日本パーソナルスタイリング振興協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

一般社団法人日本パーソナルスタイリング振興協会(いっぱんしゃだんほうじんパーソナルスタイリングしんこうきょうかい)、英:Japan Personal Styling Reconstruction Association、略:JaPPA)は、東京都港区南青山2丁目15番5号FARO青山1階に事務局を置く日本のスタイリスト振興団体である。

協会理念[編集]

Our missionとして、「世界に誇れる“日本のパーソナルスタイリング”を確立する。」を掲げて協会運営をしている。そのmissionのために大きく3つにわけて目標を定めている。[1]

1.キャリアと人を育てる

 ・パーソナルスタイリングの市場を開拓し職種として確立させる。

 ・パーソナルスタイリストの労働人口の増加や労働条件を改善、働き手の能力を向上させる。

2.文化を育てる

 ・パーソナルスタイリングを受けるという文化を育み、サービスを受ける人を増やす。アッパークラスだけでなく一般の客層への認知度を上げる。

 ・美容室やネイルのようにPSTが日常に溶け込み身近なサービスとなっている状態を目指す。

3.協会巻き込んだ取り組み

 ・ファッション業界を横断して日本のパーソナルスタイリングを確立する動きを牽引する。

協会理事[編集]

  • 代表理事ーしぎはらひろ子 一般社団法人国際ファッションエデュケーション協会 代表理事

参画団体[編集]


増設している資格[編集]

TOPSS (Test Of Personal Styling Skills) パーソナルスタイリング検定

これまで国内では体系化がなされていなかった「パーソナルスタイリング」を日本で始めて体系化したもの。業界共通の知識測定試験として2019年9月から開始された資格制度である。TOEFLの試験も取り扱っているプロメトリック社と提携し試験を運営している。 [2]

TOPSS(Test Of Personal Styling Skills)[編集]

検定の経緯[編集]

「統一性ある評価基準・資格検定」を策定・実施することでパーソナルスタイリング業界を確立することを目的としている検定[3]

 この能力測定試験が普及することにより、スタイリストの活躍の場が増え、消費者からの信頼を増やし、雇用の場が増えることを目指している。

検定の詳細[編集]

パーソナルスタイリングに必要な知識分野から幅広く出題している。

  1. アイテム    服、アクセサリー知識、品質表示、サイズ、採寸等
  2. スタイル    ファッションスタイル、イメージ等
  3. TPOルール   フォーマル、ビジネス、プライベート
  4. 色       色知識、色彩効果、パーソナルカラー効果、流行色
  5. ヘアメイク   メイク、ヘアスタイル
  6. アウトフィット 大系型コーディネート、年齢対応、フィッテイング
  7. メンズ     スーツの着こなし、フィッテイング
  8. 教養      ファッションの歴史・小売業、環境への取り組み等

検定教材の一式[編集]

TOPSS検定講座は以下の公式教材から構成されている。 こちらを活用して学習に取り組み、TOPSSを受験することができる。

■基礎からわかるパーソナルスタイリング [学研出版][4]

検定の概要[編集]

【名称】    TOPSS(Test Of Personal Styling Skills)

【試験時間】 85分

【問題数】  100問/900満点

【実地期間】 月~日のすべての曜日で実地

       ※祝日および所定の休業日を除く

【実地会場】 全国47都道府県、170か所以上の試験会場

       (東京20会場以上:新宿・池袋・渋谷・秋葉原・丸の内・三軒茶屋・お茶の水・府中・町田・立川等)

【受験料金】 6,000円(税抜)

【主催】    一般社団法人 日本パーソナルスタイリング復興協会

脚注[編集]

  1. ^ ファッションテック・エアークローゼットが産学連携プロジェクト開始[1]
  2. ^ 【繊研新聞】JaPPA 国内初のパーソナルスタイリング知識測定試験[2]
  3. ^ 【繊研新聞】JaPPA スタイリング試験でスキル可視化[3]
  4. ^ パーソナルスタイリング試験公式テキスト発売[https://jappa-official.stores.jp/items/5de097745b18a52a5c9fe19d

外部リンク[編集]