谷田昌平

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谷田 昌平(たにだ しょうへい、1923年2月26日[1] - 2007年8月19日[1])は、日本の編集者文芸評論家堀辰雄の研究で知られる。妻は詩人牟礼慶子[1]

徳島県生まれ。兵庫県神戸市出身[1]大阪府立池田師範学校[1]東京高等師範学校[1]を経て、京都大学文学部[1]。在学中から堀辰雄研究を行い、大阪府立桜塚高等学校教諭時代に遠藤周作と知り合った縁から、「三田文学」に「堀辰雄年表」が掲載される[2]1954年新潮社に入社[1]。出版部時代、『武者小路実篤全集』を皮切りに、室生犀星杏っ子』、幸田文流れる』、安部公房砂の女』、遠藤周作『沈黙』など、編集者として数々の話題作を手掛けた[1]。1976年『新潮』編集長[3]町田に転居した遠藤に誘われて「町田会」にも参加し、多くの文豪たちと交友を持った[1]。1988年『回想 戦後の文学』を執筆した。2007年8月19日、老衰により死去[1]

著書[編集]

共著[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 谷田昌平”. www.city.machida.tokyo.jp. 町田市. 2022年12月12日閲覧。
  2. ^ 来歴 谷田昌平”. murekeiko.com. 2023年5月19日閲覧。
  3. ^ 文芸編集者・谷田昌平「没後10年」展 町田市民文学館”. 相模原町田経済新聞. 2022年12月12日閲覧。

参考[編集]

  • 『文藝年鑑』2004、2010