聞けば効くほどやしきたかじん

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聞けば効くほどやしきたかじん
ジャンル バラエティ番組
放送方式 生放送
放送期間 1985年10月7日 - 1987年10月2日
放送時間 月曜日 - 金曜日 12:15 - 13:30
放送局 朝日放送
パーソナリティ やしきたかじん
出演 安井ゆたか(月曜日 - 金曜日)
円広志(金曜日)
宮根誠司
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聞けば効くほどやしきたかじん』は、朝日放送(ABCラジオ)で1985年10月7日から1987年10月2日まで放送されていたラジオ番組[1]

概要[編集]

  • やしきたかじんに取って、初のラジオ帯番組であり、初の冠番組である[2]
  • たかじんはこの番組を始めるに辺り、朝日放送に「ぶつ切りで聴いてもらいたくないので、オープニングから30分ほどはCMを入れない」「はがきを読まない」「ゲストに来た歌手以外の曲は掛けない」という3つの条件を出した[2]
  • 金曜日はABCエキスタに観客を入れて、公開生放送を行った。たかじんと円広志の弾き語りとトークはさながら音曲漫才と呼ばれる程の評判を呼び、その後は『花王名人劇場』(関西テレビ)に二人で出演した[2][3]
  • たかじんは番組開始前、『それゆけ!』(MBSラジオ)火曜日を担当していたが番組終了後に復帰した。

出演者[編集]

コーナー[編集]

  • とりあえず たかじん[6]
  • お昼ざかり話ざかり[6]
  • テレフォン大作戦 クイズ真昼の決闘[6]
    • 主にリスナーがクイズを出題[4]
  • 今夜も乾杯[注釈 2]
  • ラジオ富くじ ジャックポット
    • 往復はがきに「0000」から「9999」まで、好みの4桁の数字を書いて応募。応募する数字はいくつでも可能[注釈 3]。届いた数字をコンピュータに登録。毎月 最終金曜日にビンゴで当選者を決定、当選者に10万円を贈呈。該当者がいなかった場合は賞金は翌月に繰り越された[7]
  • フライデーフォーカス 〜私は見てしまった
    • 番組開始当初のコーナー[4]
  • ラジオ ショッピング[6]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 宮根は当時を振り返り「学生時代にアナウンスの練習をして、朝日放送に入った訳ではないので最初は仕事が全然付かなかった中、たかじんが「下手でもいいから、一番元気なアナウンサーを連れて来てくれ」というリクエストがあって、アナウンス部の忘年会とかでワイワイ騒いでいた当時 入社2年目の僕に話が来た(中略)。相槌も打てない様な新人アナウンサーにコーナーを持たせてくださった訳ですから、ホンマにありがたい事です」とコメントしている。
  2. ^ なとり提供のコーナー。後番組『毎度おおきに! べかこらんど』で継続した。
  3. ^ 極端な話だと1万通り全て書いて応募することも可能。ただしその場合は当時の値段で往復はがき代が80万円かかる[7]

出典[編集]

  1. ^ 朝日放送社史編修室 編『朝日放送の50年』 III《資料集》、朝日放送、2000年3月、144頁。 
  2. ^ a b c 川野将一『日本懐かしラジオ大全』辰巳出版〈タツミムック〉、2021年11月5日、117頁。 
  3. ^ ラジオパラダイス 1987年5月号 p.75 - 81『DJが熱く語るTALKスペシャル やしきたかじん&円広志の巻』
  4. ^ a b c ラジオパラダイス 1985年11月号 p.40
  5. ^ <私の恩人>宮根誠司 フリーになる時…テレビ局幹部に気持ちを伝えてくれた、たかじんさん
  6. ^ a b c d 『ラジオマニア : 全国のAM+FM+短波番組を楽しめ! 2016』三才ブックス〈三才ムック ; Vol.894〉、2016年9月1日、165頁。 
  7. ^ a b ラジオパラダイス 1986年4月号特集「100万円争奪!!ラジオクイズ必勝法」p.26 - 27

関連項目[編集]

朝日放送 月曜日~金曜日12:15-13:30
前番組 番組名 次番組
聞けば効くほどやしきたかじん