石川卓磨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石川 卓磨(いしかわ たくま、1979年 - )は、日本のアーティスト、美術批評家。武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科准教授。蜘蛛と箒主宰。[1]

概要[編集]

1979年千葉県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了(修士)。東京都在住。[2]

2023年4月より武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科に准教授着任。[3]

近現代のアートを専門領域とし、作家、批評、キュレーション、編集、映像制作など。

「αMプロジェクト2023-2024|開発の再開発」ゲストキュレーター。[4]

芸術・文化の批評、教育、製作などを行う研究組織である「蜘蛛と箒」を主宰。

絵画、写真、映像などの複数のメディアの関係性を捉え直す作品を制作。デザインや現代思想などの接点を重視し、近代の前衛芸術からスペキュラティブ・デザイン、ソーシャリー・エンゲイジド・アートなどをリサーチ対象にしている。

個展[編集]

「小説の中の私」TALION GALLERY(2019/東京)

「教えと伝わり」TALION GALLERY(2016/東京)

「真空を含む」国際芸術センター青森 (2016/青森)

「イーサン・ハントのフラッシュバック」TALION GALLERY (2014/東京)

「世界と孤独vol.2 石川卓磨」美術画廊 X (2012/東京)[5]

グループ展[編集]

「雲をつかむできごと」switch point (2018/東京)

「第9回 恵比寿映像祭」東京都写真美術館 (2017/東京)

「responsive/responsible レスポンシブ/レスポンシブ」テコギャラリー (2016/ 青森)

「カメラのみぞ知る」Yumiko Chiba Associates (2015/東京)

「複々線」現代heights (2014/東京)、「地上より」GALLERY SIDE2 (2013/東京)

「似て非なるもの」TALION GALLERY (2012/東京)、

「美術評論家鷹見明彦追悼展」表参道画廊+MUSEE F(2011/東京)

高嶋晋一 石川卓磨 FLIGHT DUR ATION」gallery of The Fine Art Laboratory(2009/東京)

引込線」第1回所沢ビエンナーレ美術展 (2009/埼玉)など。

主な論考[編集]

「写実主義の超克と素描のまなざし : エゴン・シーレの素描についての対話」

『ユリイカ2023年2月号 特集=エゴン・シーレ』(青土社、2023年)

「パーティーの後で」『中﨑透 フィクション・トラベラー』図録 (水戸芸術館現代美術センター、2022年)

「アフリカ系アメリカ人として生きる「怯え」と文化的混血性。ラシード・ジョンソン「Plateaus」レビュー」(Tokyo Art Beat、2022年)

「寄生し、介入する」『丸亀での現在 』図録(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2022年)

「大きな物語に抵抗する14の「小説」たち。「Seven / Seven: The Fraught Landscape」レビュー」(Tokyo Art Beat、2022年)「ARTIST INTERVIEW ロニ・ホーン」『美術手帖2021年12月号』(美術出版社、2021年)

アンリ・マティスのヴァーチャル・リアリティ」 『ユリイカ2021年5月号 特集=アンリ・マティス』(青土社、2021年)など。[6]

脚注[編集]

  1. ^ ABOUT US |” (2019年9月29日). 2022年4月22日閲覧。
  2. ^ 石川卓磨”. 第14回恵比寿映像祭(2022)Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2022. 2022年4月22日閲覧。
  3. ^ 部屋と庭 隔たりの形式 | 美術館”. 武蔵野美術大学 美術館 (2020年3月5日). 2022年4月22日閲覧。
  4. ^ αMプロジェクト2023–2024『開発の再開発』 – gallery αM”. 2023年7月5日閲覧。
  5. ^ 石川卓磨のプロフィールと販売作品一覧 | Dear Art”. DearArt. 2022年4月22日閲覧。
  6. ^ 石川卓磨”. 武蔵野美術大学. 2023年7月6日閲覧。

参考文献[編集]

『ART CRITIQUE n.03』

外部リンク[編集]