寄への道 1977年51号  [9]
10月期  佳作 気駕正彦 大攻防戦 1977年52号  [9]
1978年
月期不明
高岩ヨシヒロ  創世記 [13]
月期不明 入選 次原隆二  [14]
1979年
2月期 
入選 本山一城 きまってないのにキメマルくん 1979年20・35・52号  [9]
3月期  佳作 五月けんじ おしゃぶり右門捕物控 1979年26号  1979年新人賞[9]
先代
新人漫画賞
月例新人漫画賞
1970年頃 - 1979年頃
次代
フレッシュジャンプ賞

フレッシュジャンプ賞[編集]

フレッシュジャンプ賞は、かつて『週刊少年ジャンプ』で行われた月例の漫画賞。フレッシュ・ジャンプ賞、フレッシュ★ジャンプ賞とも表記された[15]

主な受賞一覧(不完全なリスト)
年月期 作者 作品 掲載 備考
? 1974年 入選 沼よしのぶ [16]
3 年月期不明  入選 富沢信一 ツエルブ TWELVE 1979年49号  [15]
えだまつかつゆき 出口兄弟恋愛記 1979年40号 [15]
4 1979年
月期不明 
入選 富沢順 鋼鉄の殺人者 1979年50号 1979年新人賞[15]
6 月期不明 入選 御手洗便三 吸血の夜
8 年月期不明 入選 池田俊一 ともだち 1980年9号  [15]
10 1980年
月期不明 
入選 高橋陽一 キャプテン翼 1980年18号  1980年FJ賞準入選[15][17]
佳作 おづモユル れふと 1980年15号  1980年新人賞[15]
8月期  入選 おおつぼマキ ぶち丸アウトロー 1980年49号  [15]
17 月期不明  佳作 ひすゎし あのコはとても…!!! 1980年FJ賞佳作[15]
おづモユル 女子高教師 1980年47号
25 1981年
月期不明
佳作 富所和子 なんか妖怪!?
佳作 まつもと泉 [18]
さとう純一 [19]
36 年月期不明  佳作 森下ひろみ 少年は青春が好きだった 1982年23号 [15]
43 1983年
月期不明
佳作 関根直子 40の顔を持つ男 1983年7号 1983年FJ賞佳作[15]
52 月期不明 入選 黒岩よしひろ 舞子ミステリアス [20]
1984年
月期不明 
佳作 川島博幸 トラブル・スター
時期不明 徳弘正也 [21]
先代
ヤングジャンプ賞
月例新人漫画賞
1979年 - 1985年?
次代
ホップ☆ステップ賞

ストーリーキング[編集]

ストーリーキングは、漫画原作担当の志望者募集を目的とした漫画賞。1998年 - 2005年に『週刊少年ジャンプ』によって行われた[22]

  • 略称〈部門〉M:マンガ部門、N:ネーム部門、C:キャラクターデザイン部門、S:作画部門
  • 〈発表号〉は、全て『週刊少年ジャンプ』
受賞一覧(不完全なリスト)
発表号
キング 準キング 奨励賞 その他の賞 備考
1 詳細不明
2 1998年
37・38号[22]
N あずまけいしん『POLICE BACADEMY』

