異物 -完全版-

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異物 -完全版-
監督 宇賀那健一
脚本 宇賀那健一
製作総指揮 中原隆
出演者 小出薫
田中俊介
石田桃香
吉村界人
田中真琴
宮崎秋人
ダンカン
高梨瑞樹
田辺桃子
佐倉仁菜
春野恵
璃乃
宮藤あどね
樹智子
オクヤマ・ウイ
フカミ・アスミ
ムラタ・ヒナギク
音楽 小野川浩幸
撮影 小美野雅史
編集 小美野雅史
製作会社 『異物 -完全版-』製作委員会
公開 日本の旗2022年1月15日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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異物 -完全版-』(いぶつ かんぜんばん)は、2022年公開の日本映画[1][2]

概要[編集]

宇賀那健一が監督を務めた短編映画シリーズ『異物』『適応』『増殖』『消滅』の4編で構成されている[1][2]。延々と繰り返す退屈な日常に、ある日何の前触れもなく異物が人々の日常に介入してくる様子を描く[1][2]。 『"異物-完全版"』は2021年のトリノ映画祭、モントリオール・ヌーヴォ・シネマ映画祭、エトランジェ映画祭など多数の国際映画祭で入選。短編の『異物』シリーズを含めると、米国アカデミー賞公認映画祭3つ、英国アカデミー賞(英国映画テレビ芸術アカデミー)公認映画祭3つ、カナダのアカデミー賞(カナダ・スクリーン・アワード)公認映画祭2つ、スペインのアカデミー賞(GOYA)公認映画祭を含めた20カ国80以上の映画祭で上映、最優秀賞11受賞。 2022年1月よりユーロスペースをメイン館として全国劇場公開。 2023年にTOKYO MXにてスピンオフ連続ドラマ『異物-アナザーストーリー』が放送される。

異物 -Extraneous Matter-[編集]

ストーリー[編集]

言い知れぬ閉塞感を感じながら毎日を過ごしていたカオル。彼氏のシュンスケはただ食事をするためだけにやって来て、何も言わずに帰っていく。働いているアルバイト先も、そこで働く同僚たちもどうにも好きになれない。そんな憂鬱な日々を過ごす中で、自宅にあるものがやって来る。

キャスト[編集]

適応 -Coexistence-[編集]

ストーリー[編集]

トモミは何の変化もない日々の中におけるバーでのアルバイトに嫌気が差していた。トモミがそんなことを思っている中で、コウダイが何かを持ってバーへと急いでいた。その“何か”は昔の彼女に見せるためのものであった。

キャスト[編集]

増殖 -Propagation-[編集]

ストーリー[編集]

ゴミの処分場で働くリュウ、タケシ、ミサトは国からの補助金で新たな事業を始めていた。しかし、そんな最中リュウは現場であるものを発見してしまう。

キャスト[編集]

消滅 -Disappearance-[編集]

ストーリー[編集]

『異物』から1年後、カオルは目まぐるしく動く社会の中で周りの小さな変化に囲まれながら過ごしていた。そんなある日、カオルが懇意にしているバーに向かうと、そこである異変が起きていた。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

出典:[3]
  • 監督・脚本:宇賀那健一
  • エグゼクティブプロデューサー:中原隆(サウスキャット)
  • 撮影・編集:小美野昌史
  • 照明:加藤大輝、本間光平
  • 録音・整音・効果:紫藤佑弥
  • 音楽:小野川浩幸
  • 助監督:平波亘、伊藤祥、猫目はち、工藤渉
  • スタイリスト:松田稜平、小笠原吉恵
  • ヘアメイク:中村まみ、寺川ルミ、つくね綾音
  • 特殊造型:千葉美生、遠藤斗紀彦
  • VFX:若林みゆき
  • ポスタースチール:James Ozawa
  • 製作:『異物 -完全版-』製作委員会

脚注[編集]

  1. ^ a b c "短編4作がつながる『異物 ‐完全版‐』劇場公開 "あいつ"が写り込むビジュアル解禁". クランクイン!. ブロードメディア. 13 April 2021. 2021年4月13日閲覧
  2. ^ a b c "宇賀那健一監督の映画『異物 -完全版-』が劇場公開 ティザービジュアルも". CINRA.NET. 13 April 2021. 2021年4月13日閲覧
  3. ^ "石田桃香、高梨瑞樹ら出演映画『異物 -完全版-』、劇場公開決定!". Pop'n' Roll. 13 April 2021. 2021年4月13日閲覧

外部リンク[編集]