愛知祝祭管弦楽団

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愛知祝祭管弦楽団(あいちしゅくさいかんげんがくだん)は、日本のアマチュアオーケストラの一つで、愛知県を中心に活動を行う。マーラーの大編成交響曲やワーグナーのオペラ全曲公演など、管弦楽と合唱からなる大編成の楽曲を中心に取り組む。日本アマチュアオーケストラ連盟会員[1]

概要[編集]

  • 2005年7月、「愛知万博祝祭管弦楽団」として集まったメンバーにより設立[2]
  • 2005年8月、「マーラープロジェクト名古屋」に改称[2]
  • 2010年10月、「ワーグナープロジェクト名古屋」に改称[2]
  • 2013年9月、「愛知祝祭管弦楽団」に改称[2]
  • 2014年5月、パルジファル公演を実施した「ワーグナープロジェクト名古屋実行委員会」が「第9回名古屋音楽ペンクラブ賞」受賞[2]
  • 2016年12月、音楽監督に三澤洋史が就任[2]

年表[編集]

  • 2005年7月17日:愛知万博祝祭管弦楽団 スペシャルコンサート
    • 曲目:マーラー 交響曲第5番、モーツアルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」[3]
  • 2006年10月8日:マーラープロジェクト名古屋「大地の歌」演奏会
    • 曲目:マーラー 交響曲「大地の歌」、ワーグナ一 楽劇 「ニュルンベルグのマイスタージンガー」抜粋 [4]
  • 2010年8月29日:マーラープロジェクト名古屋管弦楽団演奏会
    • 曲目:マーラー 交響曲第4番、ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」から抜粋 [5]
  • 2013年8月25日:ワーグナー舞台神聖祝祭劇「パルジファル」
    • 曲目:ワーグナー舞台神聖祝祭劇「パルジファル」全三幕 [6][7][8][9]
  • 2014年10月26日
    • 曲目:ワーグナー 楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(1幕の導入つき)
    • バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
    • ブルックナー 交響曲第8番(ハース版)[10]
  • 2015年7月25日:「嘆きの歌」2015 特別演奏会
    • 曲目:マーラー カンタータ「嘆きの歌」(1880年初稿版)、交響詩「葬礼」、花の章 [11]
  • 2015年9月22日: マーラー・フェステヴァル・オーケストラ・ジャパン ウィーン・ムジークフェライン公演
    • 曲目:マーラー 交響曲第二番「復活」[12]
  • 2016年9月11日:愛知祝祭管弦楽団 2016-2019「ニーベルングの指環」4部作 序夜「ラインの黄金」
    • 曲目:ワーグナー「ラインの黄金」全一幕 [13][14][15]
  • 2017年6月11日:愛知祝祭管弦楽団 2016-2019「ニーベルングの指環」4部作 第一夜「ワルキューレ」
  • 2018年9月2日:愛知祝祭管弦楽団 2016-2019「ニーベルングの指環」4部作 第二夜「ジークフリート」
    • 曲目:ワーグナー「ジークフリート」全三幕 [24]
  • 2019年8月18日:愛知祝祭管弦楽団 2016-2019「ニーベルングの指環」4部作 第三夜「神々の黄昏」
  • 【新型コロナウィルスの影響で公演中止】2020年9月5日,9月6日:愛知祝祭管弦楽団 三澤洋史のRING 2020 ワーグナー/序夜と3日間のための舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」4部作 三澤洋史によるダイジェスト版 ~2日間で描ききる指環のドラマ~
    • 曲目:ワーグナー「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」より[30]
  • 2021年8月15日:愛知祝祭管弦楽団 ワーグナー・ガラスペシャルコンサート
    • 歌劇「タンホイザー」から
      • 序曲(ドレスデン版)
      • 2幕から「この清き殿堂を」
      • 3幕から「夕星の歌」「ローマ語り~終幕」
    • 「トリスタンとイゾルデ」から
      • 前奏曲
      • 2幕「愛の二重唱」
      • 3幕「イゾルデの愛の死」
    • 歌劇「ローエングリン」から
      • 1幕への前奏曲~ローエングリン登場
      • 2幕2景から
      • 3幕への前奏曲~結婚行進曲、「はるかな国へ」
    • 舞台神聖祝祭劇「パルジファル」から 
      • 1幕の場面転換の音楽
      • 2幕 クンドリの場面
      • 3幕 終幕の場面[31]
  • 2022年8月28日:「トリスタンとイゾルデ」
    • 曲目:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」全三幕 [32][33][34]

