西玲子

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西玲子
出生名 西崎玲子にしざき れいこ
生誕 (1955-09-26) 1955年9月26日(68歳)
出身地 日本の旗千葉県市川市
学歴 千代田女学園高等学校卒業
活動期間 1972年 - 1974年
レーベル 東芝レコード/EXPRESS
共同作業者 ヤング101

西 玲子(にしれいこ、1955年9月26日 - )は、日本の歌手千葉県市川市出身。

略歴[編集]

1955年9月26日生まれ[1]。本名は西崎玲子(にしざきれいこ)。千葉県市川市出身。千代田女学園高校卒業。

「高校生になったら何をしてもいい」と母に言われ、NHKのオーディションを受けたのがきっかけで[2]、NHKのヤング101[3]の第二期生[注釈 1]の一人として、NHK総合音楽番組ステージ101』に1971年7月から1973年10月21日まで出演し、「ニック」の愛称で親しまれた[2][4]

ヤング101を卒業してからは、ソロ歌手として活動し、ラジオのDJなども行った。

2003年10月21日夜、22日昼・夜の計3回にわたってBunkamuraシアターコクーンにて開かれたヤング101復活コンサート『ステージ101〜明日に架ける橋』に、元メンバー36名と共に出演した[注釈 2]

ディスコグラフィ[編集]

※ すべて東芝レコード・EXPRESS

シングル[編集]

発売日 規格品番 タイトル 作詞 作曲 編曲
1972年5月25日 ETP-2725 A 雨あがりの鎮守さま 岡田冨美子 東海林修
B 誰かが何処かで笛を吹く
1973年4月5日 ETP-2816 A 期待 石坂浩二 大野雄二
B なぐさめ
1973年7月5日 ETP-2877 A 荷馬車にゆられて 山上路夫 東海林修
B 恋は夢ごこち
1973年10月 ETP-2928 A ふたつの道 意乃村酔 寺部頼幸 大野雄二
B 幼児王国 山上路夫 村井邦彦 馬飼野俊一
1974年 ETP-20041 A 白い季節[注釈 3] 有馬三恵子 坂田晃一
B 旅ひとり 崎南海子 大野雄二

企画盤[編集]

  • 二人のパレス(作詞:藤野州一、作曲:谷山耕一郎、編曲:山川えつ子)(P-1011) - 西崎玲子名義、ウエディングパレスHEIANオープン記念盤。片面は、斉藤真由美「白いときめき」。

アルバム[編集]

西 玲子[編集]

発売日 規格 規格品番 アルバム
1973年8月5日 LP ETP-8263 西玲子ファースト・アルバム

※ 既発のシングル曲に新曲5曲とカバー曲を入れた、唯一のアルバム。

Side:A

  1. 荷馬車にゆられて
  2. ふたつの道
  3. 翌日(あくるひ)
    • 作詞:石坂浩二、作・編曲:大野雄二
  4. なくしたもの
    • 作詞:石坂浩二、作・編曲:大野雄二
  5. 幼児王国
  6. 恋は夢ごこち

Side:B

  1. 雨あがりの鎮守さま
  2. 動物と子供達の詩[注釈 4]
    • 作詞・作曲:Barry De Vorzon, Perry Botkin Jr./Barry De Vorzon, Perry Botkin Jr.、日本語訳:原譲二、編曲:大野雄二
  3. 期待
  4. 明日までは
    • 作詞:増永直子、作・編曲:大野雄二
  5. いつか誰かと
    • 作詞:増永直子、作・編曲:大野雄二
  6. 水色のつぶやき
    • 作詞・作曲:西玲子、編曲:大野雄二
1974年10月

(発売中止)

LP -

※ 西玲子の幻のセカンド・アルバム。

※ ディレクター:平形忠司、プロデューサー:石坂浩二、作曲:大野雄二などで1973年7月に企画され、翌74年5月下旬にレコーディングを開始。

ステージ101[編集]

以下のアルバムに西玲子名義の曲(共演を含む)が収録されている。

  • ステージ101 愛の限界(1972年12月20日、東芝EMI、ETP-8222)
  • ステージ101 ロッカ・バラード・スペシャル(1973年5月5日、東芝EMI、ETP-8249)
  • ステージ101 スタジオ・ライブ(1973年9月5日、東芝EMI、ETP-8268)
  • ステージ101 ビートルズ・ソング・ブック(1973年12月1日、東芝EMI、ETP-9093)

オムニバスアルバム[編集]

  • 喫茶ロック エキスポアンドソフトロック編(2002年6月26日、東芝EMI、TOCT-10787)-「誰かが何処かで笛を吹く」収録。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 企画レコード「白いときめき/二人のパレス」ライナーノーツより。
  2. ^ a b 新譜ジャーナル1973年7月号(60号)、自由国民社、137ページ。
  3. ^ CD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)ライナーノーツ。
  4. ^ CD『ステージ101ベスト』(Ultra-vibe CDSOL-1043/44)ライナーノーツ。

注釈[編集]

  1. ^ 1971年7月7日に初出演した15名。
  2. ^ 22日夜のコンサートは、後日、BS2で放送された。西は山崎功との共演で'Old Fashioned Love Song'を披露したほか、江崎英子小林啓子のソロの二曲にコーラスで参加し、泉朱子一城みゆ希山田美也子若子内悦郎(以上、五十音順)とともに進行役を務めた。
  3. ^ ナオミ&メープル「明日への出逢い」(1973年4月発売、ビクターレコード、規格品番:SV-2370、日本テレビ系「グランド劇場」テーマ曲)を手直ししたもの。
  4. ^ カーペンターズのシングル「スーパー・スター」のB面「Bless the Beasts and Children」(1971年公開の同名映画主題歌)の日本語カバー。

参考文献[編集]

  • 風間嵐、『ステージ101について』、2021年、CD『ステージ101 GO! / ヤング101』(CSレコード DQCL 3611-15)
  • 土龍団+大池マリ、2001年、CD『ステージ101ベスト』(Ultra-vibe CDSOL-1043/44)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]