荻窪駅 (福島県)

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荻窪駅
駅跡(2010年6月)
おぎくぼ
OGIKUBO
会津下館 (1.2 km)
(2.2 km) 白木城
地図
所在地 福島県耶麻郡猪苗代町三郷字下大作
北緯37度34分35.4秒 東経140度8分10.7秒 / 北緯37.576500度 東経140.136306度 / 37.576500; 140.136306座標: 北緯37度34分35.4秒 東経140度8分10.7秒 / 北緯37.576500度 東経140.136306度 / 37.576500; 140.136306
所属事業者 磐梯急行電鉄
所属路線 磐梯急行電鉄
キロ程 4.8 km(川桁起点)
駅構造 地上駅
ホーム なし(1線)
開業年月日 1927年昭和2年)
廃止年月日 1969年(昭和44年)3月27日
備考 磐梯急行電鉄廃線に伴い廃駅
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荻窪駅(おぎくぼえき)は、福島県耶麻郡猪苗代町三郷にあった磐梯急行電鉄廃駅)である。磐梯急行電鉄の廃線に伴い1969年(昭和44年)3月27日に廃駅となった。

概要[編集]

昭和に入ってからの、沿線住民へのサービスの一環として新規開業した駅の一つ[1]であり、正式には荻窪停留場であった[1][2]

歴史[編集]

駅構造[編集]

廃止時点で、1線を有する地上駅であった[3]プラットホームは存在せず、乗客は地面から直接乗降した[3]転轍機を持たない棒線駅となっていた[3]

開業時からの無人駅となっていた[1]。駅舎はないが、線路の西側(沼尻方面に向かって左手側)に出入口が2つある、片流れ屋根の大型の待合所を有していた[3][4]

駅周辺[編集]

田園地帯に位置した[3][4]

駅跡[編集]

1996年平成8年)時点では、駅跡は消滅していた[5]。その後、2007年(平成19年)5月時点では駅跡地から50メートルほど東の位置に「なつかしの沼尻軽便鉄道を訪ねて」と記載され、駅の説明文と現役時代の写真が付いた、駅名標を模した案内板が建てられていた[6]2010年(平成22年)4月時点でも同様であった[7]

線路跡は県道323号線に取り込まれていた[6]

隣の駅[編集]

磐梯急行電鉄
会津下館駅 - 荻窪駅 - 白木城駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 新設届日は6月20日[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 書籍『RM LIBRARY 113 日本硫黄沼尻鉄道部(上)』(著:青木栄一ネコ・パブリッシング、2009年1月発行)20ページより。
  2. ^ 書籍『新 消えた轍 3 東北』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2010年8月発行)101ページより。
  3. ^ a b c d e 『RM LIBRARY 113』30ページより。
  4. ^ a b 『新 消えた轍 3』102-103ページより。
  5. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くII』(JTBパブリッシング、1996年9月発行)41ページより。
  6. ^ a b 書籍『私鉄の廃線跡を歩くI 北海道・東北編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2007年9月発行)47-49ページより。
  7. ^ 『新 消えた轍 3』108-109ページより。

関連項目[編集]