美男奴隷

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美男奴隷
著者 梶山季之
発行日 1969年
発行元 光文社
ジャンル 風俗小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本・新書・文庫本
ウィキポータル 文学
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美男奴隷』(びなんどれい)は、梶山季之の長編小説。『週刊女性自身』(光文社)に1968年昭和43年)から連載された[1]

内容[編集]

男を飼う』がありとあらゆるフェティシズムを縦横無尽に紹介、舞台も海外に展開する大河小説の趣を有するのに対し、本作はテーマをSM女装に絞り込み、また女性誌に掲載されたこともあり、女性視点の描写を多用した作品になっている。

登場人物[編集]

  • 中里千絵 - 高校三年生。文芸部員。18歳。
  • 小鍋健吉 - 国語教師。
  • 光岡万里子 - 千絵と同じ高校の同級生。演劇部長。
  • 藤島琢也 - 企業家。女漁りが趣味の大金持ち。
  • 藤島安雄 - 琢也の四男。イラストレーター。37才。女装してストッキングやハイヒールの女装美少年を愛撫する。
  • エリー - 女装の金髪美少年。17才。
  • ジャクリーヌ - 同。16才。
  • 田村順二郎 - 画廊の経営者。
  • 栗原巻太郎 - 週刊誌の芸能記者。

書誌情報[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 梶山季之『美男奴隷』(カッパノベルス 光文社 1969年)解説・226頁 

関連項目[編集]