戸神山

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戸神山(とかみやま)は、群馬県沼田市戸神町・石墨町・下発知町にまたがる山である。「ぐんま百名山」の一つに選出されている[1]

戸神山
標高 771.6 m
所在地 群馬県沼田市
位置 北緯36度40分56秒 東経139度3分19秒 / 北緯36.68222度 東経139.05528度 / 36.68222; 139.05528
戸神山の位置(群馬県内)
戸神山
戸神山 (群馬県)
戸神山の位置(日本内)
戸神山
戸神山 (日本)
プロジェクト 山
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概要[編集]

戸神山は沼田市薄根地区池田地区に位置する標高771.6mの岩山で、円錐形の山体をなす。沼田市街地から眺望すると綺麗な三角形に見えるため、地元住民から通称「三角山(さんかくやま)」として親しまれるほか、池田地区では「石尊山(せきそんさん)」とも呼ばれる。山頂から沼田市街地周辺を一望でき、武尊山三峰山子持山などの山々が見える。

古くから山岳信仰の対象として親しまれた霊峰であり、山麓には虚空蔵菩薩堂や1500年(明応9年)開創の石尊山観音寺[2]、山頂には江戸時代からの石祠や石灯籠がある。また、明治から終戦後に亘っては金の採掘が行われ、現在もその廃坑跡が残る[1]。山中の洞窟では、紫水晶の採取が可能である。

1994年(平成5年)4月19日には、林野火災が発生し、22.82ヘクタールが焼失した。

2007年(平成19年)から2010年(平成22年)の冬季には、地元有志主催の「星の絆プロジェクト」により、南側斜面を中心にイルミネーションが灯された[3]

アクセス[編集]

  • 自動車

関越自動車道沼田ICから約10分。

  • 公共交通機関

JR沼田駅から関越バス迦葉山行で20分(6キロメートル)岡谷上バス停で下車。 岡谷上バス停より徒歩15分(約1.2キロメートル)で虚空蔵尊。[4]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ぐんま百名山 戸神山 - 群馬県
  2. ^ 石尊山観音寺
  3. ^ 星の絆とは - 星の絆実行委員会
  4. ^ 登山ガイド - 沼田市

外部リンク[編集]