林英哲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はやし えいてつ
林 英哲
基本情報
生誕 (1952-02-02) 1952年2月2日(72歳)
出身地 日本の旗 日本広島県庄原市東城町(現庄原市
学歴 広島県立東城高等学校 卒業
ジャンル 現代音楽民族音楽
職業 和太鼓奏者、作曲家教育者
担当楽器 和太鼓
活動期間 1971年 -
共同作業者 鬼太鼓座鼓童
公式サイト 林英哲オフィシャルサイト

林 英哲(はやし えいてつ[1]1952年2月2日[2][3] - )は、日本和太鼓奏者、作曲家

来歴・人物[編集]

広島県庄原市東城町出身。実家は真言宗の寺院で、8人兄弟の末っ子である。広島県立東城高等学校を卒業後の1970年昭和45年)に、美大を目指して上京した。翌1971年(昭和46年)に「佐渡・鬼太鼓座」の創設に誘われて参加。「鼓童」の創設にも関わり、11年間のグループ活動を経た1982年にソロ奏者(ソリスト)として独立した[3]

1984年(昭和59年)にはオーケストラ曲『交響的変容』(水野修孝作曲)[4]で、和太鼓ソリストとして初となるカーネギー・ホールマンハッタンコンサートホール)での演奏を果たした[5]

若手和太鼓奏者と組んだ「英哲風雲の会」というユニットでの活動もある。1995年平成7年)のテレビCMにおける出演者からの選抜メンバーが、ルーツだという[6]

洗足学園音楽大学で客員教授も務める[7]

2013年平成25年)4月10日、出身地の広島県庄原市より市民栄誉賞を受賞[8]、2022年(令和4年)、福岡市より福岡アジア文化賞大賞[9]、秋の叙勲で旭日小綬章受章[10][11]

著書[編集]

  • 林英哲『あしたの太鼓打ちへ』晶文社、1992年11月1日。ISBN 978-4794960986NCID BN08635872 
  • 林英哲『太鼓日月 独走の軌跡』講談社、2012年11月9日。ISBN 978-4062180528NCID BB1087388X 
  • 林英哲『あしたの太鼓打ちへ 増補新装版』羽鳥書店、2017年10月25日。ISBN 978-4904702680NCID BB24965942 

脚注[編集]

  1. ^ 英哲打歴 - 林英哲オフィシャルサイト
  2. ^ JLogos「CD人物レファレンス事典 日本編」」昭和・平成期 - 日外アソシエーツ
  3. ^ a b sotokoto interview 林英哲 - ソトコト
  4. ^ プロフィール 林英哲 - avex network
  5. ^ ANA WORLD AIR CURRENT PARIS - J-WAVE
  6. ^ 日本の太鼓 英哲風雲の会 稽古レポート - 独立行政法人日本芸術文化振興会
  7. ^ 林英哲 世界の特別講師陣 - 大学紹介 | 洗足学園音楽大学(2013年7月12日時点のアーカイブ
  8. ^ “太鼓の林さんに市民栄誉賞”. 中国新聞 (中国新聞社). (2013年4月11日). オリジナルの2013年7月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20130701230304/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304110131.html 2013年6月21日閲覧。 
  9. ^ “林 英哲/ 2022年(第32回)大賞”. 福岡アジア文化賞委員会. (2023年3月9日). http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304110131.html 2024年5月1日閲覧。 
  10. ^ 『官報』号外235号、令和4年11月4日
  11. ^ 令和4年秋の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 1 (2022年11月3日). 2023年5月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]