矢島誠

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矢島 誠やじま まこと
誕生 (1954-01-07) 1954年1月7日(70歳)
日本の旗 日本 国立市
職業 推理作家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1988年 -
ジャンル 推理小説
代表作 「双子座」12文字の殺人
デビュー作 霊南坂殺人事件
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(やじま まこと、1954年1月7日 -)は、東京都国立市出身の推理作家東京都立立川高等学校中央大学文学部仏文科卒。

人物[編集]

大学卒業後、日本文芸社に入社、「漫画ゴラク」編集者となる。当時担当した漫画家は佐藤まさあき由起賢二司敬はらたいらなど。佐藤とは特に関係が深く、佐藤の著書「『劇画の星』をめざして - 誰も書かなかった『劇画内幕史』」(1996年文藝春秋刊)に、編集部のやり方に怒って、数日、会社を無断欠勤した気骨ある編集者として登場する。

同社在籍中、『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞の候補。1986年の末に日本文芸社を退社。翌1987年、『殺意泥棒』で第8回横溝正史ミステリ大賞候補(後に『双曲線上の殺人』として天山出版から刊行。その後ハルキ文庫)。1988年1月、『霊南坂殺人事件』(栄光出版社)を刊行して作家生活に入る。一時期、若桜木虔との合作プロジェクトである「星乃彗理」名義でも著書を刊行するが、現在は若桜木との関係を解消。但し、2001年には、若桜木との連名で『新本陣殺人事件』(河出書房)を刊行している(同年の「週刊文春」ミステリベストテン国内部門第5位)。また、過去に、夏海俊介名義でも作品を発表したことがある。

また、2011年3月、作家松井計との合作名義、松島京作名義で時代小説の執筆を開始し、『本所深川謎解き控え 一番手柄』を徳間書店から刊行した。

著書[編集]

矢島誠[編集]

  • 霊南坂殺人事件
  • 「六大都市」Kの殺人
  • 鎌倉XXの殺人
  • 双曲線上の殺人
  • 「双子座」12文字の殺人
  • 東京「新・山の手」Yの殺人
  • 名古屋殺人事件
  • 死者の暗号殺人事件
  • 長崎の暗号殺人事件
  • 時の殺意 京都
  • 超高層街殺人事件
  • 寝台特急「北斗星」0文字の殺人
  • 殺人二都物語
  • シンデレラエクスプレス殺人事件
  • 金沢 銘菓の老舗殺人事件
  • 信州安曇野Mの悲劇
  • 鉄道捜査官 殺意のスーパーあずさ2号
  • 名探偵法務須の謎解き推理事件簿
  • 殺意の寝台特急北斗星2号(鉄道捜査官2)
  • 殺意のサンライズ特急瀬戸(鉄道捜査官3)

星乃彗理[編集]

  • 「牡羊座の凶劇」殺しの幕はあがった
  • 「牡牛座の凶劇」花菖蒲は見ていた
  • 「双子座の凶劇」もうひとつ死体が残った
  • 「蟹座の凶劇」殺戮の紅い雨が降る
  • 「獅子座の凶劇」血塗りの殺人カード
  • 「乙女座の凶劇」別荘地に散る死体

夏海俊介[編集]

  • 光る波の誘い
  • 潮騒のかなたに

松島京作[編集]

  • 本所深川謎解き控え 一番手柄

テレビ化作品[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]