熊谷彩春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くまがい いろは
熊谷 彩春
本名 熊谷 彩春
生年月日 (2000-04-02) 2000年4月2日(24歳)
出身地 日本の旗 日本千葉県佐倉市
身長 163cm
血液型 A型
職業 女優
活動期間 2011年 -
事務所 東宝芸能
公式サイト プロフィール
テンプレートを表示

熊谷 彩春(くまがい いろは、2000年4月2日[1] - )は、日本女優

千葉県佐倉市出身[2]東宝芸能所属。

略歴[編集]

2歳から4歳まで父の転勤により過ごしたロンドンで、ミュージカルを観劇し、その魅力にとりつかれ、自宅のソファを舞台に歌って踊っていた。帰国後、バレエとピアノを習い始め、小学4年生からはミュージカルスクールに通い、将来はミュージカル俳優になりたいという夢をもつ[2][3]。小学5年生から子役として、2011年にジョイキッズ・ミュージカルの「冒険者たち〜この海の彼方へ」、2012年に劇団四季の「サウンド・オブ・ミュージック」、2013年に「冒険者たち〜この海の彼方へ」再演(主演)に出演する[4]

中学に入学すると同時に、父の転勤によりマレーシアで2年間を過ごす。現地で歌唱を習った先生から「ミュージカル俳優になりたいなら、基礎となるクラシックを学びなさい」と助言され、帰国後に本格的に声楽を学ぶ[2]。2015年、第7回東京国際声楽コンクールのミュージカル・オペレッタ部門で、史上最年少の中学3年生で第1位となる[5]。2017年、高校1年生でEnglish Vocal ElectionのAdvanced部門(16〜22歳)最優秀賞を受賞する[6]

高校2年生(2017年)の夏に渡米し、バークリー音楽大学の夏期講習を受講する。そこで、クリスティ・アルトメア英語版が指導するワークショップに参加する機会を得て、俳優をやりたいという気持ちが高まる。帰国後、東宝芸能に所属するとともに、「レ・ミゼラブル」オーディションを受け、史上最年少でコゼット役に抜擢される[2][3][7]

作品[編集]

映像作品[編集]

出演[編集]

舞台[編集]

  • ミュージカル「冒険者たち〜この海の彼方へ
    • 2011年、潮路 役
    • 2013年、主演・ガンバ
  • ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」(2012年)ルイーザ 役
  • 音楽劇「君よ 生きて」(2017年)小山チズ 役[注 1][8]
  • ミュージカル「レ・ミゼラブル」(2019年[注 2]、2021年[注 3])コゼット 役
  • 絢爛豪華 祝祭音楽劇「天保十二年のシェイクスピア」(2020年)お冬 役[9]
  • ミュージカル「パレード」(2021年)メアリー・フェイガン 役
  • ミュージカル「魍魎の匣」(2021年)楠本頼子 役[10]
  • ミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」(2022年)デア役[注 4][11]
  • 『シェイクスピア物語~真実の愛~』~SHAKESPEARE OF TRUE LOVE ~(2022年)ジュリエッタ・ド・キューブレッド 役[12]
  • NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」(2022年)主演・ノノ[注 5][13]
  • ミュージカル「東京ラブストーリー」(2022年11月 - 12月、東京建物 Brillia HALL 他) - 関口さとみ 役[14]
  • ミュージカル「GYPSY」(ジプシー)(2023年4月9日 - 30日、東京:東京芸術劇場プレイハウス / 5月4日 - 7日、大阪:森ノ宮ピロティホール / 5月12日 - 14日、愛知:刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール / 5月19日 - 21日、福岡:キャナルシティ劇場)ジューン 役
  • ミュージカル「アンドレ・デジール 最後の作品」(2023年)いろいろな女性役
  • 音楽劇「ロミオとジュリエット」(2023年)ジュリエット役
  • ミュージカル「スライス・オブ・サタデーナイト」(2023年)シャロン役
  • スウィーニー・トッド(2024年3月3日 - 5月8日、東京建物Brillia HALL、愛知県芸術劇場)- ジョアンナ 役
  • 無伴奏ソナタ -The Musical-(2024年7月26日 - 8月4日、サンシャイン劇場 / 8月10日・11日、森ノ宮ピロティホール) - リンダ 役[15]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

