菊池慎一

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菊池 慎一(きくち しんいち、1960年 - )は兵庫県出身の精神科医

鳥取大学医学部卒業後、国立精神神経センター武蔵病院、国立療養所鳥取病院を経て、宝塚三田病院勤務。非常勤として向陽病院、たぞえ診療所でも診療を続けるなど臨床三昧の日々を送る。専攻は臨床精神医学、精神病理学精神薬理学産業医学

主な著作[編集]

著書[編集]

  • 「センチメンタル緑豚」(文芸社、小説、2009年)
  • 「統合失調症回復への糸口」(星和書店、2010年)
  • 「精神科草臨床に思う―秋宵十話」(星和書店、2018年)

論文[編集]

  • 菊池慎一:1991年 被害妄想を呈したGilles de la Tourette 症候群の1例―症状の変遷についての精神病理学的一考察.精神医学33;953-960
  • 菊池慎一:1993年 軽躁患者との「共生生活」を契機に荒廃像の改善がみられた慢性分裂病の2症例.精神科治療学8;705-712
  • 菊池慎一:1998年 語らない破瓜病者が書いたもの―その精神病理的特徴と治療的関与について―.精神科治療学13;1257-1264
  • 大野貴司、菊池慎一:2003年 抗精神病薬調整中に発現した[WPW症候群]の2症例.臨床精神薬理6;215-223
  • 菊池慎一:2003年 収集癖について.臨床精神病理24;205-225
  • 菊池慎一:2004年 治療技法としてのカルテ記載について.精神科治療学19;789-792
  • 菊池慎一:2005年 収集癖.臨床精神医学34(2);187-193
  • 菊池慎一:2005年 「射精恐怖」に悩み続ける統合失調症の一例.臨床精神病理26;31-47
  • 菊池慎一:2005年 超音波検査室で精神科医が思ったこと.精神科治療学20;965-968
  • 大野貴司、菊池慎一:2005年 向精神薬による[房室ブロック]の発生機序.臨床精神薬理8;1729-1737
  • 菊池慎一:2007年 臨床経過中にみられた患者の「カウンセリング」希望について.精神療法33;63-71
  • 菊池慎一:2007年 草野球と統合失調症臨床.治療の声8;65-74
  • 大野貴司、菊池慎一、志田尾敦:2008年 急性離脱期にアルコール性心筋症を呈していたと考えられる1症例.精神医学50;701-704
  • 菊池慎一:2008年 スモーキン・ブルース.福岡行動医学雑誌15;4-9
  • 菊池慎一:2009年 精神病後抑うつとモーニングの過程.精神療法35;67-74
  • 菊池慎一:2009年 「ヌマタ」と私.福岡行動医学雑誌16;30-32
  • 菊池慎一:2010年 イトグチの話を居酒屋で.福岡行動医学雑誌17;121-125  
  • 菊池慎一:2011年 当然という言葉を括弧に入れて―「精神疾患の長期経過」雑考―.治療の声12;47-51
  • 菊池慎一:2011年 ちまたの蔵書癖.福岡行動医学雑誌18;127-132
  • 菊池慎一:2012年 学会に向かうタクシーで.福岡行動医学雑誌19;123-127
  • 菊池慎一:2013年 無言の会話―患者さんとの独特な間合い―.統合失調症のひろば/2013・春;47-51
  • 菊池慎一:2013年 三位一体の攻撃.福岡行動医学雑誌20;29-32
  • 菊池慎一:2014年 金曜日の昼下がり、スーパー銭湯.福岡行動医学雑誌21;103-107
  • 菊池慎一:2015年 草取りをする.福岡行動医学雑誌22;141-146
  • 菊池慎一:2016年 たんこぶができた話.福岡行動医学雑誌23;113-117
  • 菊池慎一:2018年 鉄橋の下を流れる川/「治癒」について.福岡行動医学雑誌25;30-34

参考文献[編集]