ほったゆみ『九つの星

3 1999年
17号
N - 宮崎敬「ゴミの日」
山下育子「こはく色」
小野みどり「絵師」
水田真「陰陽師」
- - [22]
M - - - 大森晶彦「コミカル!」
C - 藤子浩史 -
4 詳細不明
5 2000年
5・6号
N - 渡辺智子「夢幻堂」
長谷川尚代 「C.A.P-Crime And Penalty-」
- - [22]
M - 遠藤達哉「西部遊戯」 - -
C 該当作なし
6 2001年
2号
N - 長谷川尚代サラブレッドと呼ばないで 中原遊「竜見、いきます」
坂本りこ「ヒット」
- [22]
M - - 土井友志「摩訶不思幽霊怪奇譚」
海鹿尚子「海へゴー!!」
[作]K・[画]中村聡子「禁じられたアリス」
-
7 2001年
51号
N 稲垣理一郎アイシールド21 塚本妖一「King of Pilot」 浅見洋輔「ジンサイGAME」 - [22]
M - - 岩田直也「守り神源太」
土田健太『風影』
富田まさてる「緑の甲子園」
-
8 2002年
51号
N - - 久保咲「4年越しの挑戦者達」
和田美句「犬と僕。」
池田薫「FIRE8!」
- [22]
M - 中島諭宇樹「天上都市」 - -
9 2003年
28号
N - 池田悠一郎『喇叭王国』 北原孝洋「SHOW DOWN」
河合大和「ラブ&サイコ~市場主義恋愛の危機~」
奥山直人「ココロクマナシ」
- [22]
10 2003年
51号
N  - 高野勇馬「いのちやどりしは」
二戸原太輔「桐野佐亜子と仲間たち」
- - [22]
M - 岩代俊明みえるひと - -
11 2004年
25号
N - - 中舘真人「実況!!」
佐野隆次「ラッキーナナ」
-
12 2004年
53号
N  - - 岡真由美「火消し屋仙太捕物控」 - [22]
M - - 藍「雨の神話」 -
S - - - 準画王 - 荒井健治「蹴りたい田中」
13 2005年
16号
N - 栗山武史「good×badチョイス」 - 特別賞 - 本寄直助「DRUMLINE」 [22]
M - 矢部臣「アナグマ」 - -
14 2005年
43号
N - - - 特別賞 - 天海了「ハネウオ」 [22]
先代
ストーリーキング
原作・作画担当募集企画
1998年 - 2005年
次代
ストキン炎

ストキンP&ガリョキンP[編集]

ストキンP&ガリョキンPは、作画担当と原作担当の志望者をそれぞれ募集する部門別漫画賞。2014年に『週刊少年ジャンプ』によって行われた。

受賞一覧
発表号 ストキンP ガリョキンP 備考
1 2014年
18号
準キング 山本広大「大量殺人光線武田」 - [23]
努力賞 東和宏「美化した不良」
油谷人「権道!」
佐藤祐介「光 注ぐ 今」
日野浩伴「自殺代行屋」
川澄浩平「龍の私生活」
山﨑孝顕 公式ネーム
依田瑞稀 公式ネーム
炭酸ふきげん「化物狩部」
ショー熊本「シーハンター」
ニコニコ静画視聴者特別賞 - 藤嶋 公式ネーム
先代
ストキン炎
原作・作画担当募集企画
2014年
次代
ストキンPro&ガリョキンPro

ストキンPro&ガリョキンPro[編集]