出典[編集]

  1. ^ JAO 公益社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟 | 加盟オーケストラ(中部)より
  2. ^ a b c d e f 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  3. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  4. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  5. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  6. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  7. ^ “オペラ大作 市民挑むワーグナー「パルジファル」”. 読売新聞 名古屋社会面. (2013年8月25日) 
  8. ^ “大作オペラ拍手喝采”. 読売新聞 名古屋社会面. (2013年8月26日) 
  9. ^ “回顧2013 クラシック 地元オペラ豊作”. 中日新聞夕刊 文化欄. (2013年12月23日) 
  10. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  11. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  12. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  13. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  14. ^ 公演Reviews ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」」『Mostly Classic』2016年12月、日本工業新聞社、2016年10月20日。 
  15. ^ 希望の名古屋圏は可能か 愛知祝祭管弦楽団「アマチュアオーケストラのリング」という奇跡への軌跡」2018年06月、風媒社。 
  16. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  17. ^ https://www.nara-np.co.jp/news/20170620085111.html
  18. ^ “今年の舞台は「ワルキューレ」”. 中日新聞 名古屋社会面. (2017年6月9日) 
  19. ^ “ワーグナー大楽劇4年がかりで演奏 あす「ワルキューレ」上演”. 読売新聞 名古屋社会面. (2017年6月10日) 
  20. ^ “壮大な演奏のドラマ”. 日本経済新聞夕刊 文化欄. (2017年6月21日) 
  21. ^ “音楽の窓から世の中を眺めて「気持ち一発」アマチュアの偉業”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/classic/articles/20170707/org/00m/200/002000d 
  22. ^ “究極の重厚長大オペラ「リング」 日本人に受けるワケ”. 日経電子版「NIKKEI STYLE」. https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21379210R20C17A9000000/ 
  23. ^ “ワーグナー芸術に魅せられる「祝祭」の場―愛知祝祭管弦楽団「ワルキューレ」”. オペラ・エクスプレス. http://opera.jp.net/archives/6895 
  24. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  25. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  26. ^ “「ニーベルングの指環」4年がかり完結編 愛知祝祭管弦楽団”. 中日新聞夕刊. (2019-08-13  ). https://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=670524&comment_sub_id=0&category_id=204&from=news&category_list=204&fbclid=IwAR0RYI17C70jnr8vU5Y8BqCybSCVkPZtzWRh7en7yeKLKbFkc5aOCTq-5f4 
  27. ^ “4年がかりで演奏完結 東海地方のアマ楽団  ”. 読売新聞朝刊社会面  . (2019年8月19日) 
  28. ^ 日本ワーグナー協会 (2019), ワーグナーシュンポシオン 2019 巻頭インタビュー, 日本ワーグナー協会, ISBN 4865592040 
  29. ^ 音楽現代 2019年 10 月号アートページ, 芸術現代社, (2019), ASIN B07W6CC26M 
  30. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  31. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  32. ^ 愛知祝祭管弦楽団公式サイトより
  33. ^ “ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」 アマチュア楽団が全曲公演 名古屋”. CBC. (2022-08-28  ). https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/136703 
  34. ^ “愛知祝祭管弦楽団がオペラ全曲3年ぶり上演 県芸術劇場で28日”. 中日新聞. (2022-08-19  ). https://www.chunichi.co.jp/article/529207 

外部リンク[編集]