村岡勇
村岡 勇(むらおか いさむ、1906年6月1日 - 1993年4月19日[1])は、日本の英文学者。東北大学名誉教授。
略歴[編集]
福島県出身。東北帝国大学法文学部英文科卒。1962年「形而上詩の研究 その奇想を中心として」で東北大学文学博士。土居光知の後を継いで教授を勤め、1970年定年退官。D・H・ロレンス、T・S・エリオットなどを研究したほか、夏目漱石の『文学論』のノートを調査し編纂した。
著書[編集]
- 『英詩のすがた 十七世紀英詩のイメイジ』研究社出版 1958
- 『D.H.ロレンス』研究社出版 1960
- 『英文学-詩と自然』英宝社 1974
- 『漱石資料-文学論ノート 夏目漱石』岩波書店 1976
- 『英文学試論集 形而上詩とペナントと漱石』英宝社 1992
共著編[編集]
- 『ロレンス 人と作品』土居光知共著 研究社出版 1954
- 『形而上詩の諸問題』(編)1965南雲堂不死鳥選書 別巻)
翻訳[編集]
- シェイクスピア『トロイラスとクレシダ』岩波文庫 1949
- チャールズ・ラム,メアリ・ラム『シェイクスピア物語』角川文庫 1952
- D・H・ロレンス『英国よわが英国よ・白い靴下』日高八郎共訳 英宝社 1957
- G.L.ディキンスン『モダン・シンポウジアム・一中国人の手紙』南雲堂 1959
- 記念論集
- 『英文学試論』村岡勇先生喜寿祝賀事業会 1983
脚注[編集]
- ^ 『著作権台帳』