ストキンPro&ガリョキンProは、作画担当と原作担当の志望者をそれぞれ募集する部門別漫画賞。不定期で開催中

賞の種類
賞金 掲載等 備考
キング 100万円 本誌または増刊(ジャンプ+含む) グランプリ
準キング 50万円
努力賞 15万円
最終候補 5万円
賞の種類(第4回以降)
賞金 掲載等
入選 100万円 本誌または増刊またはジャンプ+(ストキンPro)
ジャンプ+(ガリョキンPro)
準入選 50万円
佳作 10万円
努力賞 5万円
有望投稿作 1万円
  • 〈発表号〉は、全て『週刊少年ジャンプ』
受賞一覧
発表号 ストキンPro ガリョキンPro 備考
1 2016年
13号
準キング 板倉滉「水夢-パイナルラウンド-」⇒
松本登史淑「王棋の禍姫」➡︎
福成冠智 ストキン審査員:大場つぐみ
ガリョキン審査員:小畑健
⇒GIGA2016 vol.1掲載(作画:だいさ)
➡︎GIGA2016 vol.2掲載(作画:大端了輔)
努力賞 尾崎弾「就活のジレンマ」
内場悠月「フォークロッチ・ゲーム」
栗みや「歩のない将棋は」
結城大「竹千代物語」
松谷祐汰
小田島平計
わたやん
2 2016年
43号
準キング 松木達哉阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ!』⇒ 仁志祐介
狩野雄大
宮川純一
ストキン審査員:附田祐斗
ガリョキン審査員:佐伯俊
⇒WJ2017年9号掲載(作画:宇佐崎しろ[24]
努力賞 小倉和幸「追い討ちコイントス」
井上幽「グッバイ・スイート・ジャップ」
奥谷大樹「虚弱王決定戦」
-
3 2017年
30号
準キング 末永裕樹「舞台を降りる、その時は」(キャラ賞)⇒ 戌森四朗 ストキン審査員:白井カイウ
ガリョキン審査員:出水ぽすか
⇒GIGA2018 WINTERvol.1、J+掲載(作画:比良賀みん也)
努力賞 大宮裕人「ボーンデッドマンション」(企画賞&白井カイウ特別賞)
江澤光騎「悟の卓球!!」(企画賞)
志岐紗季子「ON CALL!!」
小池健斗「Ver.9」
DAG「REFRAIN」
穂高歩(出水ぽすか特別賞)
Yamori(キャラデザ賞)
緒方暁之
4 2019年
51号
準入選 鎌田幹康「リトルスピリット」⇒ あまみ ストキン審査員:白井カイウ
ガリョキン審査員:出水ぽすか
⇒ 「クーロンズ・ボール・パレード」として連載
(WJ2021年11号〜31号、作画: 福井あしび)
佳作 枚田悠希「その魔法少女ベンチャーです」
伊坂匡平「シロ×クロ」
梅津梅吉「リビング・イン・ザ・1F」
やまもと晶「キュレーターズ」
中野慎之介
広瀬眞
中村コウセイ
あもんていら
5 2020年
52号
準入選 加藤航平「空から女の子がっ!」➡︎
千田さとし「落ち武シャーク」⇒
- ガリョキン審査員:宇佐崎しろ
⇒WJ 2021年16号掲載(作画:都築拓也)
➡︎ J+掲載(作画:殿ヶ谷美由記)
佳作 カワサキ「トライ」
上田俊輔「Retire」
山田実範「Wild SPIEL」
幾左田竿
海月凪
今宵羽晴 (宇佐崎先生賞)
6 2022年
2号
準入選 鴨ノ橋あられ「ツナ缶」➡︎
独楽。「愚者の目」⇒
鬼崎うの ストキン審査員:白井カイウ
ガリョキン審査員:出水ぽすか
➡︎GIGA2022 SUMMER掲載(作画:脇肋)
⇒GIGA2022 SUMMER掲載(作画:西野彬秀)
佳作 鴨ノ橋あられ「ゲノム警察」
米澤道彦「絵の魔術」
南野富海弥「滅亡に咲いた希望の華」
高木大輔「バットマン」
canna「半分お化けと夏休み」
藍葉悠気「ファンタスティックジャンクションアンドテラ」
ムミーン「METAL GAY 3」
宮嶋祐斗「ようこそバー『ガッデム』へ」
齋藤純
武内健一
畑園
松ノ木セブン
EITI
波白麳
7 2022年
48号
準入選 - 張文晴
しう
ストキン審査員:白井カイウ
ガリョキン審査員:出水ぽすか
佳作 豚箱ゑる子「ヒーローアンチ」
みのり「カゲロウレシーブ」
山根孝士「八百長赤ちゃん」
時代トキシロ「足跡X」
大西千春「ほけんだより 良くもないけど悪くもないです」
林亮佑「#青春」
伊藤星一
下内遼太
若村朋紀
澤田コウ
橙大介
舛谷隆太郎
胃雄
かぶと山
菓子法師
佐々木敬五
8 2023年
24号
準入選 - わぁー
クウ助
ストキン審査員:白井カイウ
ガリョキン審査員:稲垣理一郎、出水ぽすか
佳作 判田郁紘「Limit」(白井カイウ先生賞)
桑重千聖「ギャンブラブル」
麺王マシマシ「今日閉店するラーメン屋の話」
七志満「四楼ヨミジの物質的な祓い」
おーうち
小畠泪
Komi
木友奏多
宮本はぐれ
倭川佐
おわ
9 2023年
51号
準入選 - 藤居にこ ストキン審査員:末永裕樹
ガリョキン審査員:稲垣理一郎、馬上鷹将
佳作 北欧のる「現代・祓禊紀行」 爽穂詩三駈
加山七手
サンタ
先代
ストキンP&ガリョキンP
原作・作画担当募集企画
2016年 -
次代
継続中

