海神 (船橋市)

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海神
海神駅駅舎(2013年8月18日)
海神駅駅舎(2013年8月18日
海神の位置(千葉県内)
海神
海神
海神の位置
北緯35度42分21.42秒 東経139度58分20.2秒 / 北緯35.7059500度 東経139.972278度 / 35.7059500; 139.972278
日本の旗 日本
都道府県 千葉県
市町村 船橋市
人口
2017年(平成29年)11月1日現在)[1]
 • 合計 18,201人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
273-0021[2]
市外局番 047[3]
ナンバープレート 船橋

海神(かいじん)は、千葉県船橋市の地名。現行行政地名は海神一丁目から海神六丁目。郵便番号273-0021。 三~四丁目の一角は海神台(あるいは海神山)と呼ばれ、戦前に京成電鉄が「海浜別荘住宅地」として分譲した高級住宅街[注 1]である[5]

地理[編集]

西で西船、北で山手、北東で北本町、東で本町、南東南本町、南東から南にかけて海神町、南から南西にかけて海神町東、南西で海神町西山野町と隣接する。

大部分は住宅地として利用されるが、南東部は船橋駅に近いことから商業地として利用される。また、交通の便に優れており、海神駅東海神駅といった2つの駅がある。更に南東部は前述したとおり船橋駅に近く、北部は新船橋駅に近い。道路は南部を国道14号が横断している近隣には海神町海神町西海神町東海神町南南海神といった海神のつく地名が数多く存在する。

地価[編集]

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、海神3-23-35の地点で20万9000円/m2となっている[6]

歴史[編集]

もともとは海神と西海神に分かれていた。海神は「船橋海神(わたつみ)」と呼ばれ、成田街道船橋宿の一員であった。西海神は「行徳海神」と呼ばれ、山野・印内等とともに栗原八ヶ村の一つであった[7]

日本武尊(やまとたけるのみこと)が当地へ賊徒平定に来た時、海上に光り輝くがあり、近づくと柱に神鏡が懸かっていた。それを浜に持ち帰り祀った場所であることが由来という伝説が有名である[7]

入日神社(海神)・竜神社(西海神)の参道が海から続いており、両者若しくはどちらか一社が海を越えてやってくる漂着神(伝説)より起源であるとされる。

1960年代半ばに従来の海神町東・西・北各1丁目・2〜5丁目の一部地域を対象に住居表示が実施され、1966年(昭和41年)6月1日付で「(新)海神二〜六丁目」、1967年(昭和42年)6月1日付で「(新)海神一丁目」が設定された[8]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)11月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
海神一丁目 1,779世帯 2,974人
海神二丁目 1,600世帯 3,066人
海神三丁目 2,106世帯 4,138人
海神四丁目 1,256世帯 2,600人
海神五丁目 1,367世帯 2,868人
海神六丁目 1,338世帯 2,555人
9,446世帯 18,201人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]

丁目 番地 小学校 中学校
海神一丁目 全域 船橋市立海神小学校 船橋市立海神中学校
海神二丁目 23番 船橋市立海神小学校
船橋市立船橋小学校
※どちらか選択
船橋市立海神中学校
船橋市立船橋中学校
その他 船橋市立海神小学校 船橋市立海神中学校
海神三丁目 1番~6番
7番8号
7番22号~29号
8番~30番
7番 船橋市立西海神小学校
海神四丁目 1番18号~26号
2番~3番
4番23号~35号
船橋市立海神小学校
1番17号
※要地図確認
船橋市立海神小学校
船橋市立西海神小学校
※またがり区域
※要地図確認
1番9号・12号~16号
4番2号~11号・13号
4番14号・18号~21号
船橋市立西海神小学校
海神五丁目 全域
海神六丁目 1番7号~14号
2番6号~20号
2番51号~55号
2番58号~76号
3番~30番
1番5号~6号
2番1号~5号
船橋市立海神小学校

施設[編集]

一丁目
二丁目
三丁目
  • 入日神社
  • ピーターパン 石窯パン工房店および本社
四丁目
五丁目
六丁目

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 住民には会社社長や中将クラスの高級将校が多かった[4]という。

出典[編集]

  1. ^ a b 船橋市町丁別人口”. 船橋市 (2017年11月24日). 2017年11月30日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月30日閲覧。
  4. ^ 三浦展『娯楽する郊外』柏書房、2019年、20頁
  5. ^ 三浦展『娯楽する郊外』柏書房、2019年、14-19頁
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  7. ^ a b 海神の歴史と地名の由来”. 船橋市ホームページ. 2023年1月26日閲覧。
  8. ^ 「船橋市広報」第201号(1966年(昭和41年)4月25日発行)p. 3、および第214号(1967年(昭和42年)3月25日発行)p. 3。船橋市中央図書館ほか所蔵
  9. ^ 小・中学校通学区域表(住所別)”. 船橋市 (2016年12月22日). 2017年11月30日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「ふるさとの地名」船橋市の地名を探る(船橋市史談会)