  • SMART USEN「濱田めぐみの『劇場こそ我が家』」第138作 ゲスト出演 (2021年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 野田久美子とダブルキャスト
  2. ^ 小南満佑子生田絵梨花とトリプルキャスト
  3. ^ 加藤梨里香、敷村珠夕とトリプルキャスト
  4. ^ 真彩希帆とダブルキャスト
  5. ^ 髙橋ひかるとダブルキャスト

出典[編集]

  1. ^ 公式サイト
  2. ^ a b c d ミュージカル『レ・ミゼラブル』のコゼット役で鮮烈なデビューを飾る!熊谷彩春さんインタビュー”. Sakulike. 佐倉市 (2018年9月19日). 2018年12月16日閲覧。
  3. ^ a b “高校3年生の熊谷彩春さん(18) 帝劇の舞台「レ・ミゼラブル」コゼット役でデビュー”. 産経新聞 (東京: 産業経済新聞社). (2018年7月29日). https://www.sankei.com/article/20180729-42KIYLTGYZOCVCBQID72IPDD74/ 2018年12月16日閲覧。 
  4. ^ ヨコウチ会長 (2018年8月19日). “いざ、8度目の航海へ! JOYKIDS MUSICAL『冒険者たち~この海の彼方へ~』”. SPICE. イープラス. 2018年12月16日閲覧。
  5. ^ 第7回 東京国際声楽コンクール 審査結果”. 東京国際芸術協会. 東京国際芸術協会 (2015年10月16日). 2018年12月16日閲覧。
  6. ^ ユースシアタージャパン (2017年1月18日). “(PR)子どもの自信も育つ! ”英語ソング“を楽しむコンクールが初開催!”. ウーマンエキサイト. エキサイト. 2018年12月16日閲覧。
  7. ^ 「レ・ミゼラブル」2019年公演に佐藤隆紀、伊礼彼方、屋比久知奈、三浦宏規ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2018年4月17日). 2018年12月16日閲覧。
  8. ^ 音楽劇「君よ 生きて」出演キャスト・ミュージシャン発表!!”. 龍平カンパニー OFFICIAL BLOG. Amebaブログ (2016年12月9日). 2018年12月16日閲覧。
  9. ^ 「天保十二年のシェイクスピア」に唯月ふうか、辻萬長、樹里咲穂、土井ケイトら”. ステージナタリー. ナターシャ (2019年5月24日). 2019年5月29日閲覧。
  10. ^ イッツフォーリーズ公演ミュージカル「魍魎の匣」”. イッツフォーリーズ公演ミュージカル 魍魎の匣. 2021年8月20日閲覧。
  11. ^ ミュージカル「笑う男」帝国劇場公演、デア役は真彩希帆・熊谷彩春”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年8月12日). 2021年12月31日閲覧。
  12. ^ 内博貴がシェイクスピアの青春時代を演じる「シェイクスピア物語」”. ステージナタリー. ナターシャ (2022年3月10日). 2022年3月13日閲覧。
  13. ^ 「リトル・ゾンビガール」2022年公演、新キャストに高橋ひかる・石井杏奈”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年8月18日). 2021年12月31日閲覧。
  14. ^ “ミュージカル「東京ラブストーリー」柿澤&笹本、濱田&唯月がカンチとリカに”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年3月16日). https://natalie.mu/stage/news/469729 2022年3月25日閲覧。 
  15. ^ 平間壮一主演で『無伴奏ソナタ -The Musical-』が上演決定 もしも音楽の天才が、音楽を禁じられたら?”. エンタメ特化型情報メディア スパイス. SPICE (2024年2月27日). 2024年2月27日閲覧。
  16. ^ オーイシマサヨシ「関ジャニモーツァルト」に参戦、LiSA「紅蓮華」で歌うまキッズと対決”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年9月19日). 2021年12月31日閲覧。


外部リンク[編集]