Gカップ[編集]

Gカップは、ギャグ漫画に特化した『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞。応募規定ページ数は5 - 11P。ジャンプ作家が応募原稿の審査を担当する。GカップBURSTに引き継がれた。

  • 〈賞〉はカップ(杯)。Gが大賞
  • 〈発表号〉は全て『週刊少年ジャンプ』
受賞一覧
発表号 作者「作品」 備考
1 2011年
33号
G 黒田いずま「ドント・ストップバス」
中嶋和也「宇宙に捨てればいい」
[25]
F 中西明「無人トラックの怪」
神戸一仁「進化する教師」
今間聡史「救命外科医キリシマ」
山木友貴「物語ジャック日本昔話」
E キスケユウ「訪問者」
木下敬次「大団円」
D 南貴大「YAMA.THE.KING」
祖出泰輔「われろ!俺の腹筋!」
渡邉宗仁「勝ち取れ!Gカップ」
大平達哉「ミコさん」
夏目雅楽「ツタンかんにんぐ」
小西秀明「思春期バスケ」
C 阿部達彦「世界級少年モン太」
B 加藤真一「Blue Spring」
堀内夏貴「境と益田」
阿部雄大「ソムリエのスランプ」
田崎航「ロックの神」
A 桜メン「雑念ラプソディ」
松山享裕「ステキな言葉」
河野真梨菜「YanakeeHero-A」
三日月幸「4コマ漫画!」
丸山和平「只今正義執行中!!!ゴッドマン」
加来智章「観察日記」
わにのコロ輔「胸騒ぎの加湿器」
伊藤紅希「孫とおじいちゃん」
2 2012年
17号
G 伊原大貴「2コマ漫画」
浅井邦宏「走馬灯」
筆洗ゆうた「妄想テクノカット」
[25]
E 古屋賢人「オオカミ少女」
小島歩「天才!高見沢くん」
吉田洸太「お前マジで言ってんのかよ」
藤原なる「LOL-LEGEND OF LUNCH-」
前田良平「たのしい調理実習」
三ツ矢洋平「YOKUBO」
C 藤本長大「すごい人」
松田大地「クソマン。」
森とんかつ「腹筋」
艮田竜和「脱獄しよう!」
B 佐藤滉平「ヤンキー入門」
谷園知宣「よぅわからん奴が屋上から飛ぼうとするそんなお話」
繁在家政之「ダンダンダンス!」
A 坂本七海「あかずきん」
大久保樹「やさしい天狗と狼男」
山口廣海「缶ちがい」
稲岡和佐「フェスティバル・ブレイカー」
三好将仁「1と4」
大阪百合香「妹コントローラー」
荒木千尋「たまごかしら」
佐藤悠大「日本みらいばなし」
村井政善「純粋感性批判」
疋田源「タンクトップVS全身タイツのまき」
3 2012年
51号
F 観寺風貴「半見開き漫画」
小山ゆういちろう「ランニングダディ」
三木真博「ケンケンパ」
[25]
E 今井陸人「サルカニ合戦~カニの作戦会議~」
萩原裕一「アヌビス君が覆す。」
D 内藤光太郎「明日を捨てた狗」
毛利太亮「ナンデヤネン」
上原智也「(主人公の)人生が変わる10ページのしょーもない話」
吉田学央「紅ずきん」
C 中野宏治朗「現代無敵少女 テコ」
大崎笙子「一パン家庭の事情」
リー・北岡「え?という間劇場」
湯芽矢希坊「タジュータ」
B 毛利太亮「愛しきジェーン」
A 田丸里丸「世界はとっても広いから」
岡達朗「四コマの星」
陣内友馬「0の罪」
白梅頼綱「人妻サンプルムービー2012」
三井美智子「うさぎ的に困ります」
村井政善「考察集」
枝葉子「マ男者」
藤山不二子「無題」
飯野俊介「アバンギャルドは奇を衒わない」
4 2014年
9号
G 繁在家政之「もし○○が沢田くんだったら」
