昭和四十六年 大久保清の犯罪
昭和四十六年 大久保清の犯罪 | |
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ジャンル | ノンフィクションドラマ |
原作 | 筑波昭『昭和46年、群馬の春 大久保清の犯罪』 |
脚本 | 池端俊策 |
演出 | 山泉脩 |
出演者 |
ビートたけし 手塚理美 他 |
音楽 | 三宅榛名 |
時代設定 | 1971年 |
製作 | |
製作総指揮 | 堀川とんこう |
プロデューサー | 八木康夫 |
制作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1983年8月29日 |
放送時間 | 月曜21:02 - 22:54 |
放送分 | 112分 |
回数 | 1 |
『昭和四十六年 大久保清の犯罪』(しょうわよんじゅうろくねん おおくぼきよしのはんざい)は、1983年8月29日の21時02分 - 22時54分にTBS系列で放送された、単発のテレビドラマ。副題は「戦後最大の連続女性誘拐殺人事件」である。
概要[編集]
筑波昭の著書『昭和四十六年、群馬の春 大久保清の犯罪』(草思社)[1]を原作に、1971年に大久保清が起こした連続女性殺害事件をドラマ化。事件の残虐性のほか、背景にある大久保の家庭事情も描く。大久保を演じるのはビートたけし。また、八木康夫が初めてプロデュースしたドラマである。
かつてジャパンホームビデオより、VHSでソフト化された(廃盤)。またTBSチャンネル、BS-TBSで放映されたこともある。
キャスト[編集]
- 犯人とその家族
- 大久保清(36):ビートたけし
- 大久保敏江(29)(清の妻):木内みどり
- 大久保キヌ(63)(清の母):大塚道子
- 大久保善次郎(62)(清の父):坂野比呂志
- 大久保貞吉(49)(清の兄):三上寛
- 大久保静乃(当時22)(貞吉の妻):水島美奈子
- 事件関係者
- 瀬間宏子(21)(殺人の被害者):手塚理美
- 瀬間彰(36)(宏子の兄):辻萬長
- 瀬間好枝(30)(彰の妻):菅本烈子
- 広島幸枝(18)(ナンパされた女子高生):志方亜紀子
- 片桐真美(19)(強姦の被害者):岡本かおり
- 神崎陽子(17)(ナンパされた女子高生):紗貴めぐみ
- 山村郷子(20)(殺人の被害者):八神康子
- 大川美知子(17)(殺人の被害者):川上麻衣子
- 小林孝子(21)(殺人の被害者):太田あや子
- 森川周蔵(48)(榛名公園の管理人):奥村公延
- 捜査陣
スタッフ[編集]
- 原作:筑波昭『昭和四十六年、群馬の春 大久保清の犯罪』
- 脚本:池端俊策
- 音楽:三宅榛名
- 演出:山泉脩
- 演出補:山津俊一、中野昌宏、高木郁夫、上條晃、杉山登
- プロデューサー:八木康夫
- 制作:堀川とんこう
- 製作著作:TBS
その他[編集]
- 1983年4月11日に、本作品の制作発表会見が行われる予定であったが、遺族や被害者からクレームが起こり、急遽中止となった。
- 以下2作品は、本作に続くビートたけし主演の実録ドラマシリーズとして、同局で放送された。
- たけし率いるたけし軍団に、かつて新大久保清というお笑いタレントが在籍していた。この芸名は、本作の製作時期に彼が弟子入りしたため、たけしの思いつきで付けられた。
脚注[編集]
- ^ 2002年7月に『連続殺人鬼 大久保清の犯罪』と改題し、文庫化されている(新潮社・新潮OH文庫、ISBN 4-10-290164-7)。