王位戦 (麻雀)

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王位戦
開催概要
初回開催 1973年
参加資格 プロアマ混合戦
方式 上位勝ち抜けトライアル戦
ルール 連盟公式ルール
優勝賞金 130万円
主催 日本プロ麻雀連盟
公式サイト 王位戦
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王位戦(おういせん)は、(株)JPMLが主催、日本プロ麻雀連盟が大会運営[1]、龍龍と日本プロ麻雀連盟チャンネルの協力で開催している麻雀のタイトル戦である。

  • 出場資格:プロアマ混合のオープン戦。
  • ルール:日本プロ麻雀連盟公式ルール(2016年までは連盟Aルール名称)。


地方予選(アマチュア)→B級予選(アマチュア)→A級予選(プロアマ)→A級本戦→A級決勝→準決勝(ベスト16)→決勝戦のスケジュールで行われる。

準決勝はA級決勝の総合得点上位15名に前年の王位を加えての半荘5回戦を60分+1局として行い、上位8名が得点持ち越しでかつ80分+1局の1回戦をA、B卓の順で行って計6戦の総合得点上位4名が決勝進出。

決勝戦は半荘5回戦を行って総合トップが今年度の王位となる他、第48期からは優勝賞金として130万円が授与される[2]。。

なお準決勝以降の対局の模様はニコ生などで中継される。

歴代王位[編集]

近代麻雀王位[編集]

  • 第9期 1981年 長谷川和彦(映画監督)  ※第8期王位・原田進の防衛戦
  • 第10期 1982年 原田進 (全競連)
  • 第11期 1983年 山本久隆(大阪)
  • 第12期 1984年 小笠原正悦(宮城)

以後休止

黎明期のトラブル[編集]

当時の『近代麻雀』編集長岡田和裕によれば、当初は事実上竹書房近代麻雀』が主催しており、株式会社かきぬまはスポンサーであった。ただし近代麻雀紙面上での表記は、主催がかきぬまで、運営が近代麻雀とされていた[4]。ただし主催権などは全くの口約束、契約書などは交わされていなかった[4]。第8期から後しばらくは最高位戦八百長疑惑事件(1980年)に端を発した麻雀界の分裂で、王位戦も近代麻雀主催の王位戦とかきぬま主催の王位戦に分裂してしまった[5]。1981年より、かきぬまと竹書房は「王位戦」の名称使用権を巡って法廷で争うこととなるが[4]。岡田 (1986) では裁判は継続中であり結果は不明であるが[4]、2013年現在の主催者である日本プロ麻雀連盟(最高位戦八百長疑惑事件で近代麻雀から袂を分かった)のwebサイトによれば、その後第15期までは株式会社かきぬまが主催していたとされる[6][* 1]

注釈[編集]

  1. ^ 編注:『近代麻雀』側の王位戦がどうなったのかなどについては、裁判の結果もあわせ、現在のところ文献が無く不明。文献をお持ちの方は是非ご加筆を。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 岡田, 和裕 (1986), 実録・麻雀盛衰記 麻雀プロ・その世界, 三一書房