林侑利「松谷の死闘」
[25]
F 前田良平「はじめてのハンドボール入門」
壷屋翔「必殺!赤ずきんチャン」
E 山田ニナ「レディバニー!」
長谷川穂海「一匹狼のシゲ」
D 栗石貴匠「レッツゴー!レイコ」
藤村峻大「楽しいお絵かき」
木村隆行「しじみ12個分のおもしろさ」
村上希「エキサイティングスーパー」
C 山口崇宏「金魚のフン13連発」
箙啓吾「転校初夜」
高橋下手流「オヤバカコバカ」
B 相田哲也「日常に潜む異端人「比根暮中学編」
A みかんねこ「電光石火つばめちゃん!!」
向井晃夫「流星異少女星乃さん」
井上裕輔「個人調査」
佐藤トモヨシ「パー子」
才谷梅次郎「月見ウサギ」
木村なづき「無題」
甲斐博之「ひなためぐり」
久野太市「ラーメン屋にて」
大久保彰彦「無題」
5 2014年
43号
F 杉本竜一「モラル」
どろり「無駄メカニック少女サトミ」
[25]
E 見る目なし「あの頃の僕らはいつだってガイルが強キャラだと信じていた・」
阿部達彦「森のくまさん?」
相田哲也「まめのきもち」
寺岡裕史「弟」
徳光武志「虎牢関の戦い肩幅の広さと心の広さは同じです」
井上祐輔「ジョージおじさんのアメリカンドリーム」
びんちゃん「How to 悪魔召還術」
D 桜井竜也「ボンコロちゃんぷらす・」
C 赤津元也「脱糞王子ウンノ」
6 2016年
34号
F 川内巧海「タカシとヨシ子」
長原康幸「爆咲アリスの日常」
[25]
E 上野駿太郎「今日のクッキング」「通学中の高校生」
貞森裕也「ブレイクタイム」
森下さく「ファンシープレイ」
D 金子友洋「最終決戦」
江竜源太「スタイリッシュド変態」「嗅比辺ラブラドール」
島崎義久「壁ドンライダー」
C 三好将仁「この世のすべてをロマンティックにできる」
宣代砦「人間VS河童~炎天下のドキドキ捕獲大作戦!~」
稲垣絵実「恋してりりぃ」
B 西岡英単語「3ページグラフィティ」
A 阿部雄希「通勤電車」
石島亮太「私のヤバイ彼」
久楽 時期不明[26]
先代
創設
Gカップ
2011年 - 2016年
次代
GカップBURST


キャラバンカップ[編集]

受賞一覧
年度 セレモニー 発表号 代表 作者 作品」 備考 出典
2013年 U-20キャラバンカップ 2014年8号 大阪 坂本光優 ブリキのスミレ 最優秀賞 [27]
北海道 下西勇貴 Bounty Hunter
仙台 高橋侑汰 リカバリー・スノー
広島 西岡拓弥 ARC-アーク-
名古屋 川村佑介 超恋愛ヒーロー
福岡 槙本なつみ KIDS MONSTER
大阪 児玉晶 ヒーローシンドローム
2014年 U-20キャラバンカップ 2015年8号 名古屋 高津輪 SKILL BROKER 最優秀作品
大阪 島崎勇輝 Long Time
札幌 遠藤彩佳 金色のシーフ
古川潤 世界名作劇錠
広島 小幡彰二 SIBA
福岡 山口優 千里の道も
2015年 U-20キャラバンカップ 2016年15号 仙台 小松勇登 ゴッドファーザー キャラバンカップ優勝
福岡 松野恭平 青春オーバードーズ
大阪 新名創 Each
北海道 織田杏之助 Revenge
仙台 春日谷拓海 レイン・キラー
名古屋 佐藤京介 サンガミサンガ
広島 山本海都 Kaito by Kaito.
2016年 キャラバンカップ 2017年6号 岡山 田原大作 スクワッター
札幌 伊藤稜馬 アイスノーアイランド


ジャンプ次世代マンガ賞[編集]

ジャンプ次世代マンガ賞は、かつて週刊少年ジャンプの増刊号『ジャンプLIVE』(集英社)→『少年ジャンプ+』(集英社)と『となりのヤングジャンプ』(集英社)の共同開催で行われた漫画賞。

賞の種類
賞金等 備考
入選 100万円
準入選 30万円
佳作 10万円
最終候補 Androidタブレット/iPad/kindle fireのどれか一つ
受賞一覧
募集期間 作者 作品 掲載 備考
1 2013年 佳作 長門はおれ ムリゲー
白川雷電 2.M.2
最終候補 光音小丸 dreamer
タカハシジョー ゾンビホリデー
2 2014年
?月?日 - 6月30日
佳作 ハシモトスズ きっかけはプラネタリウム 少年ジャンプ+2014年9月30日
ピガシモト 峰翔高校の青春 少年ジャンプ+2014年10月1日
最終候補 ひよこちゃんアヒルンバ! ヒューマンヘイト 少年ジャンプ+2014年10月2日
saiteinoningen 漫画 少年ジャンプ+2014年10月3日

Jスタートダッシュ漫画賞[編集]

Jスタートダッシュ漫画賞は、週刊少年ジャンプの漫画賞。Twitterでも投稿できる。不定期で開催中

物語冒頭の『描き出し』『つかみ』に特化しており、ページ数は3~7。未完やネーム段階でも投稿可。初回は松井優征が優秀者と共に冒頭以降の漫画の内容を考えると謳われた[28]

賞の種類
賞金 掲載 備考
入選 30万円 本誌 グランプリ
準入選 15万円 本誌
佳作 5万円 増刊
最終候補 1万円 -
U18賞 上記+5000円 - 18歳以下の受賞者
受賞一覧
作者 作品 掲載 備考
1 準入選 百田稜助 ギゴク 『WJ』2018年48号 U18賞同時受賞
紅木春 迷神街と案内人 U18賞同時受賞
ヨシナミハル 日はまた昇る
佳作 田中康暉 ペスと繭の姫 『GIGA』 U18賞同時受賞
岩本賞希 春と霧 ネーム
遠兎慈⇒ ANIMA U18賞同時受賞
⇒別作品『Mr.hand』でも最終候補+U18賞
おでみ 隣のアスラくん
2 準入選 脇田聖太 SIN 『WJ』2019年35号 投稿時は無題
大塚アキラ 樹海面接 完成版(作画:武山純太)が『ジャンプGIGA』 2020 WINTERに掲載
佳作 小須田大地 PYCHI PHENOMENON 『GIGA』2019 SUMMER vol.3
谷初恋 もし魔法使いの世界に教習所があったら
近藤壮図 chronostasis

その他の賞[編集]

どの賞を受賞したか不明確なもの。

主な受賞一覧(不完全なリスト)
年月期 作者 作品 備考
1971年頃  ありま猛 「ジャンプ賞」[29]
1980年頃  佳作 高橋陽一 友情のイレブン 月例賞
キャプテン翼』の入選以前[30]
佳作
佳作
佳作

脚注[編集]

  1. ^ >我が青春の週刊少年ジャンプ(12)創刊当時は10万5000部だった アサゲイプラス2013年9月12日公開 2018年10月31日閲覧
  2. ^ 少年ジャンプ副編集長に聞く「電子版」の狙い--ジョジョ新作や作家発掘も - (page 3) CNET Japan 2014年11月1日公開 2018年10月30日閲覧
  3. ^ 週刊少年ジャンプ中野博之編集長④「自分が本当に面白いと思って描いた漫画を、日本中に、世界中に広げられる力を一番持っているのがジャンプ」 マンナビ 2017年10月30日公開 2018年10月30日閲覧
  4. ^ 夢眠書店開店日記 第10話:漫画制作の裏側① ほんのひきだし 2016年3月26日公開 2018年10月30日閲覧
  5. ^ 少年ジャンプ漫画賞総合Q&A 少年ジャンプ公式サイト 2018年10月30日閲覧
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 新人漫画賞 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  7. ^ a b 『ジャンプ』元編集長が語る、熱狂するコンテンツ作りの条件(2019年6月23日閲覧)
  8. ^ いわしげ孝 東京文化財研究所 2018年10月30日閲覧
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ヤングジャンプ賞 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  10. ^ 荻野宏の突撃インタビュー第九弾「三浦みつる」先生です。 オッヂピクチャーズ 2016年2月25日公開 2018年10月30日閲覧
  11. ^ 「星野之宣」おすすめ作品一覧 BookLive! 2018年10月30日閲覧
  12. ^ 我が青春の週刊少年ジャンプ(2)江口はもっぱら“少年マガジン”の愛読者たっだ アサ芸プラス2013年8月15日公開 2018年10月30日閲覧
  13. ^ 第151回放送:『高岩ヨシヒロ先生における特別漫学』 2019年8月2日閲覧
  14. ^ 永遠のクルマ少年たちに捧げる「よろしくメカドック」のファンブック、2月9日(木)発売。ただいま予約受け付け中 2019年8月2日閲覧
  15. ^ a b c d e f g h i j k フレッシュジャンプ賞 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  16. ^ 激闘!! 荒鷲高校ゴルフ部 MANGA REBORN 2018年10月30日閲覧
  17. ^ 高橋陽一(漫画家)<前編>「キャプテン翼誕生秘話」 SPORTS COMMUNICATIONS 2013年2月14日公開 2018年10月30日閲覧
  18. ^ 「きまぐれオレンジ☆ロード」まつもと泉×「ラブひな」赤松健 対談/<視線の先>インタビュー 2019年7月2日閲覧
  19. ^ さとう純一 2019年7月2日閲覧
  20. ^ [1] GIGAZINE 2018年5月16日公開 2018年10月30日閲覧
  21. ^ 徳弘正也 横山隆一記念まんが館 2018年10月30日閲覧
  22. ^ a b c d e f g h i j k l 雑誌掲載作品:週刊少年ジャンプ ストーリーキング 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  23. ^ 雑誌掲載作品:週刊少年ジャンプ ストキンP & ガリョキンP 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  24. ^ 「読み切りの時から気になってたから楽しみ」『ジャンプ』7号&8号からスタートする新連載に期待の声続出 ダ・ヴィンチニュース 2017年12月10日公開 2018年10月30日閲覧
  25. ^ a b c d e f 雑誌掲載作品:週刊少年ジャンプ Gカップ 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  26. ^ サクライタケシすすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!【38話】祝2000回!今日も『猫田びより』びより!(2020年3月15日閲覧)
  27. ^ ジャンプスカウトキャラバン 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」を加工して作成
  28. ^ 『週刊少年ジャンプ Jスタートダッシュ漫画賞(2019年6月23日閲覧)
  29. ^ ネット激震の「邪悪」な主人公はこうして生まれた 『連ちゃんパパ』作者・ありま猛インタビュー 2020年6月30日閲覧
  30. ^ 『キャプテン翼』の運命を切り開いた、第4話の“オーバヘッドキック”――高橋陽一が語った、誕生秘話【インタビュー前編】 2019年8月2日閲覧

外部リンク[編集]